夫婦で「この先どうする?」を話し合うときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E11で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 夫婦で「この先どうする?」を話し合うときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第11話には、結婚して2年になるレナードとペニーが「次に何をするか」を話し合う場面があります。きっかけは、レナードが二人のクリスマスレターを書こうとして、今年やったことを思い出そうとしたことでした。

将来の話は、切り出し方も受け止め方も難しいものです。問いかけから具体的な約束までの流れを、二人の会話で追っていきます。

目次

「Should we think about what’s next?」で次の話を切り出す

レナードとペニーが写真を見ながら、今年の出来事を思い出す場面があります。

Penny: Hey, that’s a cute picture. Isn’t that the day we almost went to the beach?
(ねえ、これかわいい写真じゃん。ビーチに行きかけた日じゃない?)

Leonard: Memorial Day?
(メモリアルデー?)

Penny: No, that was the day we almost went to the mountains.
(ううん、それは山に行きかけた日。)

TBBT Season11 Episode11

almost + 過去形 は「もう少しで〜するところだった」、つまり実際には行かなかったことを表します。思い出す出来事に「行きかけた日」が続く点は、後の会話にもつながっていきます。

朝の挨拶で始まる別の場面で、ペニーは二人の生活は順調だと言い、レナードも同意します。それでもレターを書き続けるレナードに、ペニーが理由を尋ねます。

Penny: So then why is this bugging you so much?
(じゃあ、なんでそんなに気になってるの?)

Leonard: I guess it feels like everyone’s moving forward and we’re stuck.
(たぶん、みんな前に進んでるのに、僕らは止まってる気がするんだ。)

Penny: What do you mean?
(どういうこと?)

Leonard: Well, we’ve been married two years. Should we think about what’s next? Like buying a house or having a baby?
(だって、結婚して2年だよ。次のことを考えたほうがいいのかな?家を買うとか、子どもを持つとか。)

Penny: Look, I want to do all those things someday, but there’s a bunch of stuff I want to do first.
(あのね、そういうのはいつか全部やりたいよ。でも、その前にやりたいことがたくさんあるの。)

TBBT Season11 Episode11

bug は口語で「〜を悩ませる、引っかからせる」という意味です。レナードの Should we think about what’s next? は、決めつけずに「考えるべきかな」と相談の形で切り出す問いかけで、Like ~と例を添えて中身を具体的にしています。

ペニーの答えは、someday(いつか)と first(その前に)の対比で組み立てられています。提案を否定せずに、順番の考えを示す受け止め方です。

「let’s start doing them」で具体的な一歩に落とす

ペニーが冗談で返すと、レナードは本気だと言って提案を続けます。

Leonard: No, no, I-I’m serious. If there’s things we want to do, let’s start doing them.
(いやいや、本気なんだ。やりたいことがあるなら、始めようよ。)

Penny: Okay. Well, we’ve never been on a big trip together.
(わかった。じゃあ、二人で大きな旅行ってしたことないよね。)

Leonard: I would love that.
(それ、すごくいいね。)

TBBT Season11 Episode11

let’s start doing them は、「いつか」を「今から」に変える一言です。口語ではIf there’s things ~のように、複数の名詞にもthere’sを使う形が見られます。

ペニーは we’ve never been on ~ と現在完了の経験の否定で、まだしていないことを挙げています。レナードの I would love that. は、相手の案に乗り気で賛成する返事です。相手の挙げた案をまず歓迎することで、話が具体的な計画へ進みやすくなります。

Leonard: It’s just a day trip, but we could take the ferry out to Catalina.
(日帰りだけど、フェリーでカタリナに行けるよ。)

Penny: Great, let’s do it.
(いいね、行こう。)

TBBT Season11 Episode11

we could ~ は「〜できるよ」と控えめに案を出す言い方で、Great, let’s do it. はその場で決める即答です。大きな旅行の話が日帰りの案に縮んでいるのに即決している点が、思わず笑いを誘うところです。

まとめ|問いかけから小さな一歩へ

今回は、Should we think about what’s next?で将来の話を切り出し、someday ~ firstで順番を示し、let’s start doing themとGreat, let’s do it.で具体的な一歩に落とす流れを見てきました。大きな話題も、この順で話すと前に進めやすくなります。

「行きかけた」ばかりの一年から、小さな計画へ。二人の会話にこの回らしい温かさがにじみます。

この回のほかのコラムやフレーズ記事でも、誕生日会をめぐる別の会話を扱っています。

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