「come between」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S08E06で学ぶ英会話

「come between」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

お金やちょっとしたすれ違いが、大切な人との関係に影を落としてしまわないか——そんな心配をしたこと、ありませんか。

そんなときにぴったりの「come between」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン8第6話で、お金をめぐって自分たちの絆を確かめ合うレナードとペニーのシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「come between」の意味とニュアンス

come between
意味:(二人の)間に割って入る、仲を裂く、関係を損なう

come between は、「二人のあいだ(between)に、何かが入り込んでくる(come)」という文字どおりのイメージから生まれた表現です。仲の良い二人のあいだに第三のもの——お金、嫉妬、誤解、別の人物など——が割り込んできて、その関係をぎくしゃくさせる、という意味で使われます。

ポイントは、間に入り込むものが二人の絆を脅かすという否定的なニュアンスです。物理的に「間に立つ」のではなく、人間関係に亀裂を生む存在として割り込んでくる感覚があります。Don’t let money come between you.(お金で二人の仲を壊さないで)のように、何が間に入るかを主語に置いて使うのが定番です。

【ここがポイント!】

  • 核にあるのは「二人の間に第三のものが入り込んでくる」イメージ
  • 仲を裂く・関係を損なうという否定的なニュアンスを持つ
  • 間に入るもの(お金・嫉妬・誤解など)を主語に置くのが定番

『ビッグバン★セオリー』S08E06のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

このエピソードでは、お金をめぐって言い争うハワードとバーナデットの姿が描かれます。その様子を目の当たりにしたレナードとペニーは、自分たちは同じようにはなりたくない、と語り合います。収入や経済的な立場の違いが二人の関係に影を落とさないように、と願うレナードの本音がこぼれる場面です。

Penny: Maybe you’re a little hung up on the money because I’m less reliant on you now.
(もしかしてあなた、私が前ほどあなたに頼らなくなったから、お金のことを少し気にしてるのかも)

Leonard: Yeah. I don’t want something dumb like money to come between us.
(うん。お金なんてくだらないもので、僕らの仲を裂きたくないんだ)

The Big Bang Theory Season8 Episode6(The Expedition Approximation)

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シーン解説と心理考察

something dumb like money(お金なんてくだらないもの)という言い方に、レナードの本心がよく表れています。お金そのものを軽んじているわけではなく、「そんなものに二人の関係を壊されたくない」という、関係を何より優先したい気持ちが come between という表現に託されています。

直前でペニーが、収入の変化による心の機微をやさしく言い当てているのも見どころです。彼女の経済的な自立が進んだことで生まれた微妙な空気を、二人が正面から言葉にして確かめ合う。お金という第三のものを「come between させない」と誓うこのやり取りに、ハワード夫妻の口論を鏡にした、レナードとペニーなりの成熟が伝わってくる場面です。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

仲良く並んで立つ二人のあいだに、するりと誰か(あるいは何か)が割り込んで、二人を引き離してしまう——そんな場面を思い浮かべてください。その「あいだに入り込んでくる(come between)」動きが、この表現の核です。

レナードが「お金に come between させたくない」と願ったように、二人のあいだにお金という”割り込み役”が立とうとする絵とセットで覚えると、「仲を裂く」という意味が情景として残ります。between(あいだ)という前置詞が、文字どおり二人の中間に立つイメージを支えています。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「come between」

仲を裂く、という come between は、恋愛から友情、家族関係まで幅広く使えます。3つの場面で見ていきましょう。

They promised never to let work come between them.
(彼らは、仕事で二人の仲を壊すことは決してしないと誓った)
パートナー同士の場面です。間に入り込む第三のものを主語に置く、come between の典型的な使い方がよく表れています。

Jealousy slowly came between the two old friends.
(嫉妬が、その古い友人二人のあいだに少しずつ亀裂を生んだ)
友情にひびが入る場面です。slowly(少しずつ)と組み合わせると、関係がじわじわと損なわれていく様子が伝わります。

A: Are you sure moving abroad won’t affect your relationship?
B: We won’t let distance come between us.
(A:海外に引っ越して、二人の関係に影響しないって本当に言える?)
(B:距離で僕らの仲を裂かせたりしないよ)
身近な会話の場面です。distance(距離)を間に入るものとして、関係を守る決意を表す使い方も定番です。

あわせて覚えたい関連表現

drive a wedge between
(〜のあいだにくさびを打ち込む、離反させる)
come between と近い意味ですが、より「意図的に」仲を裂くニュアンスが強い表現です。wedge(くさび)を打ち込むイメージから、誰かが故意に二人を引き離そうとする場面で使われます。

tear apart
(引き裂く、ばらばらにする)
関係や集団を激しく壊す、という強い表現です。come between が「あいだに入り込んで仲を損なう」プロセスを指すのに対し、tear apart は「引き裂いてしまう」結果の激しさを強調します。

get in the way of
(〜の妨げになる、邪魔をする)
こちらは「仲を裂く」よりも広く、「物事の進行を邪魔する」場面で使えます。人間関係にも、計画や目標にも使え、come between よりやわらかく、汎用性の高い表現です。

Note|between が二人の「あいだ」に立つイメージ

come between の意味は、between という前置詞の働きを知ると、すっきり腑に落ちます。

between は、もともと「二つのもののあいだ」を指す前置詞です。語源をたどると、古い英語で「二つ」を表す要素と結びついており、文字どおり「二者のあいだの空間」を示してきた言葉だとされています。この「二人のちょうど中間」という位置のイメージこそが、come between の意味を支える土台になっています。

そこへ come(来る・やって来る)が加わると、「二人のあいだの空間に、何かが外から入り込んでくる」という動きが生まれます。仲良く向き合っていた二人のちょうど真ん中に、お金や誤解や別の誰かが割って入ってくれば、二人の視線はさえぎられ、距離が生まれてしまう——この物理的なイメージが、そのまま「仲を裂く」という比喩になっているわけです。だからこそ come between は、間に入り込むものを主語に置く語法が自然になります。money comes between them なら「お金が二人のあいだに割り込む」、jealousy comes between them なら「嫉妬が割り込む」というように、何が二人を引き離すのかが、主語にくっきり表れます。前置詞 between が支える「あいだに立つ」イメージをつかめば、この表現は丸暗記しなくても自然に使えるようになります。

レナードが「お金に come between させたくない」と願ったときも、まさにこの「二人のあいだにお金が割り込んでくる」絵を、はっきりと思い描いていたはずです。

まとめ|レナードの「お金に負けない誓い」から学ぶ、絆を守る一言

come between は、仲の良い二人のあいだに、お金や嫉妬や誤解といった第三のものが割り込んできて、その関係を損なうことを表す表現です。「二人のあいだに入り込んでくる」という between のイメージが核にあり、仲を裂く・関係を脅かすという否定的なニュアンスを持ちます。

大切な関係に「何かが影を落としそうだ」と感じた瞬間に come between を思い出せれば、その不安や、関係を守りたい気持ちを言葉にできます。お金に二人の仲を壊させたくない、と誓ったレナードのように、絆を脅かすものを遠ざけたい場面は、誰の人間関係にも訪れるもの。その思いを言い表す表現として、会話のレパートリーに加えてみてください。

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