「pull a prank on someone」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S11E18で学ぶ英会話

「pull a prank on someone」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

エイプリルフールの日に、覚えのないいたずらを仕掛けた疑いをかけられて、思わず「そんなことしてないのに」と言い返したくなった経験はありませんか。

そんな場面にぴったりの「pull a prank on someone」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン11第18話の前半、4月1日だからという理由だけでシェルドンから毎年のいたずらを疑われたペニーが、即座に否定するシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「pull a prank on someone」の意味とニュアンス

pull a prank on someone
意味:人にいたずらを仕掛ける

pull a prank on someone は、誰かに対してちょっとした悪ふざけを仕掛けるという意味の口語表現です。prank は「いたずら・悪ふざけ」を表す名詞で、pull にはここで「(ある行為を)実行する」という意味があります。prank を「引っ張り出して実行する」というイメージで捉えると、形が記憶に残りやすくなります。

pull a prank on + 人という語順が基本で、on のうしろに仕掛けられる対象が入ります。エイプリルフールのような年中行事に限らず、友人や家族の間で誰かを驚かせたり、軽く困らせたりする場面全般で使える表現です。悪意のある嫌がらせというより、あとで笑い話になる程度の、軽いふざけ合いを指すのが基本のニュアンスです。

名詞 prank は単独でも「That was a good prank.」のように使え、pull を使わずに prank someone という動詞の形で表現されることもあります。いずれも「実行する」側の行為に焦点が当たっている点は共通しています。

【ここがポイント!】

  • 「pull a prank on someone」の核は、仕掛ける側が用意したちょっとした悪ふざけ
  • 悪意よりも、あとで笑い話になる軽さがあるのがこの表現の持ち味
  • pull a prank on + 人という語順を丸ごと覚えておくと、とっさに使いやすい

『ビッグバン★セオリー』S11E18のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

4月1日であることに気づいたシェルドンは、その日の話題をエイプリルフールのいたずらだと決めつけてしまいます。過去の出来事まで持ち出して疑ってくる相手に、ペニーがきっぱりと否定する応酬に注目です。

Sheldon: April Fools’ Day. This is another one of your classic pranks you try to pull on me every year.
(エイプリルフールだろう。これも君が毎年僕に仕掛けようとする、お決まりのいたずらの一つだ。)

Penny: Literally never pulled a prank on you.
(文字どおり、一度もあなたにいたずらなんてしてないわ。)

Sheldon: Oh, really? What about last year, when you sent me that e-mail with the photo attached, but you didn’t attach a photo.
(本当にそうか?去年、写真添付のメールを送ってきたのに、実際には写真を添付していなかったじゃないか。)

Penny: That was a mistake.
(それはミスだったの。)

Sheldon: Messing with me? Yes, it was.
(僕にいたずらを仕掛けたのがミスだったのか?そう、ミスだったんだろうな。)

The Big Bang Theory Season11 Episode18 (The Gates Excitation)

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シーン解説と心理考察

シェルドンが切り出す「お決まりのいたずら」という決めつけに対し、ペニーは間を置かずに「文字どおり、一度もいたずらなんてしてないわ」と言い切ります。覚えのない疑いをかけられたときの即答ぶりが、ペニーのストレートな性格をよく表しています。

それでもシェルドンは昨年のメールの一件を引っ張り出して追及を続け、ペニーは「それはミスだったの」と事実をそのまま説明します。過去の些細な出来事を記憶し続け、毎年同じ疑いを持ち出すシェルドンの頑固さが際立つ一方、ペニーも呆れながらきちんと反論を返しており、長年の付き合いだからこそ成立する気安いやり取りになっています。最後に「mess with」という言葉を自分で認めてしまうシェルドンの一言には、ずれた理屈を通しながらも結局は自分で納得してしまう、彼らしい独特のこだわりが表れています。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

pull a prank on someone を覚えるコツは、ポケットの中に隠していた仕掛けを、ここぞというタイミングで取り出すイメージを持つことです。pull(引っ張り出す)という動詞が持つ「準備していたものを実行する」という感覚と、prank(いたずら)という対象がセットになることで、フレーズ全体の意味がつながってきます。

