「So, you see? I have to play Dungeons and Dragons for the marriage.」に見る、屁理屈のもっともらしい理由づけと惚気合いの返し|『ビッグバン★セオリー』S06E11で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「So, you see? I have to play Dungeons and Dragons for the marriage.」に見る、屁理屈のもっともらしい理由づけと惚気合いの返し|『ビッグバン★セオリー』S06E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン6 第11話に登場する、屁理屈のもっともらしい理由づけと惚気合いの返しです。ウェブカメラ越しに話すハワードとバーナデットが、土曜の夜の予定をめぐってやり取りする中で、ハワードがもっともらしい理由をこじつけ、バーナデットが呆れながらも惚気で受け止める場面が描かれています。

当てにしていた予定を指摘する言い方から、屁理屈をもっともらしく結ぶ言い方、そして呆れの一言と惚気の切り返しまで、順番に見ていきます。

目次

当てにしていた予定を指摘し、屁理屈をもっともらしく結ぶ言い方

ウェブカメラ越しに話す二人は、土曜の夜の予定をめぐって言い合いになります。バーナデットは、その夜が二人の時間になるはずだったと指摘します。

Bernadette: Saturday night? But I’ve been working late all week. That was gonna be our night.
(土曜の夜? 私、今週ずっと遅くまで働いてたのよ。あの夜は二人の時間になるはずだったじゃない。)

Howard: But I have to go. We play as a group. If-if I’m not there, then everyone will blame you. They’ll be all, Bernadette ruined everything. She’s the worst. So, you see? I have to play Dungeons and Dragons for the marriage.
(でも、行かなきゃいけないんだ。グループでプレイするものだから。俺がいなかったら、みんな君のせいにするんだよ。ほら、バーナデットが全部台無しにした、最悪だ、ってなる。だから分かるだろ? 結婚生活のために、ダンジョンズ&ドラゴンズをやらなきゃいけないんだ。)

TBBT Season6 Episode11 (The Santa Simulation)

That was gonna be our night. は、”was gonna be” という過去の予定形を使って、当てにしていた約束を指摘する言い方です。対してハワードの So, you see? は、それまで並べた理屈を受けて相手に同意を求める、話をまとめるつなぎの一言です。”for the marriage” という「〜のために」を表す前置詞句を、こじつけの結論にもっともらしく添えているところが見どころです。

呆れの一言と、それを受け止める惚気の返し「I’m your idiot. Forever.」

こじつけの理屈を聞かされたバーナデットは、呆れながらも一言だけ返します。

Bernadette: You’re an idiot.
(あなたってばかね。)

Howard: I’m your idiot. Forever.
(俺は君のばかだよ。ずっとね。)

TBBT Season6 Episode11 (The Santa Simulation)

You’re an idiot. のように “You’re a/an + 名詞.” の型は、相手の言動にひとことで評価を下す、シンプルで使い勝手のよい言い方です。責める意図というより、呆れとちょっとした親しみが入り混じった調子で使われることも少なくありません。

ハワードの返し方は、この型をそのまま踏襲しながら意味を反転させています。I’m your idiot. Forever. の “your” は、相手が投げかけた言葉に所有格を添えることで「君だけの」というニュアンスに変え、非難の言葉を惚気の言葉へと言い換えているところが見どころです。さらに Forever. だけを独立させて短く置くことで、余韻を持たせています。相手の言葉をそのまま切り返して意味を変える型は、気心の知れた相手との軽口の応酬にも応用できそうです。

呆れの一言をそのまま受け止めて笑いに変えるやり取りには、こじつけの言い訳をあっさり許してしまう夫婦らしい距離感が表れています。短い一言の応酬だけで、言い合いから惚気へと空気が切り替わっていく展開が見どころです。

まとめ|こじつけの理由づけは、呆れ混じりの惚気で受け止められる

当てにしていた予定を指摘する言い方から、理由をもっともらしく結ぶ言い方、呆れの一言と惚気の切り返しまで見てきました。屁理屈を軽くいなす型は、気心の知れた相手との掛け合いにも応用できそうです。

次回も『ビッグバン★セオリー』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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