「take charge」と「take credit」はどう違う?|『ビッグバン★セオリー』S11E08で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「take charge」と「take credit」はどう違う?|『ビッグバン★セオリー』S11E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第8話から、チームの「仕切り役」と「手柄」をめぐる英語を取り上げます。シェルドンが軍の仕事に戻っていたと分かり、レナードとハワードは自分たちの技術の扱いをめぐって、軍の大佐やシェルドン本人と言葉を交わします。

同じtakeを使うtake chargeとtake creditは、この回では一人の人物の行動を語る言葉として並びます。二つの違いを、場面の順に見ていきます。

目次

「take charge」は仕事を進める側の言葉

シェルドンが軍と何をしているのかを確かめるため、ハワードとレナードはウィリアムズ大佐に電話をかけます。大佐は、シェルドンが二人の技術を通信システムに作り替える案を持ち込んだと説明します。そこから、チームの中での立場の話になります。

Leonard: But our team developed that technology.
(でも、その技術を開発したのは僕らのチームです。)

Colonel Williams: And he was your team leader.
(そして、彼が君たちのチームリーダーだった。)

Howard: Well, who said he was team leader?
(いや、誰が彼をチームリーダーだなんて言ったんです?)

TBBT Season11 Episode08

Who said ~? は「誰がそう言ったのか」と発言の出どころを問いただす聞き方です。ここでは、リーダーだと認めた覚えはないという反論として働いています。大佐は「本人がそう言った」と答え、その「take charge」な姿勢が気に入ったと付け加えます。

Leonard: We can have “take charge” attitudes.
(僕らだって「仕切る」姿勢は持てます。)

Colonel Williams: Then why didn’t either of you ask to be team leader?
(では、なぜどちらもリーダーをやりたいと申し出なかった?)

TBBT Season11 Episode08

take charge は「責任を引き受けて主導する」「仕切る」という意味の句動詞です。ここでは名詞の前に置かれ、「自分から仕切ろうとする姿勢」を表しています。形容詞として使う場合はtake-charge attitudeのようにハイフンでつなぐ書き方も見られます。

ask to be ~ は「〜にしてほしいと申し出る」です。大佐の問いは、姿勢は持てると言うなら、なぜ自分から手を挙げなかったのかという切り返しになっています。レナードは、誰かの邪魔をしたくなかったと答えます。take chargeが物事を動かす前の段階、つまり誰が仕切るかに関わる言葉だと分かるやり取りです。リーダーの座は与えられるのを待つものではなく、自分から名乗り出るものだという大佐の考え方も、この一言から読み取れます。

「take credit」は成果が出た後の言葉

レナードとハワードは、シェルドンとエイミーのもとを訪ねます。レナードが「君はエジソンそっくりだ」と言い、シェルドンが撤回を求めると、ハワードがこう続けます。

Howard: No, he’s right. You are a bully, a credit hog and a self-promoter.
(いや、こいつの言う通りだ。お前はいじめっ子で、手柄の独り占め屋で、自己宣伝屋だ。)

TBBT Season11 Episode08

credit は「功績」「手柄」、hog は「独り占めする人」を指す口語です。冒頭のドキュメンタリーの場面でも、レナードがエジソンをa publicity hogと呼んでいました。名詞+hogで「〜を独り占めしたがる人」を表す形です。

二人が帰った後、エイミーはシェルドンにこう指摘します。

Amy: Well, you are building on their work and taking the credit for it. That’s a classic Edison move.
(まあ、あなたは彼らの成果の上に築いて、その手柄を自分のものにしているわ。典型的なエジソンのやり方ね。)

TBBT Season11 Episode08

take (the) credit for ~ は「〜の手柄を自分のものにする」です。build on ~ は「〜を土台にして積み上げる」で、元のアイデアが誰のものかという話と組み合わせて使われています。

別の場面では、手柄の線引きがハワードとレナードの間でも始まります。

Howard: You know, that guidance system was my idea. You figured out how to make it work. We didn’t even need Sheldon.
(なあ、あの誘導システムは俺のアイデアだったよな。お前がそれを動くようにした。シェルドンなんて要らなかったんだ。)

Leonard: Let’s not forget your idea was based on my theory.
(君のアイデアは僕の理論が元になってたってこと、忘れないでよ。)

TBBT Season11 Episode08

ハワードは自分のアイデアだったと言い、レナードはその元になったのは自分の理論だと返します。be based on ~ は「〜が元になっている」で、手柄の出どころをさかのぼって主張するときの言い方です。シェルドンを批判していた二人が、同じ物差しで互いの取り分を測り始めている点がこの場面の面白いところです。

まとめ|仕切る話と手柄の話を分けて聞く

今回は、主導権を握るtake chargeと、成果を自分のものにするtake creditの違いを、大佐との電話やシェルドンを囲む会話から見てきました。credit hogやbe based onも、チームの役割や功績を話すときの手がかりになります。

同じtakeでも、仕事の前と後で向いている先が違うことが、この回のやり取りから読み取れます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも、この回の会話を別の角度から取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次