「contagious」「carrier」うつさない・うつらない気遣いの英語|『ビッグバン★セオリー』S01E11で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「contagious」「carrier」うつさない・うつらない気遣いの英語|『ビッグバン★セオリー』S01E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、ビッグバン★セオリー シーズン1 第11話に登場する、感染への気遣いをめぐるやりとりです。旅行から戻ったペニーに対するシェルドンの過剰な警戒と、逆に感染源扱いされたペニー自身の反論が、対照的な形で描かれます。

うつる・うつらないを伝える表現は日常会話でも使う場面が多いものの、状況によって言葉の強さが変わります。contagiousとcarrierという似た響きの語の使い分けから見ていきます。

目次

「not contagious」と「germophobe」――潔癖症の弁明

家族旅行から戻ったペニーが、週末に家族が体調を崩していたと話した直後の場面です。シェルドンが警戒を強める中、レナードがまず割って入ります。

Leonard: Sheldon, relax, she doesn’t have any symptoms, I’m sure she’s not contagious.
(シェルドン、落ち着けよ。彼女には症状なんて何もない、うつるはずないだろ。)

TBBT Season1 Episode11 (The Pancake Batter Anomaly)

not contagious は「うつる状態ではない」ことを伝える言い方で、相手を安心させたいときに使えます。シェルドンはそれでも警戒を解かず、ペニーに立ち去るよう求める場面へと続きます。

Leonard: Penny, you’ll have to excuse Sheldon, he’s a bit of a germophobe.
(ペニー、シェルドンのことは大目に見てやってくれ。ちょっとしたgermophobeなんだ。)

Penny: Oh, it’s okay, I understand.
(ああ、大丈夫、わかるわ。)

Sheldon: Thanks for your consideration, now please leave.
(配慮に感謝する。さあ、もう帰ってくれ。)

TBBT Season1 Episode11 (The Pancake Batter Anomaly)

you’ll have to excuse [someone] は「〜のことは大目に見てほしい」という意味で、身近な人の変わった言動をやんわり弁明するときに便利な型です。レナードはこの一言でペニーの気分を害さないよう配慮しつつ、シェルドンのgermophobe(潔癖症)ぶりを説明しています。一方のシェルドンは遠回しな言い方をせず、now please leave(もう帰ってくれ)とストレートに立ち去りを求めており、二人の対応の温度差が表れています。

「carrier」と「doomed」――感染源にされた側の反論

場面はチーズケーキファクトリーに移り、店内で働くペニーのもとにシェルドンが現れます。感染源扱いされたペニーは、すぐに言い返します。

Penny: How could you have gotten it from me, I’m not sick.
(私からうつったはずないでしょ、病気じゃないもの。)

Sheldon: You’re a carrier. All these people here are doomed. You’re doomed!
(君はcarrierなんだ。ここにいる人間は全員doomedだ。君もdoomedだ!)

TBBT Season1 Episode11 (The Pancake Batter Anomaly)

carrier は症状がなくても病原体を持ち運んでいる人を指す語で、ここでは「感染源になっている人」というニュアンスで使われています。doomed は「終わりだ、助からない」という強い言い方で、シェルドンは店内にいる客まで巻き込む勢いで大げさに危機感をあおっています。

表現 ニュアンス
not contagious うつる状態ではない、相手を安心させる言い方
germophobe 潔癖症、細菌や感染を過度に恐れる人を指す語
carrier / doomed 感染源になっている人 / 終わりだ、大げさな危機感の表現

まとめ|気遣いの言葉にも温度差がある

not contagiousのようにやんわり安心させる言い方から、carrier・doomedのように大げさに危機感を表す言い方まで、感染への気遣いを伝える表現には幅があります。相手や場面に応じてどの強さの言葉を選ぶかが、会話の印象を左右します。

感染への気遣い一つとっても、キャラクターごとの違いが表れる、そんな『ビッグバン★セオリー』の世界がここにも広がっています。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。

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