「Called my bluff.」に見る、社交辞令のつもりの申し出が本気で受けられたときの英語|『ビッグバン★セオリー』S09E19で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「Called my bluff.」に見る、社交辞令のつもりの申し出が本気で受けられたときの英語|『ビッグバン★セオリー』S09E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン9 第19話から、社交辞令のつもりの申し出が本気で受けられたときの英語を取り上げます。作業場で組み立てを進めるレナードとハワードのもとへ、ペニーとバーナデットが顔を出す場面が舞台です。

「何か手伝えることはある?」という定番の一言に、「実はできるよ」という答えが返ってきたら、どう受ければよいのでしょうか。ペニーが口にするCalled my bluff.を中心に、順番に見ていきましょう。

目次

「Called my bluff」社交辞令が本気で受けられる

ハワードの作業場で、レナードとハワードが基板のはんだ付けを含む地道な作業を進めています。やって来たペニーが進み具合を尋ねるところからのやり取りです。

Penny: So, how’s it goin’?
(それで、調子はどう?)

Leonard: Good. Slow.
(順調だよ。遅いけど。)

Howard: There’s a lot of tedious setup, but once we get through that it should go quicker.
(面倒な下準備が多いんだ。でも、そこを乗り切れば速くなるはずだよ。)

Penny: Is there anything we can do to help?
(何か私たちに手伝えることはある?)

Leonard: You know what, this part isn’t that technical. You actually could.
(あのさ、この部分はそれほど技術的じゃないんだ。君たちにも実際できるよ。)

Penny: Wow, really? Called my bluff. All righty then.
(わあ、ほんと? はったりを見抜かれちゃった。それじゃ、やりますか。)

TBBT Season9 Episode19

call someone’s bluff は「はったりを見抜く」「はったりなら実行してみろと出る」という言い回しで、トランプのポーカーに由来するとされます。ここでは、手伝いを申し出た側のペニーが、承諾されて初めて自分の申し出をbluffだったと認める形になっているのが面白いところです。

レナードの返しの You actually could. では、actuallyが「(予想に反して)実際に」という含みを添えています。couldの後ろに来るはずの動詞を繰り返さず、助動詞だけで受ける省略の形です。

続くペニーのWow, really?と All righty then. に、予想外の展開を受け止めて気持ちを切り替えるまでの間合いが表れています。All rightyはAll rightのくだけた変形です。

ハワードの台詞にある get through ~(〜を乗り切る、切り抜ける)と、見込みを控えめに示すshouldもあわせて押さえておきたい表現と言えます。

「it’d be great if you guys could」本気の頼みに変わる

社交辞令で終わりそうだった申し出は、ここから具体的な作業の分担に変わっていきます。バーナデットの念押しに、ハワードが答える場面です。

Bernadette: Can we really help?
(私たち、本当に手伝えるの?)

Howard: While we finish soldering these boards, it’d be great if you guys could wrap these pipe fittings with Teflon tape.
(俺たちがこの基板のはんだ付けを終わらせる間、この配管継手にテフロンテープを巻いてもらえると助かるよ。)

Leonard: I’ll show you how to do one.
(ひとつ、やり方を見せるよ。)

TBBT Season9 Episode19

バーナデットの Can we really help? は、reallyのひとことで「本当に役に立てるの?」と念を押す確認です。そこに返ってきたのが、具体的な頼みでした。

it’d be great if ~ could… は「〜してもらえるとありがたい」という依頼の型です。it wouldと仮定の形にすることで押し付けを避けながら、頼みたい内容をはっきり伝えられます。

文頭の While we finish ~ing は「こちらが〜を終わらせる間に」と、同時進行の役割分担を示す形です。この一言で誰が何をするかが一気に具体的になるのが分かります。

レナードの I’ll show you how to do one. は、how to ~(〜のやり方)を目的語にした形です。まずひとつやってみせるという申し出で、引き受けた相手を迎え入れる流れが締めくくられています。

まとめ|受けられた申し出は段取りに変わる

今回は、社交辞令のつもりの申し出が本気で受けられる瞬間のCalled my bluff.と、そこから実際の作業を頼むit’d be great if you guys couldの流れを見てきました。申し出、承諾、段取りという一連の流れごと覚えると、それぞれの表現の距離感がつかみやすくなります。

次回も『ビッグバン★セオリー』と一緒に英語を学んでいきましょう。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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