「I just wanted to watch you sweat」根に持つ・仕返しする気持ちを語る英語|『ビッグバン★セオリー』S11E09で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「I just wanted to watch you sweat」根に持つ・仕返しする気持ちを語る英語|『ビッグバン★セオリー』S11E09で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第9話から、根に持つ気持ちや仕返しを語る英語を取り上げます。7年前にビットコインを採掘した話がよみがえり、そのとき仲間から外されたシェルドンが、当時のことをずっと覚えていたと分かってきます。

恨みを口にする、仕返しを予告する、計画を明かす。シェルドンの言葉をたどりながら、「根に持つ」にまつわる表現を順に見ていきます。

目次

「grudges」と「the last laugh」

採掘を始めた当時の回想が終わり、現在の場面に戻ると、シェルドンが問いかけ、ハワードが答えます。

Sheldon: And do you remember what happened next?
(それで、次に何が起きたか覚えているか?)

Howard: Your mom called my mom and said we were being mean?
(お前のママが俺のママに電話して、俺たちが意地悪してるって言ったこと?)

Sheldon: And after that?
(そのあとは?)

Howard: You said that someday we’d regret this.
(お前が、いつか俺たちはこれを後悔するって言った。)

TBBT Season11 Episode09

someday we’d regret this の would は、過去に言われた「いつか後悔する」という予告を、あとから振り返って伝えるときの形です。英語では You’ll regret this.(後悔するぞ)が捨て台詞の決まり文句として知られています。

別の場面で、ビットコインが入っているはずの古いノートパソコンが見つからず、シェルドンが知っているなら教えてほしいと頼まれると、シェルドンは7年前のことを持ち出します。やり取りが続き、シェルドンはこう言います。

Sheldon: Oh, please. I have grudges that go back to preschool. Someday, I’m gonna find a grown-up Elaine Dwyer and eat her favorite crayon while she watches.
(よしてくれ。僕には幼稚園までさかのぼる恨みがあるのだ。いつか大人になったエレイン・ドワイヤーを見つけ出して、彼女の目の前でお気に入りのクレヨンを食べてやる。)

Amy: Is that why there’s an Elaine Dwyer on our guest list?
(だから招待客リストにエレイン・ドワイヤーって名前があるの?)

Sheldon: Yes. That night, I’m going to have the first dance and the last laugh.
(そうだ。その夜、僕はファーストダンスを踊り、最後に笑うのだ。)

TBBT Season11 Episode09

grudge は「恨み」で、hold a grudge (against ~) で「(〜を)根に持つ」という意味になります。go back to ~ は「〜にさかのぼる」で、恨みの古さを誇張しています。have the last laugh は「最後に笑う」、つまり最終的に勝つことを表す言い方です。first dance は結婚披露宴で新郎新婦が最初に踊るダンスを指すことが多く、結婚式の話と仕返しの話を1文に重ねた言葉遊びになっています。

このあとシェルドンは、レナードに頼まれて、自分が大人の対応をすべきかどうかをエイミーに尋ねます。恨みを口にしながらも、引くかどうかを迷う流れが見どころです。

「plot my revenge」から「watch you sweat」まで

後の場面で、ノートパソコンのビットコインのフォルダが空だと分かります。エイミーに何をしたのかと問われ、シェルドンが明かします。

Sheldon: I plotted my revenge.
(僕は復讐を計画したのだ。)

TBBT Season11 Episode09

plot one’s revenge は「復讐を企てる」で、plot は「たくらむ」という意味の動詞です。ラージが盗んだのかと聞き返すと、シェルドンはビットコインをフラッシュドライブに移しただけだと説明します。レナードの驚きの声をはさんで、シェルドンはこう続けます。

Sheldon: I’m not keeping it. I just wanted to watch you sweat.
(自分のものにするつもりはない。ただ君が焦るのを見たかっただけだ。)

TBBT Season11 Episode09

sweat は「汗をかく」ですが、口語では「焦る・気をもむ」の意味でも使われます。watch someone sweat は「相手が焦るのを眺める」、make someone sweat なら「相手をやきもきさせる」です。I’m not keeping it. と先に言っているので、目的はお金ではなく相手を焦らせることだったと台詞から読み取れます。

ハワードの軽口をはさんで、シェルドンはこう締めくくります。

Sheldon: I’ve waited seven long years, but it finally happened.
(7年という長い年月を待ったが、ついに実現した。)

TBBT Season11 Episode09

seven long years のように数字と期間のあいだに long を入れると、待った時間の長さを強調できます。

表現 意味
hold a grudge 根に持つ
have the last laugh 最後に笑う
plot one’s revenge 復讐を企てる
make someone sweat 相手をやきもきさせる

まとめ|恨みと仕返しの言葉

今回は、grudge で根に持つ気持ちを語り、the last laugh で仕返しを予告し、plot my revenge と watch you sweat で計画とその目的を明かす表現を見てきました。冗談めかした恨み言の英語として、会話の中で意味をつかみやすくなります。

7年越しの仕返しを語るシェルドンの言葉を観ながら、こうした言い回しを聞き取ってみるのも楽しみ方の一つです。

この回のほかのコラムやフレーズ記事を読むと、ビットコインをめぐる騒動の英語がさらに立体的に見えてきます。

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