「give something a shot」の意味と使い方|『モダンファミリー』S01E13で学ぶ英会話

「give something a shot」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

うまくいくかどうか分からないことに対して、「とりあえずやってみようか」と軽い気持ちで一歩を踏み出したくなる瞬間が、ドラマにはよくあります。

そんな場面にぴったりの「give something a shot」を、『モダンファミリー』シーズン1第13話の中盤、デートがうまくいかなかった相手に、マニーが思いがけない提案を持ちかける場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「give something a shot」の意味とニュアンス

give something a shot
意味:試しにやってみる、ダメ元で挑戦してみる

give something a shotは、結果がどうなるか分からないことに対して、とりあえず一度挑戦してみようという前向きな姿勢を表すカジュアルな口語表現です。深く考え込んで動けなくなるより先に、まず行動へ移してみようという軽やかな背中の押し方が特徴です。shotはもともと「(銃の)一発」を意味する単語で、そこから「一度の試み」を指すようになったとされています。

新しい仕事や趣味、人間関係を始めるかどうか迷っている場面や、友人や同僚に何かを提案するときに使われる、日常に溶け込んだ表現です。give it a shotの形で使われることが多く、対象を明示しない場合でも文脈から自然に伝わります。深刻に考え込むというより、軽やかに背中を押すような響きを持っているのが特徴です。

似た表現に比べてカジュアルな響きが強いため、初対面のビジネスシーンよりも、気心の知れた相手との会話や、自分自身に向けた前向きな決意を語るときにしっくりくる場面が多く見られます。失敗を恐れて動けなくなりそうなときに、自分自身へ小さな許可を出すための一言としても重宝します。うまくいかなかったとしても大きく後悔しないよう、あらかじめ心の準備をしておく効果もあります。

【ここがポイント!】

  • 核は「結果は分からないが、とりあえず一発撃ってみる」というイメージ
  • 深刻さより軽やかさが先に立つ、カジュアルな挑戦のニュアンス
  • 気心の知れた相手との会話や、自分への前向きな決意表明にしっくりくる

『モダンファミリー』S01E13のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

読書クラブを通じて知り合ったホイットニーとのデートを終えたマニーは、思うような結果にならなかったことを丁寧な言葉で詫びます。年齢不相応にフォーマルな言い回しで将来の約束を切り出すマニーに、ホイットニーがどう応じるかに注目です。

Manny: I’m sorry this didn’t turn out like you wanted.
(君の望みどおりにならなくて、申し訳なく思っています。)

Whitney: That’s okay. Probably didn’t turn out how you wanted it either.
(いいのよ。あなたの思いどおりにもならなかったでしょうしね。)

Manny: I’ll tell you what. If neither of us is with anybody in 10 years, how about you and me give it a shot?
(こうしましょう。もし10年後にお互い誰とも付き合っていなかったら、僕たちで試してみませんか?)

Whitney: That’s disturbing. But maybe.
(それ、ちょっと引くけど……まああり得るかもね。)

Modern Family Season1 Episode13 (Fifteen Percent)

シーン解説と心理考察

デートが思うような結果にならなかったことを、マニーは「望みどおりにならなくて、申し訳なく思っています」と丁寧な言葉で詫びます。年齢不相応にフォーマルな言い回しと、10年後という遠い未来まで見据えた提案の仕方には、マニーらしいロマンチストな一面がよく表れています。

ホイットニーの「それ、ちょっと引くけど……まああり得るかもね」という返しからは、突飛な提案に戸惑いながらも真剣に受け止めようとする様子がうかがえます。ぎこちない一幕を、マニーが自分なりの誠実さで締めくくろうとする場面です。

年齢に見合わない落ち着いた提案の仕方と、それを真正面から受け止めようとするホイットニーの反応との温度差が、この一幕をより印象深いものにしています。うまくいかなかった今この瞬間を悲観するのではなく、未来に希望をつなげようとする発想の切り替え方にも、マニーらしい前向きさが表れています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

shot(銃の一発)を思い浮かべてみましょう。的に当たるかどうかは撃つ前には分からなくても、とりあえず一発撃ってみる、というイメージが「結果は分からないが、とりあえず挑戦してみる」という感覚につながります。