シェルドンが去年の出来事まで記憶から引っ張り出してペニーを追及する場面は、まさにこの「引っ張り出す」という動詞のイメージそのものです。誰かに仕掛けるいたずらも、過去の記憶を引っ張り出す頑固さも、pull という一語でイメージをつなげておくと、会話の中でも思い出しやすくなります。

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例文で覚える「pull a prank on someone」

家族間の軽いいたずらから職場での悪ふざけまで、pull a prank on someone を3つの例文で確認していきましょう。

My brother pulled a prank on me by hiding my car keys.
(兄が車のキーを隠して、私にいたずらを仕掛けた。)
家族間のいたずらを振り返って話す場面です。hide という具体的な手段を添えることで、どんな仕掛けだったかが伝わりやすくなります。

They pulled a prank on their new coworker on his first day.
(彼らは新しい同僚に初日にいたずらを仕掛けた。)
新人への軽い歓迎の仕掛けを語るオフィスの場面です。on his first day という情報が、どういう状況で起きたいたずらかを補足しています。

A: Did someone pull a prank on you?
B: Yeah, someone swapped my mouse with a fake one.
(A:誰かにいたずらされたの?)
(B:うん、マウスを偽物にすり替えられたんだ。)
職場での軽い悪ふざけを報告するカジュアルな会話です。swap A with B という具体的な手口を付け加えることで、被害の内容が自然に伝わります。

あわせて覚えたい関連表現

play a trick on someone
(人にトリックを仕掛ける)
pull a prank on someone よりも広い意味で使われ、手品的な仕掛けや視覚的なトリックも含みます。trick は「からくり」そのものを指す語なので、仕組みの工夫に焦点が当たりやすい表現です。

play a joke on someone
(人をからかう、ジョークで驚かす)
言葉によるからかいも含み、必ずしも物理的な仕掛けを伴わない点が pull a prank on someone との違いです。口頭だけで成立するからかいを表すときに向いています。

mess with someone
(人をからかう、ちょっかいを出す)
いたずらに限らず、広く「からかう・困らせる」行為全般を指すカジュアルな表現です。今回のシーンでシェルドン自身が使っている語でもあり、pull a prank on someone よりも範囲の広い、ゆるやかな言い方だと捉えておくと使い分けやすくなります。

Note|pull a prank on someone / play a trick on someone / play a joke on someone の使い分け

「いたずらを仕掛ける」と聞いて思い浮かぶ英語表現は一つではありません。pull a prank on someone のほかにも、play a trick on someone や play a joke on someone といった似た表現があり、どれも日本語にすると「からかう」「いたずらする」という似た訳になりがちです。

三者の違いは、仕掛けの種類にあります。pull a prank on someone は、エイプリルフールの定番ネタのような、事前に用意した具体的な仕掛けを実行する場面に向いています。play a trick on someone は trick(からくり・手品)という語が核になっているため、仕組みを使った視覚的な仕掛けや、見た目をだます手法そのものに焦点が当たりやすい表現です。これに対して play a joke on someone は joke(ジョーク)が中心なので、物理的な仕掛けを伴わない、言葉だけのからかいにもよく使われます。

今回のシーンでシェルドンが持ち出した「写真添付のないメール」という出来事は、prank というほど大がかりな仕掛けではなく、結果として軽いミスだったとペニーが説明しています。もしこれが本当にいたずらだったとしても、仕掛けの物理性から考えると pull a prank on someone がふさわしい表現になります。

仕掛けの種類によって3つの表現を使い分けられるようになると、いたずらに関する話題の描写がより具体的になります。友人同士のちょっとした悪ふざけを語るときも、どの表現が一番場面に合うのかを考えてみると、会話の表現力が一段と広がります。

まとめ|エイプリルフールの疑いを、きっぱり否定する一言

pull a prank on someone は、誰かに対してちょっとした悪ふざけを仕掛けるという意味の表現です。pull a prank on + 人という語順をセットで覚えておけば、年中行事のいたずらから友人同士の軽いふざけ合いまで、幅広い場面で使いこなせます。

覚えのない疑いをかけられたときも、友人のいたずらを話題にするときも、この一言があれば状況を的確に言い表せます。大げさに構える必要はなく、軽い会話の中でさらりと使えるのがこの表現の持ち味です。

毎年同じ疑いを持ち出すシェルドンに対して、ペニーが即座にきっぱりと否定する応酬には、長年の付き合いだからこそ成立する気安さがにじんでいます。

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