「Please forgive me. I should have told you about Alex.」に見る、歌って詫びるユーモラスな謝罪と本音の言い直し|『ビッグバン★セオリー』S06E12で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「Please forgive me. I should have told you about Alex.」に見る、歌って詫びるユーモラスな謝罪と本音の言い直し|『ビッグバン★セオリー』S06E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン6 第12話に登場する、おどけた謝罪から本音の言い直しへと切り替わるやりとりです。レナードはペニーの部屋の外でチェロを弾きながら即興の歌でおどけて詫びを入れたあと、まっすぐな言葉で謝り直し、そこからペニーが抱えていた本音と、二人の仲直りまでが描かれています。

おどけた後にまっすぐ詫び直す言い方から、渋々ながら本音を認める一言、そして安心させる一言まで、順番に見ていきます。

目次

おどけた歌からまっすぐな謝罪への切り替え

ペニーの部屋を訪れたレナードは、ドアの外でチェロを弾きながら、即興の歌でおどけて詫びを入れます。ペニーが驚きながらもドアを開けて応じると、レナードは歌い終え、表情を変えてまっすぐに詫び直します。

Leonard: Please forgive me. I should have told you about Alex.
(許してほしい。アレックスのことは、ちゃんと話しておくべきだった。)

TBBT Season6 Episode12 (The Egg Salad Equivalency)

Please forgive me. は、ふざけた前置きのあとにトーンを切り替えて謝る際の、率直な詫びの言い方です。続く I should have told you about… は、「〜について話しておくべきだった」と、自分が怠ったことを具体的に認める言い直し方で、おどけた歌との対比が効いています。歌でくだけた空気を作ってから、一転してまっすぐな言葉に切り替えるという構成そのものが、謝罪の型として面白いところです。

渋々本音を認める言い方と、安心させる一言

ペニーは、レナードが例のアシスタントに言い寄られて満更でもなさそうだったことに、不安を感じていたことを打ち明けます。相手が仕事の話を難なく理解できる存在であることも、その不安に拍車をかけていたようです。レナードに問い詰められたペニーは、渋々ながら本音を認めます。

Penny: Yes, Leonard, I am insecure. Happy?
(そうよ、レナード、私は不安なの。これで満足?)

TBBT Season6 Episode12 (The Egg Salad Equivalency)

Yes, Leonard, I am insecure. は、指摘された感情を素直に認める短い言い切りです。続く Happy? は、渋々認めたあとに相手へ投げ返す一言で、認めたくない気持ちが滲む響きになっています。

レナードは、ペニーがそんな風に感じていたことを意外に思いながらも、率直に詫びます。ペニーがそれを受け止めると、レナードは今度ははっきりと、心配は無用だと伝えます。

Leonard: I’m sorry. I just never think of you having feelings like that.
(ごめん。ただ、君がそんな風に感じるなんて、思ってもみなかったんだ。)

Penny: Well, I do.
(でも、実際にそう感じるのよ。)

Leonard: Why? Nothing is ever going to happen between me and Alex.
(どうして? 僕とアレックスの間には、この先も絶対に何も起こらないよ。)

Penny: Good.
(よかった。)

TBBT Season6 Episode12 (The Egg Salad Equivalency)

I just never think of you having feelings like that. は、「そんな風に感じているとは思ってもみなかった」と、相手の本音への率直な驚きと詫びを重ねる言い方です。never think of A having B の形で、相手の内面に思い至らなかったことを素直に伝えています。

ペニーが Well, I do. と短く言い切って本音を重ねて主張すると、レナードは Nothing is ever going to happen between me and Alex. と、未来の出来事にまで踏み込んだ強い言い切りで安心させにかかります。is ever going to happen という言い方は、「この先も一切起こらない」という徹底した否定のニュアンスを持つ表現です。短い Good. の一言でペニーが納得するところまでが、一連のやりとりの着地点になっています。

まとめ|おどけと本音は、切り替えの言葉でつながっていく

おどけた歌からまっすぐな謝罪への切り替え、渋々本音を認める一言、そして相手を安心させる強い言い切りまで見てきました。ふざけた空気とまじめな空気を行き来しながら、最後は率直な言葉で着地する会話には、日常のやりとりにも通じるところがあります。

次回も『ビッグバン★セオリー』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

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