海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン3 第7話に登場する、さりげない自虐トークと相手を気遣う一言の英語表現です。コミック専門店に立ち寄ったレナードたちに軽口交じりで応対する店主スチュアートと、様子がいつもと違うペニーにそっと声をかけるスチュアートの姿には、あっさりとした自虐と遠回しな気遣いが並んでいます。
頼み事に気負わず応じる一言から見ていきます。
頼み事に気負わず応じる、さりげない自虐トーク
映画の上映まで時間をつぶそうと、レナードたちがコミック専門店に立ち寄る場面です。閉店間際の店主スチュアートは、居残っていく2人を気さくに迎え入れます。
Stuart: Hey, guys. What’s going on?
(よう、どうした?)Leonard: Oh, we need to kill a couple hours till the next showing of Time Bandits.
(次の上映まで、ちょっと時間をつぶしたくてさ。)Stuart: Oh, well, no problem. I was thinking of closing early and going home, but let’s face it, that’s just a slightly smaller lonely room filled with comic books.
(ああ、全然かまわないよ。早めに閉めて帰ろうかとも思ってたけど、実際のところ、帰ったところでコミック本に囲まれた、ちょっと狭いだけの部屋が待ってるだけだしね。)TBBT Season3 Episode7 (The Guitarist Amplification)
Oh, well, no problem. は、頼み事に気負わず応じるときの定番の相槌です。続けてスチュアートは let’s face it, … という前置きを使い、閉店後にひとりで過ごす部屋を「コミック本に囲まれた、ちょっと狭いだけの部屋」と、深刻ぶらずにあっさり言い切ります。let’s face it は「実際のところを認めよう」というニュアンスで、自分の状況を大げさにせず一言で受け入れる時に使える型です。
重く語らず、軽い調子で自分の状況を差し出す。このさりげなさが、店主としての気さくな応対と自然に両立しています。
相手の異変に遠回しに踏み込む気遣いの一言
物語の終盤、コミック専門店に戻ってきたペニーの様子がいつもと違うことに、スチュアートが気づきます。
Stuart: Is everything okay?
(大丈夫か?)Penny: What do you mean?
(どういう意味?)Stuart: Uh, Sheldon told me you and Leonard were having a fight?
(いや、シェルドンから、君とレナードが喧嘩してるって聞いたから。)Penny: Oh, yeah, kind of. It’s, it’s no big thing.
(ああ、うん、まあね。大したことじゃないから。)TBBT Season3 Episode7 (The Guitarist Amplification)
Is everything okay? は、相手の様子がおかしいと感じたときに、理由を決めつけず遠回しに尋ねる声かけです。踏み込みすぎない一言だからこそ、ペニーも身構えずに答えられます。対するペニーの What do you mean? は、質問の意図をあえてぼかして受け流す返し方で、深入りを避けたい気持ちがそのまま表れています。
聞く側も答える側も、はっきり核心には触れない。それでいて成立している気遣いのやりとりが、この場面の見どころです。
まとめ|あっさりとした自虐と、遠回しな気遣いの型
let’s face it、Oh, well, no problem.、Is everything okay?。自分の状況を重く語らずに認める自虐の言い方と、相手の異変にそっと踏み込む気遣いの言い方。どちらも深刻になりすぎない距離感を保ったまま、会話を前に進める型と言えます。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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