海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン3 第14話に登場する、注文を受ける側、つまり給仕する側の接客英語です。無給のまま働き始めたシェルドンが、チーズケーキ・ファクトリーでレナードたちのテーブルを担当し、一品ずつ確認しながら注文を通していく場面が描かれています。
担当を名乗る決まり文句から、一項目ずつ確認していくテンポまで、順番に見ていきます。
名乗り方と、忙しさを一言で伝える表現
シェルドンはエプロン姿でトレイを抱え、勝手にテーブルの片づけを始めます。
Sheldon: I’m trying to get these tables cleared. We’re slammed.
(このテーブルを片づけようとしているんだ。てんてこ舞いでね。)TBBT Season3 Episode14 (The Einstein Approximation)
We’re slammed. は、「てんてこ舞いだ」「すごく忙しい」と忙しさを一言で伝える表現です。飲食店の現場で、状況を手短に共有する時によく使われる言い方です。
やがてペニーの持ち場に割り込む形で、シェルドンは自己流の接客を始めます。
Sheldon: You’re right. That is more menial. Hello, I’m Sheldon. I’ll be your server today. I don’t recommend the salmon. I saw it in the kitchen.
(そのとおりだ、そちらの方がより単純作業だな。こんにちは、シェルドンだ。本日、給仕を担当する。サーモンはおすすめしない。厨房で見てしまったものでね。)TBBT Season3 Episode14 (The Einstein Approximation)
I’ll be your server today. は、担当を名乗る接客の定型句です。席に案内された後、担当者が最初に名乗る時の決まり文句として広く使われています。続く I don’t recommend the salmon. のように、理由を添えて商品を遠回しに避けさせる言い方も、接客の場面らしい表現です。
一項目ずつ確認する、注文確認のテンポ
レナードのテーブルでは、シェルドンが注文の内容を一項目ずつ確認していきます。
Leonard: Hang on. Black beans, not pinto beans?
(待って。黒インゲン豆で、ピント豆じゃないんだよな?)Sheldon: Yes.
(そうだ。)Leonard: Double guacamole?
(ワカモレは倍量?)Sheldon: Of course.
(もちろんだ。)Leonard: No cilantro?
(パクチーは抜き?)Sheldon: Nope.
(いや、入れない。)Leonard: Lettuce shredded, not chopped?
(レタスは千切りで、みじん切りじゃないよな?)Sheldon: Yep.
(そうだ。)TBBT Season3 Episode14 (The Einstein Approximation)
Black beans, not pinto beans?、Double guacamole?、No cilantro?、Lettuce shredded, not chopped? は、いずれも「〜だよね?」と一項目ずつ確認していく聞き方です。答える側のシェルドンも Yes.、Of course.、Nope.、Yep. と表現を変えながら肯定を重ねており、同じ「そうだ」という意味でも言い方に幅があることが伝わってきます。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| Yes. | そのとおり、と端的に肯定する |
| Of course. | もちろんだ、と念押しに応じる |
| Nope. | くだけた調子で、否定形の問いに同意する |
| Yep. | くだけた調子で、端的に肯定する |
まとめ|接客の一言と、注文確認のテンポ
I’ll be your server today.、We’re slammed.、Black beans, not pinto beans?。給仕する側の名乗り方や注文確認の言い方を見ていくと、Yes.、Of course.、Nope.、Yep. のように、同じ「そうだ」でも言い方に幅があることが分かります。
担当を名乗る一言から、一項目ずつ確認していく短いやりとりまで、接客の現場で使われる英語の型が見えてきます。
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