海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン8 第20話に登場する、ペニーの部屋で貯めたお金の運用方法について話す場面の言い回しです。頼れる専門家をカジュアルに指す言い方から、相手の発言の意外な部分を捉えて聞き返す言い方、質問をそのまま切り返して否定する言い方まで扱います。
お金の話をきっかけに、レナードが少しずつ動揺していく様子が見どころです。
“my guy”で頼れる専門家をカジュアルに指す言い方
貯金の運用方法を尋ねられたペニーは、こう説明します。
Penny: I’m young, so my guy said I can afford to take some risks.
(私は若いから、担当してくれてる人にも、多少リスクを取れる余裕があるって言われてるの。)TBBT Season8 Episode20
my guy は「自分が頼んでいる担当の人」を指すカジュアルな言い方です。資産運用の専門家といった肩書きをきちんと言わずに、my guyの一言で「専属で見てくれている人がいる」というニュアンスを伝えられます。フォーマルな肩書きを省略して”guy”一語に置き換えることで、堅い話題を軽い口調で語れる効果も生まれています。afford to take some risks は「リスクを取る余裕がある」という意味で、経済的な余裕があってこそ挑戦的な選択ができる、という考え方を表す言い方です。ここでのペニーの語り口は落ち着いていて、資産運用という話題を特別なことのように扱っていない様子も伝わってきます。
相手の発言の意外な情報を捉えて聞き返す言い方
さらっと話されたその一言に、レナードは思わず聞き返します。
Leonard: Wait a minute, you have a guy?
(ちょっと待って、君、担当の人がいるの?)TBBT Season8 Episode20
Wait a minute, ___? は「ちょっと待って、〜なの?」と、相手の話の中で見過ごせない部分に気づいたときに、会話を一度止めて確認する言い方です。何気なく出てきた情報を聞き逃さず、そこだけを切り取って掘り下げる様子が伝わってきます。担当の専門家がいること自体よりも、自分がそれを知らなかったという点に驚いている響きも読み取れます。Wait a minute の部分だけを切り離しても、話の流れを一度止めて聞き返したいときの前置きとして単独で使える表現です。
質問をそのまま切り返して否定する言い方
レナードの驚きに対して、ペニーは逆に聞き返します。
Penny: Don’t you have a guy?
(あなたは担当の人、いないの?)TBBT Season8 Episode20
Don’t you have a guy? は、相手から向けられた驚きをそのまま裏返し、「あなたはどうなの?」と切り返す聞き方です。驚かれたことへの戸惑いよりも、それが当たり前だという前提で返している様子がうかがえます。これに対してレナードは、こう言い切ります。
Leonard: Why would I have a guy? I don’t have any money.
(何で僕が担当の人なんて持つんだよ? お金なんて全然ないのに。)TBBT Season8 Episode20
Why would I ___? は「何で僕が〜するんだよ」と、疑問形のまま強く否定する言い方です。理由を尋ねる形を取りながら、実際には「そんなことはあり得ない」という意思表示になっています。理由を添えることで、単なる否定よりも実感のこもった返し方になっている点も見どころです。ペニーのDon’t you have a guy?という切り返しと、レナードのWhy would I have a guy?という否定が並ぶことで、同じ質問文型が立場によって正反対の意味で使われている様子も見えてきます。
まとめ|担当の人をめぐる聞き方・返し方
my guyという頼れる専門家の指し方から、Wait a minute, ?という聞き返し方、Why would I ?という疑問形での否定まで、何気ない会話の中にも聞き方・返し方の工夫が詰まっています。相手の一言をどう受け止め、どう切り返すか、そのやり取りの型が見えてきます。
次回も『ビッグバン★セオリー』と一緒に英語表現を見ていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


コメント