面接で相手の話が質問なのか分からないとき、何と返す?|『モダンファミリー』S09E13で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 面接で相手の話が質問なのか分からないとき、何と返す?|『モダンファミリー』S09E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン9第13話では、ヘイリーがニコール・ローズマリー・ペイジの会社 NERP の就職面接を受けます。ヘイリーはこの仕事を、アレックスに my one shot at a real career(本物のキャリアへのたった一度のチャンス)と話していました。

面接では、相手の話が質問なのか、ただの前置きなのか迷う瞬間があります。この回のヘイリーは、まさにその判断に何度も振り回され、短い確認や謝罪の言葉が行き交います。

目次

「Was that a question?」で確かめる

面接の場面で、ニコールは自分の会社の評判を自分から持ち出します。ヘイリーはそれに、確認の一言で応じます。

Nicole Rosemary Page: People say that NERP is nothing more than a con job, a cash-grab vanity project from a kooky actress.
(NERP なんて、変わり者の女優がお金目当てで始めた見栄の事業で、ただのペテンだって言われてるの。)

Nicole Rosemary Page: Ugh.
(はあ。)

Haley: Oh, I’m sorry.
(あ、すみません。)

Haley: Was that a question?
(今のは質問でしたか?)

Nicole Rosemary Page: No.
(いいえ。)

Haley: Oh, okay.
(あ、そうですか。)

Nicole Rosemary Page: But is it true?
(でも、それって本当?)

Modern Family Season9 Episode13 (In Your Head)

People say that ~ は「〜と言われている」と世間の声を紹介する前置きで、nothing more than ~ は「〜にすぎない」です。この形で始まる話は、自分の意見を述べる前置きなのか、相手の意見を求めているのかが分かりにくくなります。

そこで使えるのが Was that a question?(今のは質問でしたか?)です。前に Oh, I’m sorry. を添えると、相手の話をさえぎったことへの気づかいが加わります。面接のような改まった場では、Sorry, are you asking me ~?(〜についてのご質問ですか?)と内容まで含めて確かめる言い方もあります。ニコールは「いいえ」と答えたうえで、But is it true? と改めて本当の問いを向けます。前置きのあとに本題の質問が来る、という流れがよく分かるやりとりです。

続く場面では、逆のことが起こります。

Nicole Rosemary Page: But you know what that place became?
(でも、その場所が何になったか知ってる?)

Haley: Disneyland.
(ディズニーランド。)

Nicole Rosemary Page: That was not a question.
(今のは質問じゃないの。)

Haley: Oh, I I’m sorry.
(あ、す、すみません。)

Modern Family Season9 Episode13 (In Your Head)

You know what ~? の形は、答えを求めずに話を盛り上げる修辞疑問として使われることがよくあります。ここでヘイリーが先に答えてしまったため、ニコールは That was not a question. と制します。

「That was a question!」と、ほめてから断る言い方

今度は反対に、ニコールが返事を待っていた場面です。自分の会社の目標を語ったあと、ニコールはこう言います。

Nicole Rosemary Page: It’s a world changer.
(世界を変えるものなの。)

Nicole Rosemary Page: It’s a road map to the future.
(未来への道しるべなのよ。)

Nicole Rosemary Page: That was a question!
(今のは質問よ!)

Modern Family Season9 Episode13 (In Your Head)

It’s a world changer. も It’s a road map to the future. も、文の形は疑問文ではありません。それでもニコールは「質問だった」と言い、ヘイリーに反応を求めます。英語の会話では、相手が言葉を切ったあとの間に、同意や感想を返す合図が含まれていることがあります。world changer は「世界を変えるもの」、road map は「道路地図」から転じて「行程表、道しるべ」の意味で使われます。

このあと、ニコールは不採用を伝えます。

Nicole Rosemary Page: I really liked your writing sample, it’s true.
(書いてくれた文章、すごくよかった。それは本当よ。)

Nicole Rosemary Page: But
(でも)

Nicole Rosemary Page: we have a lot of candidates with more experience and famous-er parents, so fly away, little birdie.
(経験が豊富で、親がもっと有名な候補者がたくさんいるの。だから飛んでおいき、小鳥さん。)

Modern Family Season9 Episode13 (In Your Head)

I really liked ~, but … は、相手のよかった点を先に伝えてから本題に入る形です。it’s true を添えて、ほめ言葉がお世辞ではないと念を押しています。

we have a lot of candidates with more experience は「経験豊富な候補者が大勢いる」で、不採用の理由として見かけることがある言い回しです。famous-er は famous の比較級を崩した冗談めいた形で、正しくは more famous です。fly away, little birdie は、小鳥を放すように相手を送り出す、くだけた言い方です。

「Does that mean ~?」で結果を確かめる

不採用を告げられても、ヘイリーは引き下がりません。食い下がったあと、面接の流れが変わり、ヘイリーは最後にこう確かめます。

Haley: So, um, does that mean that I will see you Monday morning?
(それじゃあ、えっと、月曜の朝にお会いできるってことですか?)

Nicole Rosemary Page: Let’s make it Tuesday ‘cause I like to spend Mondays in a flotation tank.
(火曜にしましょう。月曜はフローティングタンクで過ごすのが好きなの。)

Modern Family Season9 Episode13 (In Your Head)

Does that mean (that) ~? は「それは〜ということですか?」と、相手の言葉が示す結果を確かめる言い方です。ヘイリーは「採用ですか」と直接は聞かず、I will see you Monday morning と出勤日を言うことで答えを引き出しています。結果を確かめつつ、前向きな返事を想定した聞き方になっています。Does that mean I got the job?(採用ということですか?)と聞くよりも、次の一歩を自分から示す聞き方とも読み取れます。

ニコールの Let’s make it Tuesday. の make it + 日時 は、「(予定を)〜にする」という意味です。Can we make it three o’clock?(3時にしてもらえますか?)のように、約束の時間を決めたり変えたりするときによく使われます。曜日を言い換える形で、ニコールは採用を伝えています。こうしてヘイリーは、NERP で働くことになります。

まとめ|面接で迷ったときの英語

Was that a question? で確かめ、That was not a question. や That was a question! で行き違いに気づく。I really liked ~, but … の断り方や、Does that mean ~?、Let’s make it Tuesday. まで、面接の受け答えに役立つ英語が並んでいます。

『モダンファミリー』のテンポのいい会話を観ながら、聞き返し方の幅を広げていきましょう。

客に高価なワインを開けられた夫婦の会話や、いなくなったルークを探す家族の英語は、同じ回のほかのコラムで取り上げています。

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