「Jealousy is an ugly green-eyed monster」に学ぶ、嫉妬を指摘する・打ち消す言い方|『ビッグバン★セオリー』S04E05で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「Jealousy is an ugly green-eyed monster」に学ぶ、嫉妬を指摘する・打ち消す言い方|『ビッグバン★セオリー』S04E05で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン4 第5話に登場する、相手の態度から気持ちを読み取って指摘する言い方と、嫉妬を怪物にたとえる決まり文句です。アパートでシェルドンがエイミーとの関係についてレナードに話したあと、レナードの表情に「judgment(値踏み)」を感じ取るところから、やり取りが始まります。

遠回しに切り出す指摘と、それを即座に打ち消す切り返しの型を見ていきます。

目次

「I sense judgment on your part.」相手の態度から気持ちを読み取る切り出し方

エイミーとの関係を「友人であってガールフレンドではない」と説明したあと、シェルドンはレナードの表情に何かを感じ取ります。

Sheldon: Well, the status is as it always was. She’s a girl. She’s a friend. She is not my, please forgive me for doing this, girlfriend.
(まあ、状況はいつもと変わらない。彼女は女性だ。友人だ。彼女は僕の……こう言うのを許してほしいのだが……ガールフレンドではない。)

TBBT Season4 Episode5 (The Desperation Emanation)

この説明のあと、シェルドンはレナードの反応を見逃しません。

Sheldon: I sense judgment on your part.
(君の中に値踏みするような態度を感じる。)

Leonard: No, no. Maybe a little.
(いや、いや。まあ、少しはあるかもね。)

Sheldon: May I suggest that your criticism is based on jealousy.
(その批判は嫉妬に基づいていると言わせてもらってもいいだろうか。)

Leonard: Jealousy? What do I have to be jealous of?
(嫉妬?僕が何を妬むって言うんだ?)

TBBT Season4 Episode5 (The Desperation Emanation)

I sense judgment on your part. は、相手の表情や態度から「値踏みされている」と感じ取ったときの切り出し方です。judgment は「判断」だけでなく「評価・値踏み」のニュアンスも持つ語で、この一言だけで暗に「批判的に見ているだろう」と指摘する働きをします。

続く May I suggest that … は「〜と言わせてもらってもいいだろうか」という、断定を避けながら踏み込んだ指摘をする型です。直接「お前は嫉妬している」と言い切るのではなく、婉曲な許可を取る形を挟むことで、指摘の角を和らげています。対するレナードは No, no. Maybe a little. といったん受け流したあと、Jealousy? What do I have to be jealous of? と指摘された言葉をそのまま疑問文に変えて問い返しています。驚きと否定が一体になった切り返し方です。

「Jealousy is an ugly green-eyed monster.」嫉妬を怪物にたとえる言い方

レナードの問い返しに対し、シェルドンは自分こそ交際相手がいる立場だと説明したうえで、嫉妬を怪物にたとえる決まり文句を持ち出します。

Sheldon: Jealousy is an ugly green-eyed monster, not unlike the Hulk, who, by the way, also has a girlfriend.
(嫉妬とは醜い緑の目をした怪物だ。ちなみにハルクとよく似ている、彼にもガールフレンドがいるわけだが。)

TBBT Season4 Episode5 (The Desperation Emanation)

green-eyed monster は「嫉妬」を怪物にたとえた定番の言い回しで、シェイクスピアの戯曲に由来すると言われる古い表現です。動物や物の色にちなんだたとえではなく、感情そのものを緑色の怪物として擬人化している点が特徴で、jealous の一語だけでは足りない感情の強さを、この比喩がまとめて伝えてくれます。

シェルドンはこのあとハルクという別のたとえまで持ち出して指摘を補強しますが、レナードが慌てて否定すると、今度はハルクの声色をまねて茶化す反応を見せます。相手を指摘したそばから茶化しに転じる、この場面らしい落とし方です。

まとめ|値踏みの指摘と、それを打ち消す切り返し

I sense judgment on your part.、May I suggest that …、Jealousy? What do I have to be jealous of?。相手の態度から気持ちを読み取って指摘する言い方と、それを即座に問い返して打ち消す言い方が、この場面には詰まっています。green-eyed monster という怪物にたとえる決まり文句を添えると、嫉妬という感情の強さをより印象的に伝えられます。

次回も『ビッグバン★セオリー』の会話を通して、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。

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