相手の様子がいつもと違うと感じたときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E07で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 相手の様子がいつもと違うと感じたときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第7話から、相手の様子がいつもと違うと感じたときの英語を取り上げます。エイミーの受け答えに引っかかりを覚えたシェルドンが、本人に指摘し、友人たちにも胸の内を打ち明けます。

違和感は、断定すると角が立ちやすいものです。根拠のない「気がする」をどう英語にするのか、シェルドンたちの言葉を手がかりに場面ごとに見ていきます。

目次

「Is it me, or ~?」で違和感をやわらかく指摘する

舞台はシェルドンとエイミーの部屋です。夕食の相談の途中、シェルドンがエイミーの部屋の工事の様子を見に寄ろうと言うと、エイミーは工事現場だからと止め、夕食の話に戻します。シェルドンが大家に苦情の電話をしようかと申し出ても、エイミーは再び夕食の話を振ります。

Amy: Good stuff. So, uh, what about dinner?
(いいわね。それで、えっと、夕食はどうするの?)

Sheldon: Is it me, or are you purposely changing the subject?
(僕の気のせいか、それとも君はわざと話をそらしているのか?)

TBBT Season10 Episode07

Is it me, or ~? は「自分の気のせいかもしれないけど、〜じゃない?」と、指摘を自分の受け止め方として差し出す型です。直訳すれば「問題は私なのか、それとも〜なのか」で、相手を一方的に責める形を避けられます。change the subject は「話題を変える・話をそらす」で、ここではpurposely(わざと)が付いて、意図的にそらしていないかを問う形になっています。

似た働きを持つ言い方に、Maybe it’s just me, but ~(私だけかもしれないけど)があります。こちらは先に前置きを置いてから本題を言う形で、Is it me, or ~?と同じく、自分の感じ方として話を切り出せます。

Amy: No. And on the subject of subjects, is your use of the word subject the same or different as when we speak about the subject of a king?
(いいえ。それと、話題という話題で言うと、あなたの言うsubjectという言葉は、王の臣民の意味で言うときと同じなのかしら、違うのかしら?)

Sheldon: I have a feeling you’re still doing it.
(君はまだそれを続けている気がする。)

TBBT Season10 Episode07

エイミーは否定しつつ、subjectという語そのものを話題にしてみせます。シェルドンの I have a feeling ~ は「〜な気がする」で、確かな根拠はないけれどそう感じる、という言い方です。I think ~ よりも感覚に寄った響きがあり、予感めいた違和感を伝えるのに向いています。この回では、後のカフェテリアの場面でthe feeling thatの形も出てきます。そう言いながらも、シェルドンはこのあとその話題に乗っていきます。

「acting a bit odd lately」で第三者に打ち明ける

別の場面、カフェテリアでは、黙り込んでいるシェルドンにレナードが声をかけます。

Leonard: You’re awful quiet, everything okay?
(やけに静かだね、大丈夫?)

Sheldon: I’m concerned about Amy. She’s acting a bit odd lately.
(エイミーのことが気がかりだ。最近、彼女の様子が少しおかしい。)

Howard: Oh. Well, just out of curiosity, what registers as odd to you?
(へえ。で、ちょっと興味本位で聞くけど、お前にとって何が「おかしい」になるんだ?)

Sheldon: Her behaviour. No, I have the feeling that she’s hiding something.
(彼女の振る舞いだ。いや、彼女は何かを隠している気がする。)

Leonard: I wouldn’t worry about it. She’s probably just distracted by work.
(僕なら気にしないけどな。たぶん仕事で気が散ってるだけだよ。)

TBBT Season10 Episode07

act + 形容詞 は「〜な振る舞いをする」で、lately(最近)と組み合わせると、ふだんとの違いを伝えられます。a bitを挟んで「少し」と和らげているのもポイントです。oddの代わりにstrangeやweirdを入れても、同じ形が成り立ちます。

レナードの You’re awful quiet は、awfulを「ひどく」の意味で副詞的に使う口語で、様子の違う相手への声かけとして自然な形と言えます。後半のeverything okay?はIs everything okay?を縮めた形で、軽く気づかう場面に向いた短い問いかけです。

ハワードの just out of curiosity は「単なる好奇心で聞くけど」と質問の前に添える前置きで、ここではシェルドン自身の風変わりさをからかう含みも読み取れます。レナードの I wouldn’t worry about it. は「僕なら気にしない」と心配をなだめる返しです。自分ならそうしないという仮定の形をとるため、Don’t worry.と言い切るよりも柔らかく響きます。ただしレナードは、向かいの部屋の場面でバーナデットから事情を聞いており、この直後にシェルドンへ打ち明けることになります。

まとめ|「気がする」を英語で添える

今回は、Is it me, or ~?、I have a feeling ~、acting a bit odd lately、I wouldn’t worry about it.を見てきました。違和感を断定せずに伝える言い方を持っておくと、相手を責めずに気になることを口にできます。

小さな引っかかりをめぐる会話から、英語の距離の取り方が見えてくる場面です。

同じ回のほかのコラムやフレーズ記事では、この騒動の別の側面の英語も取り上げています。

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