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今回は『ホワイトカラー』シーズン6 第5話から、初めてのソノグラムを控えたピーターをめぐる会話を取り上げます。産科医の候補を調べ上げてきたピーターに、エリザベスが「心配するのはやめて」と口にする一言が起点です。
worry は動詞にも名詞にもなる単語で、形が変わると不安の伝わり方も変わります。二つの場面のやり取りから、その使い分けを順に見ていきます。
「stop worrying」と「What if ~?」:心配する側とたしなめる側
ピーターは産科医の経歴を調べ、候補を5人に絞り込んだとエリザベスに見せます。ところがエリザベスには、すでにかかりつけの産科医がいました。そこでエリザベスが口にしたのが次の言葉です。
Elizabeth: You need to stop worrying. My pregnancy is not a case.
(心配するのはもうやめて。私の妊娠は事件じゃないのよ。)
Peter: What if I gave the baby a tiny little anklet?
(赤ちゃんに小さな足輪をつけるっていうのはどうだ?)White Collar Season6 Episode5 (Whack a Mole)
stop + 動詞の -ing は「〜するのをやめる」です。stop to worry とすると「心配するために立ち止まる」という別の意味になるため、形の違いが大切です。続く case は捜査官ピーターの仕事の言葉で、それを借りて「事件扱いしないで」とたしなめているのが分かります。
ピーターの What if + 過去形 は、「もし〜したらどうだろう」と仮の案を持ちかける言い方です。このあと話がソノグラムに移ると、同じ What if が今度は不安の言葉として出てきます。
Peter: What if the doctor sees something?
(もし医者が何か見つけたら?)White Collar Season6 Episode5 (Whack a Mole)
こちらは What if + 現在形 で、「〜したらどうしよう」と現実に起こり得る心配を先回りして口にする形です。エリザベスは冗談で受けてから、こう返します。
Elizabeth: Honey, listen, our baby is fine. We’ve waited so long for this. Can’t you just enjoy it?
(ハニー、聞いて。赤ちゃんは大丈夫。ずっとこの時を待ってきたじゃない。楽しめないの?)
Peter: I’m loving every minute.
(一瞬一瞬を楽しんでるよ。)White Collar Season6 Episode5 (Whack a Mole)
Can’t you just ~? は否定疑問で「ただ〜することはできないの?」と促す言い方です。love は普段進行形にしにくい動詞ですが、I’m loving と進行形にすると「今まさに楽しんでいる」という気持ちが強まります。
「jitters」と「a wonderful worry」:名詞で語る親の心配
もう一つの場面は職場です。仕事中にジャンクフードを食べていると指摘されたピーターに、ダイアナが言葉をかけます。
Peter: Antsy.
(そわそわしてな。)
Diana: Pre-sonogram jitters?
(ソノグラム前の緊張?)
Peter: Is it normal?
(普通のことなのか?)
Diana: I put mine off for weeks. You think you’re worried now, wait till you see the heartbeat.
(私は何週間も先延ばしにしたの。今心配だと思ってるなら、心拍を見るまで待ってて。)
Peter: It gets worse?
(もっとひどくなるのか?)
Diana: It gets real. Being a parent, worry is a constant companion for life.
(実感が湧くのよ。親になったら、心配は一生の連れ合いね。)
Peter: Ugh.
(うわ。)
Diana: No, but it’s a wonderful worry because you love someone that much.
(違うの、それだけ誰かを愛しているからこその、素敵な心配なのよ。)White Collar Season6 Episode5 (Whack a Mole)
jitters は本番前のそわそわした緊張を指す名詞で、常に複数形で使われます。antsy も「落ち着かない」という口語の形容詞です。worried は「心配している」状態を表す形容詞で、get + 形容詞 の worse と real は「(状態が)〜になる」という変化を示しています。
名詞の worry には二つの使い方があります。worry is a constant companion の worry は冠詞のない不可算の用法で、心配という気持ちそのものを指します。一方 a wonderful worry は a が付いた可算名詞としての扱いで、「一つの心配ごと」として形容詞で性格づけができます。
まとめ|stop worrying から a wonderful worry まで
stop worrying、What if ~?、jitters、worried、a wonderful worry を見てきました。worry を動詞・形容詞・名詞と形を変えて使うと、不安の大きさや向きまで言い分けられることが分かります。
次回も『ホワイトカラー』の会話から、気持ちを伝える英語を見ていきましょう。
同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、本話の会話がより立体的に見えてきます。


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