「a little birdie told me」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S05E04で学ぶ英会話

「a little birdie told me」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「誰から聞いたかは内緒だけど」と、情報源をあえてぼかしながら、ちょっと得意げに噂や知らせを伝えたくなること、ありますよね。

そんなときにぴったりの「a little birdie told me」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン5第4話の前半、ペニーの部屋で女性3人が脱毛をしながらラージの相手を探すシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「a little birdie told me」の意味とニュアンス

a little birdie told me
意味:小耳に挟んだ・ある人から聞いた(誰からかは言わないけど)

直訳は「小さな小鳥が私に教えてくれた」。情報を手に入れたけれど、「誰から聞いたか」を明かしたくない、あるいはあえて明かさないときに使う、おどけた言い回しです。

情報源を伏せる理由はさまざまです。教えてくれた人を守りたいとき、内緒の情報をそっと共有したいとき、あるいは「知ってるよ」ともったいぶって楽しみたいとき。どの場合も、深刻ではなく、どこか軽くてかわいらしいトーンをまとっているのが特徴です。

誕生日やサプライズを「実は知ってるんだ」とほのめかす場面でも使われ、相手を和ませる柔らかさを持っています。

【ここがポイント!】

  • 「小鳥が教えてくれた」=情報源は秘密、というおどけた一言
  • 噂や知らせを、深刻にならず軽やかに伝えられる表現
  • 誰から聞いたかを言いたくないときの、かわいいぼかし方として使うのがコツ

『ビッグバン★セオリー』S05E04のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ペニーの部屋で、ペニー・エイミー・バーナデットの3人が脱毛をしながら、孤独なラージにふさわしい相手を探しています。製薬会社で働くバーナデットが、職場で出会った既婚女性を候補に挙げ、ある事情を情報源を伏せながら打ち明けます。

Bernadette: You know, I met a really cute girl at work. She’s married to a guy in one of our drug trials.
(そういえば、職場ですごくかわいい子に会ったの。うちの治験の参加者の奥さんなんだけど)

Penny: Well, hello? She’s married.
(ちょっと、何言ってるの?その人、既婚者じゃない)

Bernadette: Yeah, but her husband is in serious congestive heart failure, and a little birdie told me he’s in the placebo group.
(そうなんだけど、旦那さんは重い病気でね、それで、ある人から聞いたんだけど、彼は偽薬のグループらしいのよ)

The Big Bang Theory Season5 Episode4(The Wiggly Finger Catalyst)

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シーン解説と心理考察

バーナデットが「a little birdie told me」と前置きすることで、本来は外部に漏らすべきでない治験の情報を、こっそり共有しているニュアンスがにじみます。情報源をぼかす言い回しが、「これは内緒の話なんだけど」という空気を一言でつくり出しているのが見どころです。

このシーンのおかしみは、内容の重さと口調の軽さのギャップにあります。かなりブラックな事情を、まるで世間話のように軽やかに語るバーナデットの調子が、彼女のあっけらかんとしたキャラクターをよく表しています。情報源を伏せる「小鳥」の表現が、その軽妙なトーンをいっそう引き立てていると言えます。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

肩の上に小鳥がちょこんと止まって、耳元で「ねえねえ、知ってる?」とそっとささやいてくる様子を思い浮かべてみてください。教えてくれたのは小鳥なので、誰が情報源かは分からないまま。つまり「情報の出どころは秘密」というわけです。

本編で、バーナデットが内緒の事情を「小鳥さんから聞いた」とおどけて伏せた瞬間を重ねると、「言いたくない情報源を、かわいくぼかす」というこの表現の感覚が、まるごと記憶に残ります。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「a little birdie told me」

情報源をぼかす場面から、サプライズをほのめかす場面まで、幅広く見ていきましょう。

A little birdie told me it’s your birthday tomorrow.
(ある人から聞いたんだけど、明日あなたの誕生日なんだってね)
相手の誕生日を知っていることを、おどけてほのめかす場面です。最も典型的で、ほほえましさのある使い方です。

A little birdie told me the office might close early on Friday.
(金曜はオフィスが早く閉まるかもって、ちょっと聞いたよ)
社内の噂を同僚にそっと共有する場面です。情報源を明かさずに伝える、本来のぼかしの用法がよく出ています。

A: How did you know I got the promotion?
B: Oh, a little birdie told me. Congrats!
(A:私が昇進したこと、どうして知ってるの?)
(B:いやあ、ある人からね。おめでとう!)
情報源を聞かれてはぐらかす会話です。返しの中で a little birdie だけでも自然に通じることが分かります。

あわせて覚えたい関連表現

I heard through the grapevine
(風の噂で聞いた)
grapevine は「人づての噂のネットワーク」を指します。a little birdie より、「誰からともなく広まった噂」というニュアンスが強い表現です。

word on the street
(街のうわさでは)
より広く出回っている噂を指します。個人的にそっと教わった a little birdie とは、情報の広がり方が違うのが使い分けのポイントです。

rumor has it
(噂によると)
中立的な言い回しで、a little birdie のようなおどけたかわいらしさはありません。事実を淡々と「噂では」と前置きするときに使われます。

Note|「小鳥が告げる」表現の文化的ルーツ

なぜ情報源を「小鳥」に託すのでしょうか。鳥が知らせを運ぶというモチーフは、実はとても古くからあるものとされています。

旧約聖書の伝道の書には、「空の鳥がその声を伝え、翼あるものがそのことを告げる」といった趣旨の一節があると言われ、これが「鳥が秘密を運ぶ」というイメージの源流の一つとされています。さらにシェイクスピアの作品にも、鳥が知らせをもたらすという表現が見られると語られています。こうした「鳥=伝令」という文化的なイメージが、長い時間をかけて受け継がれ、やがて「a little birdie told me(小鳥が教えてくれた)」という、情報源をぼかす現代の言い回しへとつながっていったと考えられています。

背景を知ると、この表現がただのかわいい言い回しではなく、古くからの文化的なイメージに根ざしていることが見えてきます。情報源を「小鳥」に委ねる感覚には、長い歴史の重なりがあるわけです。

ひとつの言い回しに、こんなにも遠い来歴が宿っているのですね。

まとめ|情報源を、そっと小鳥に託す

a little birdie told me は、情報の出どころをあえて伏せながら、噂や知らせを軽やかに伝える表現です。深刻にならず、どこかおどけた響きを持っているのが魅力と言えます。

内緒の情報をそっと共有したいとき、相手のサプライズを知っていると匂わせたいとき。この一言を添えるだけで、会話に柔らかないたずらっぽさが生まれます。

「誰から聞いたかは秘密」というニュアンスを、会話のレパートリーに加えてみてください。

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