マニーが10年後の約束を切り出したのも、まさにこの一発を放つような提案でした。当たるかどうか分からない未来に向けて、まずは言葉にして差し出してみる、というイメージで覚えておくと、似たような場面でも自然に使えるようになります。狙いを定めすぎず、軽い気持ちで矢を放つ感覚を持っておくと、この表現の温度感がつかみやすくなります。

例文で覚える「give something a shot」

結果が分からないことに挑戦してみようというとき、give something a shotは幅広い場面で使われます。3つの例文で確認していきましょう。

I’ve never cooked Thai food before, but I’ll give it a shot.
(タイ料理を作ったことはないけど、試しにやってみるよ。)
新しい料理に初めて挑戦する場面です。beforeを添えることで、未経験であることを強調しています。

We’re not sure this marketing strategy will work, but let’s give it a shot.
(このマーケティング戦略がうまくいくか分からないが、試してみよう。)
会議で新しい施策を提案する場面です。let’sを使うことで、チーム全体で挑戦する姿勢を伝えています。

A: Are you going to apply for the promotion?
B: I’m not sure I’m ready, but I’ll give it a shot.
(A:昇進に応募するの?)
(B:準備できてるか分からないけど、挑戦してみるよ。)
職場でキャリアの決断を話し合う会話です。not sureと続けることで、不安を抱えながらも前向きに挑戦する気持ちを表しています。

あわせて覚えたい関連表現

give it a try
(試しにやってみる)
give it a shotとほぼ同じ意味で使えますが、shotの方がややカジュアルで「一発勝負」のニュアンスが強く、tryはより幅広い場面で使えます。

take a chance on something
(~に賭けてみる、リスクを取ってみる)
give something a shotが「とりあえずやってみる」という軽さを含むのに対し、take a chance onは「リスクを承知の上で賭ける」という緊張感がある表現です。

go for it
(思い切ってやってみる)
give something a shotが対象(it/something)を明示するのに対し、go for itは対象を明示せず「とにかく踏み出せ」という励ましの掛け声としてよく使われます。背中を押す一言としても頻繁に登場します。

Note|give it a shot / give it a try / take a chance on の使い分け

「試しにやってみる」という似た場面では、give it a shotのほかにもいくつかの言い方が使われます。同じような場面で置き換えられる表現ほど、実は微妙な温度差を持っていることが少なくありません。

give it a shotは、shotという単語が持つ「一発勝負」のイメージから、結果を深く考えすぎずに軽く挑戦してみるニュアンスが強い表現です。give it a tryはより一般的で、どんな場面でも使いやすい万能タイプの言い方といえます。一方でtake a chance onは、chance(運・賭け)という単語が示すとおり、失敗するかもしれないリスクを承知の上で踏み出すという緊張感が加わります。友人同士の軽い会話ではshotやtryが選ばれやすく、転職やお金が絡む決断のような場面では、take a chance onの方がしっくりくる傾向があります。

マニーが10年後の約束を持ちかけた場面のように、結果が読めない未来に軽やかに言葉を差し出すような状況では、shotの持つ軽さがこの表現の選ばれやすさにつながっています。深刻に構えすぎず、まずは言葉にしてみるという姿勢そのものが、この表現の持ち味だといえます。

選ぶ言葉の重さが、そのまま覚悟の重さを映し出しています。

まとめ|結果が読めない未来に、軽やかな一言を

give something a shotは、結果が分からないことに対して、とりあえず一度挑戦してみようという前向きな姿勢を表す表現です。

深く考えすぎず、まずは行動に移してみるという軽やかな姿勢を伝えたいときに、会話にすっと馴染みます。

デートの結果に落ち込むことなく、10年後という遠い未来に向けて言葉を差し出したマニーの提案からも分かるように、結果を恐れず一歩を踏み出す後押しになる、そんな一言です。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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