「Let me make this up to you.」に見る、埋め合わせを申し出るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S09E09で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「Let me make this up to you.」に見る、埋め合わせを申し出るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S09E09で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回取り上げるのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン9 第9話に登場する、埋め合わせを申し出るときの英語です。ペニーの日記をこっそり読んでいたことが分かってしまったレナードが、怒るペニーをなだめながら、自分なりの埋め合わせを持ちかけます。

謝る言葉だけでは場が収まらないとき、次の一手をどう切り出すか。責める側の問い返しと釈明する側の言い回し、その両方に注目しながら場面を追っていきます。

目次

「How can reading my journal be an accident?」相手の言葉で突き返す

アパートで料理を進めるレナードとペニー。自分の日記を読まれていたと知ったペニーに、レナードが釈明を試みる場面です。

Leonard: Come on, don’t be mad. It was a long time ago, and it was an accident.
(なあ、怒らないでくれよ。ずいぶん前のことだし、あれは事故だったんだ。)

Penny: How can reading my journal be an accident?
(日記を読むことが、どうやったら事故になるの?)

Leonard: I didn’t even know what it was. I saw it on your nightstand. I picked it up.
(何なのかも知らなかったんだ。ナイトスタンドの上にあるのが見えて、手に取っただけだよ。)

Penny: Well, when you realized what it was, why didn’t you stop?
(じゃあ、何か分かった時点で、どうしてやめなかったの?)

TBBT Season9 Episode09

Come on, don’t be mad.(なあ、怒らないで)は、相手をなだめる定番の切り出しです。mad はここでは「怒っている」の意味で、be mad at ~(〜に怒っている)の形でも頻出します。

ペニーの返しは How can ~ be an accident?(どうやったら〜が事故になるの?)。レナードが使った accident という語をそのまま拾って問い返すことで、言い分の無理を鋭く突いています。

さらに when you realized what it was, why didn’t you stop? と、when の節で時点を指定してから追及を重ねるのもポイントです。レナードは自分は本の虫だからとはぐらかし、ペニーは料理に戻ろうと話を打ち切ります。

「Let me make this up to you.」埋め合わせの申し出

このままでは終われないレナードは、埋め合わせを申し出ます。ここで登場するのが、今回の中心表現です。

Leonard: Well, hey, okay. Let me make this up to you. Sometimes I keep an online journal. I want you to read something that I wrote.
(待って、ねえ、分かったよ。この埋め合わせをさせてくれ。僕も時々オンラインで日記をつけてるんだ。僕が書いたものを読んでほしい。)

Penny: Okay, really, I’m fine.
(いいって、ほんとに大丈夫だから。)

TBBT Season9 Episode09

make it up to someone は「(迷惑をかけた)相手に埋め合わせをする」という句動詞です。ここでは it の代わりに this が入り、目の前の一件を指しています。Let me ~(〜させてほしい)と組み合わせることで、押し付けではなく申し出の形になるのが特徴です。

対するペニーの Okay, really, I’m fine. は、申し出を断る短い形です。really を挟むことで「本当にいいから」と、遠慮ではなく本心からの断りだと伝えています。

それでもレナードは引き下がらず、二人が初めて会った日について自分が書いた日記を読み上げ始めます。ペニーはそれを制して、こう返します。

Penny: Oh, God. Stop. I don’t want you to read something you think’ll just butter me up. I want to hear the most recent thing you wrote.
(もう、やめて。私の機嫌を取るためだけのものなんて聞きたくない。一番最近書いたものが聞きたいの。)

TBBT Season9 Episode09

butter someone up は「おだてて機嫌を取る」という口語表現です。butter(バター)を動詞として使った言い方で、お世辞をたっぷり塗り重ねるようなイメージがつかめます。

文の組み立ても見どころです。something you think’ll just butter me up は「機嫌を取るためだけのものだとレナードが思っている何か」という関係代名詞の節で、you think が挟み込まれています。埋め合わせの中身まで見抜いたうえでの、ペニーらしい注文と読み取れます。

まとめ|謝ったあとの、もう一言

今回は、Come on, don’t be mad. のなだめ方から、How can ~ be an accident? の問い返し、Let me make this up to you. の申し出、そして butter someone up まで、仲直りをめぐる表現を見てきました。

謝罪で終わらせず、埋め合わせまで言葉にする。『ビッグバン★セオリー』の夫婦のやり取りを観ながら、そのひと押しを表現の引き出しに加えてみてください。

同じエピソードの英語は、ほかのコラムやフレーズ記事でも角度を変えて扱っています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次