無理をしていないか相手を気づかうときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E06で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 無理をしていないか相手を気づかうときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E06で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第6話から、体を気づかう場面の英語を取り上げます。手術を受けたハワードと、2人目の子を妊娠中のバーナデット。互いに相手を気にかける言葉が、短い会話の中に何度か出てきます。

「無理してない?」と聞く側と、「大丈夫」と返す側。どちらの言い方も、家族や同僚への日常の気づかいにそのまま使える短い形をしています。

目次

「overdoing it」と「just to be safe」

術後のハワードが、横になって映画でも見ようとバーナデットを誘います。バーナデットは、16週の健診に行き、夕食を買ってきて、ハレーも連れていくと答えます。そこでハワードが確かめます。

Howard: You-you sure you’re not overdoing it?
(む、無理しすぎてないよな?)

Bernadette: No, it’s fine.
(ううん、平気よ。)

TBBT Season11 Episode06

overdo it は「やりすぎる、無理をする」という意味です。You sure ~? は Are you sure ~? の Are を省いた口語の形で、「本当に〜ないよね?」と念を押す響きになります。

注目したいのは返事の No です。否定の形で聞かれた質問に「無理していない」と答えるので、英語では No になります。日本語の「うん、大丈夫」と感覚がずれやすいところで、No, it’s fine. の形で覚えておくと迷いにくくなります。

後の場面で、健診から戻ったバーナデットに、ハワードが How was the doctor? と様子を聞きます。the doctorで「診察」や「通院」を指す、くだけた言い方です。バーナデットは知らせがあると切り出し、双子ではないと伝えたあと、こう続けます。

Bernadette: The doctor said I was overdoing it, so she put me on bed rest just to be safe.
(先生に、無理しすぎだって言われたの。それで念のため、安静にするよう指示されたわ。)

TBBT Season11 Episode06

さきほど「平気」と答えたoverdoing itが、医師の言葉としてそのまま返ってくる流れになっています。put someone on bed rest は「〜に安静を指示する」、just to be safe は「念のため」です。似た just in case が「万一に備えて」と起こりうる事態に目を向けるのに対し、just to be safe は安全側を選ぶ理由を添える響きがあると言われます。

「Want me to go with you?」と「I’ll be fine.」

エピソードの前半には、手術を前にしたハワードにバーナデットが声をかける場面があります。

Bernadette: You doing okay?
(大丈夫?)

Howard: No, I’m very nervous.
(いや、めちゃくちゃ緊張してる。)

TBBT Season11 Episode06

You doing okay? は Are you doing okay? の省略形で、体調や気持ちを軽く確かめる問いです。ハワードは「平気」とは言わず、緊張していると正直に返しています。

名前が呼ばれたあと、バーナデットが付き添いを申し出ます。

Bernadette: Want me to go with you?
(一緒に行こうか?)

Howard: No. I’ll be fine.
(いや。平気だよ。)

TBBT Season11 Episode06

Want me to ~? は Do you want me to ~? を短くした、手伝いを申し出る形です。返事の I’ll be fine. は「この先も大丈夫」と、申し出をやわらかく断るときに使えます。同じ場面で緊張していると認めながら、付き添いの申し出には I’ll be fine. と返しているのが印象的です。

その場にはラージもいて、we got this(任せて)と口を挟みます。最後にハワードは Wish me luck.(うまくいくよう祈ってて)と言います。送り出してもらうときの短い一言で、言われた側は Good luck. や You’ll be fine. のように返すのが自然です。

I’ll be fine. と I’m fine. の違いにも触れておくと、I’m fine. が「今は大丈夫」と現在の状態を伝えるのに対し、I’ll be fine. は「この先も何とかなる」と見通しを伝える形です。手術や面接のように、これから何かに臨む場面では I’ll be fine. のほうがしっくりきます。

まとめ|気づかう一言と、大丈夫の返し

今回は、You sure you’re not overdoing it?で無理をしていないか確かめ、No, it’s fine.と否定疑問に答える形、just to be safeやWant me to go with you?、I’ll be fine.といった表現を見てきました。体を気づかう短い会話は、英語でも省略の多い形で交わされています。

「大丈夫」の一言の裏側まで、夫婦の会話から見えてきます。

この回の英語は、同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも場面ごとに扱っています。

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