同行や手伝いの申し出をやんわり断るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E18で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 同行や手伝いの申し出をやんわり断るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第18話から、同行や手伝いの申し出をやんわり断るときの英語を取り上げます。仕事でビル・ゲイツを案内することになったペニーに、レナードが「一緒に行こうか」と申し出る場面が起点です。

好意からの申し出ほど、断り方には気をつかうものです。角を立てずに断る側と、それを受け止める側の言葉を順に見ていきます。

目次

「I think I’ll be okay」と理由を添えた断り

レナードとペニーが二人で話す場面です。レナードが「ちょっとうらやましい」と言うと、ペニーは自分は緊張していると答え、うまくやれば PR の仕事を検討してもらえるかもしれないと話します。そこでレナードが申し出ます。

Leonard: Well, if you’re nervous, I-I know a lot about him. I can fill you in or maybe come along, whatever.
(それなら、緊張してるなら、ぼ、僕は彼のことをよく知ってるよ。いろいろ教えてあげられるし、なんなら一緒に行ってもいいし、まあ、どっちでも。)

Penny: I think I’ll be okay.
(たぶん大丈夫だと思う。)

TBBT Season11 Episode18

come along は「一緒に来る・ついて行く」です。末尾の whatever は「どっちでもいいけど」と申し出の押しつけがましさを弱める働きをしています。

ペニーの I think I’ll be okay. は、No, thanks. と言い切らずに「一人で大丈夫そう」と伝える断り方です。I think を前に置くことで、相手の好意を突き返す響きが和らぎます。

それでもレナードは、憧れの人だから会えたらうれしいと食い下がります。ペニーはここで理由をはっきり伝えます。

Penny: Look, I know you want to meet him, but I can’t turn this into a social thing, okay? This is my job. I really need it to go well.
(ねえ、彼に会いたいのは分かるけど、これを遊びの集まりにはできないの、いい?これは私の仕事なの。どうしてもうまくいかせたいの。)

Leonard: I get it, I get it. You’re right.
(分かった、分かった。君の言うとおりだ。)

TBBT Season11 Episode18

I know you want to ~, but … で相手の気持ちを先に受け止めてから断る形になっています。turn A into B は「AをBに変える」で、仕事を social thing(私的な付き合いの場)にはできない、という線引きです。This is my job. と短く理由を添えると、断りの意図が誤解なく伝わります。

断られたレナードの I get it. You’re right. は、相手の線引きを受け入れて引くときの返し方です。

「We need to respect that」と「I want to, but …」

別の場面では、ハワードもペニーにビル・ゲイツがらみの頼みごとをします。ペニーが、仮に紹介するとしても予定に余裕がないと説明すると、レナードが仲間に向かって言います。

Leonard: You’re right. Guys, this is her job. We need to respect that.
(彼女の言うとおりだ。みんな、これは彼女の仕事なんだ。僕たちはそれを尊重しなきゃ。)

Penny: Thank you, honey.
(ありがとう、ハニー。)

TBBT Season11 Episode18

We need to respect that. は、本人の線引きを周りに代弁して守る言い方です。ただし、ペニーが出かけたあと、レナードはビル・ゲイツの泊まるホテルを見ていたと明かします。言葉と行動がずれていくところも、この回の笑いどころと言えます。

その後の場面では、ペニーがささやかなレセプションにレナードを連れて行けるよう頼んだと伝えます。今度はレナードが誘いを受ける側です。

Penny: Aw, are you sure you can’t come?
(ああ、本当に来られないの?)

Leonard: I want to, but I’m just too sick.
(行きたいんだけど、具合が悪すぎて。)

TBBT Season11 Episode18

I want to, but … は「行きたい気持ちはある」と先に伝えてから断る型です。誘ってくれた相手への気持ちを示しつつ、理由を続けられます。

もっとも、この前の場面でレナードは「I’m screwed」と言い、ビル・ゲイツに顔を覚えられていることを気にしていました。体調を理由にしながら、別の事情がうかがえる断りという場面です。

立場 表現 働き
申し出を断る I think I’ll be okay. やんわり断る
理由を伝える This is my job. 線引きを示す
断られて引く I get it. You’re right. 受け入れる
誘いを断る I want to, but … 気持ちを示して断る

まとめ|断る側と受け止める側

今回は、I think I’ll be okay. でやんわり断り、I know you want to ~, but … と This is my job. で理由を添え、I get it. で引き、I want to, but … で誘いを断る流れを見てきました。断る側と受け止める側の両方の言い方を知っておくと、好意を無駄にしないやり取りがしやすくなります。

ペニーとレナードの会話から、ほどよい距離の取り方が見えてきます。

この回のほかのコラムやフレーズ記事と合わせて読むと、二人のやり取りがより立体的に見えてきます。

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