海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン6 第16話に登場する、贈り物のアイデアを次々却下して最後は横取りしてしまうやりとりです。バレンタインデー当日、シェルドンが恋人エイミーへの贈り物選びを研究助手のアレックスに一任し、次々と提案されるアイデアを却下していく場面が描かれています。
却下する言い方から、呆れた反応、最後の横取り宣言まで、順番に見ていきます。
提案を次々却下する言い方
シェルドンは、提案されるアイデアを一つずつ却下していきます。まず候補に挙がったのは、エイミーの好きな曲が流れるオルゴールです。
Alex: Well, um, I know she loves playing the harp, so I found this beautiful music box that plays one of her favourite songs.
(ええと、彼女はハープを弾くのが好きなので、お気に入りの曲が流れるすてきなオルゴールを見つけました。)Sheldon: Now, Amy already has a real harp. And it can play any song. What are you trying to pull here?
(だが、エイミーはすでに本物のハープを持っている。しかもどんな曲でも演奏できる。一体何をやろうとしているんだ?)TBBT Season6 Episode16 (The Tangible Affection Proof)
What are you trying to pull here? は、相手の意図を疑って問い詰める言い方です。目の前の提案に納得できないときの、率直な突っ込みが伝わってきます。
次の提案には、さらに素っ気なく返します。
Sheldon: Next.
(次。)TBBT Season6 Episode16 (The Tangible Affection Proof)
Next. は、それ以上説明を求めず一言で却下する言い方です。理由を述べる余地すら与えない切り捨て方に、シェルドンらしい容赦のなさが表れています。
呆れた反応と、最後の横取り宣言
アレックスはめげずに次の候補を出しますが、シェルドンの反応は変わりません。
Alex: I don’t know how to respond to that.
(何と返せばいいのか分かりません。)Sheldon: Well, I hope it’s with a third good option, because these first two, buh.
(では、三つ目こそいい案であることを願う。最初の二つは、ふん、話にならない。)TBBT Season6 Episode16 (The Tangible Affection Proof)
I don’t know how to respond to that. は、相手の言い分にどう返せばいいか分からず、呆れて言葉を失うときの言い方です。三度目の候補として出されたのは、著名な科学者の手描きスケッチのサイン入りプリントでした。シェルドンはこれをすっかり気に入り、思いがけない行動に出ます。
Alex: What about your girlfriend?
(彼女さんへのプレゼントは、どうするんですか?)Sheldon: It’s too late. I call dibs.
(もう遅い。これは僕がもらう。)TBBT Season6 Episode16 (The Tangible Affection Proof)
I call dibs. は、目の前のものを真っ先に自分のものだと宣言する言い方です。too late を添えることで、もう譲る余地はないという言い切りの強さが加わっています。恋人への贈り物選びのはずが、最後には自分の欲しいものを見つけて言い切ってしまうところが、このやりとりの面白いところです。
まとめ|却下と横取りの言い方は、シンプルなフレーズほど効く
What are you trying to pull here?やNext.のような却下の言い方から、I call dibsのような横取りの宣言まで見てきました。短いフレーズほど、感情のニュアンスがはっきり伝わることが分かります。
次回も『ビッグバン★セオリー』のやりとりとともに、英語表現の型を見ていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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