昔と比べて成長を振り返るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E11で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 昔と比べて成長を振り返るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第11話から、昔と今を比べて変化や成長を語るときの英語を取り上げます。病院の待合室で、仲間たちが結婚や仕事などこれまでの歩みを振り返る会話が中心です。

近況を並べる短い文の時制から、昔の自分と比べて落ち込む仲間への声かけまで。昔と今を行き来する英語の言い方を、会話の流れに沿って順番に見ていきます。

目次

「when we met, and now」で昔と今を並べる

待合室にいるのは、レナード、エイミー、ペニー、スチュアート、シェルドン、ラージの6人です。レナードが、こう切り出します。

Leonard: It’s hard to believe Howard’s having a kid.
(ハワードに子どもができるなんて、信じられないよ。)

TBBT Season10 Episode11

It’s hard to believe ~は「〜なんて信じられない」と、変化への驚きを表す前置きです。否定的な意味ではなく、感慨を込めて使える言い方です。レナードはそのあと、変わったのはハワードたちだけではないと話を広げ、仲間の近況が次々に挙がります。

スチュアートはレナードとペニーについて過去形のgot married(結婚した)で、エイミーは自分たちについて現在進行形のare living together(一緒に暮らしている)で近況を伝えます。起きた出来事か、今続いている状態かで、時制が分かれています。

このあとのレナードの一言は、昔と今を1文の中で並べた形です。

Leonard: Penny was a struggling actress when we met, and now she’s a successful pharmaceutical rep.
(僕たちが出会ったころ、ペニーは売れない女優だったけど、今では成功している製薬会社の営業なんだ。)

Penny: Okay, you don’t have to say struggling every time. You can just say actress.
(ちょっと、毎回「売れない」って言わなくていいから。「女優」だけでいいの。)

TBBT Season10 Episode11

~ when we met, and now ~は、出会ったころの様子を過去形で、今の様子を現在形で続けて対比させています。ペニーの返しからは、strugglingという形容詞ひとつで印象が大きく変わることも分かります。この後もスチュアートのHoward went to space.、エイミーのBernadette got her doctorate.と、過去形の短い文で成果が続き、エイミーが誇れることがたくさんあるとまとめます。

比べて落ち込む仲間にかける「too hard on yourself」

ところが、ラージはこの流れに反発し、スチュアートに何が問題なのかと聞かれてこう答えます。

Raj: Well, you’re all thinking it, I’m the only one who hasn’t done anything worthwhile.
(だって、みんな思ってるんだろ。価値のあることを何もしていないのは僕だけだって。)

TBBT Season10 Episode11

I’m the only one who hasn’t ~は、現在完了形で「今までに〜していないのは自分だけ」と、これまでの積み重ねを比べる言い方です。シェルドンの返事の後、スチュアートが自分を引き合いに出します。

Stuart: Raj, if it’s any consolation, I’m no better off than I was ten years ago.
(ラージ、慰めになるか分からないけど、僕なんて10年前から何ひとつ良くなってないよ。)

TBBT Season10 Episode11

no better off than ~ agoは、better off(状況が良い)を否定して、昔と比べて少しも良くなっていないと伝える比較の形です。if it’s any consolation(慰めになるなら)と前置きした言葉でしたが、ラージは皮肉で返します。

このやり取りの後、ラージはいったん席を外します。再び待合室の場面では、レナードが両親との関係をa big milestone(大きな節目)と振り返り、シェルドンがspeaking of personal growth(成長といえば)と話をつなぎます。そこへラージが戻ってきます。

Stuart: Hey. Still a loser or did you turn things around while you were gone?
(よう。まだダメなままか、それとも席を外してる間に立て直した?)

Penny: You know, Raj, honey, you’re being too hard on yourself. When I first met you, you couldn’t even talk to women.
(ねえラージ、自分に厳しすぎるよ。初めて会ったとき、女の子と話すこともできなかったじゃない。)

TBBT Season10 Episode11

turn things aroundは、状況を好転させる、立て直すという句動詞です。ペニーのyou’re being too hard on yourselfは、進行形のbeingで「今のあなたは自分に厳しすぎる」と、その場の態度を指しています。

続くWhen I first met you, you couldn’t even ~は、昔できなかったことを挙げて今との差を示し、比べて落ち込む相手に比べ方を変えて返す声かけと言えます。この後、ペニーはAnyone else want to try?(ほかに誰か励ましてみる?)と周りに話を振ります。

まとめ|昔と今を並べる時制と比較

今回は、It’s hard to believe ~で始め、~ when we met, and now ~やno better off than ~ agoで昔と今を並べ、too hard on yourselfで声をかける流れを見てきました。時制と比較の形を押さえると、近況や成長を英語で語りやすくなります。

仲間の歩みを語り合う会話から、これからも『ビッグバン★セオリー』の英語を味わっていきましょう。

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