「have a shot with」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S05E01で学ぶ英会話

「have a shot with」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

気になる相手に、「自分にもチャンスはあるのかな」とそっと可能性を確かめたくなること、ありますよね。

そんな気持ちにぴったりの「have a shot with」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン5第1話、怒って乗り込んできたバーナデットに謝ったあと、ラージがちゃっかり恋の相談を持ちかけるシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「have a shot with」の意味とニュアンス

have a shot with
意味:〜とうまくいく見込みがある、〜と付き合えるチャンスがある

shot は「一発の射撃」「一回の試み」を核に持つ語です。バスケットボールでゴールを狙う「シュート」を思い浮かべると分かりやすく、そこから「成功を狙える一回のチャンス」という意味が生まれました。

have a shot with someone の形で、特に恋愛において「その相手とうまくいく可能性がある」を表します。重く聞こえがちな「付き合えると思う?」を、軽く前向きに尋ねられるのが魅力です。

なお、with を at に変えて have a shot at something とすると、「物事に挑戦して成功するチャンス」という意味になります。前置詞ひとつで、向かう先が「人」か「物事」かに切り替わる点が、このフレーズの面白いところです。

【ここがポイント!】

  • shot は「一発・一回の試み」、ゴールを狙うシュートのイメージ
  • have a shot with は恋愛で「うまくいく見込みがある」を軽く伝える一言
  • with を at に変えると「物事に挑戦するチャンス」に意味が切り替わる

『ビッグバン★セオリー』S05E01のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ラージにさんざん怒ったバーナデットですが、帰り際、ラージはまったく懲りずにペニーとの恋の可能性を尋ねます。怒りから一転、優しく励ますバーナデットとの落差が見どころです。

Raj: I will. Hey, Bernadette?
(言うよ。ねえ、バーナデット?)

Bernadette: What?!
(何よ?!)

Raj: Do you think I have a shot with Penny?
(僕、ペニーとうまくいく見込みあると思う?)

Bernadette: Of course you do. You’re a cutie pie. Any girl would be lucky to have you.
(もちろんよ。あなたかわいいもの。どんな子だってあなたとなら幸せよ。)

The Big Bang Theory Season5 Episode1(The Skank Reflex Analysis)

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シーン解説と心理考察

ついさっきまで “What?!” と声を尖らせていたバーナデットが、ラージの相談には急に優しくなる——その温度差がにじむ場面です。怒りながらも放っておけない、バーナデットの面倒見の良さが表れています。

ラージの “Do you think I have a shot with Penny?” には、振られることへの不安と、それでも捨てきれない期待が同居しています。have a shot with という軽やかな言い回しを選ぶことで、本心の切実さをやわらかく見せています。

直球で「付き合えると思う?」と聞かず、あえて「シュートを打つチャンスはある?」と尋ねるところに、自信のなさを照れ隠ししたいラージの心理が重なっています。相手の反応を恐れる気持ちが、フレーズの軽さの裏側からそっと伝わってきます。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

バスケットボールのコートで、ゴールに向かってボールを構える瞬間を思い浮かべてみてください。シュート(shot)を打つチャンスが一回ある——それが have a shot の絵です。

恋愛の場面なら、その「ゴール」は気になる相手。「あの相手に向かって一発打てる見込みはある?」とラージが尋ねる構図と結びつけると、have a shot with が恋の可能性を表す感覚が体に残ります。狙う先が人なら with、物事なら at、とゴールの種類で前置詞が変わると押さえておきましょう。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「have a shot with」

うまくいく見込みを軽く尋ねられる have a shot with は、恋愛から仕事のチャンスまで応用できます。三つの場面で感覚をつかみましょう。

Do you think I have a shot with her, or is she out of my league?
(僕、彼女とうまくいく見込みあると思う? それとも高嶺の花かな?)
友人に恋の相談をする場面です。シーンのラージと同じく、自信のなさをにじませながら可能性を確かめる、最も典型的な使い方です。

With your experience, you definitely have a shot at the manager position.
(その経験があれば、マネージャー職に就けるチャンスは間違いなくあるよ。)
同僚の昇進を後押しする場面です。with を at に変えると、対象が「人」から「物事(ポスト)」へ切り替わります。

A: She keeps smiling at you. I think you’ve got a shot.
B: Really? Maybe I’ll ask her out, then.
(A:彼女ずっとあなたに微笑んでるよ。脈ありだと思う。)
(B:本当に? じゃあ、思いきって誘ってみようかな。)
友人を励ます会話の場面です。後ろの相手が明らかなときは、with 以下を省いて have a shot だけでも通じます。

あわせて覚えたい関連表現

have a chance with
(〜とうまくいく可能性がある)
ほぼ同義ですが、have a shot with のほうがカジュアルで、「思いきって一発狙う」という勢いのある語感があります。

stand a chance
(見込みがある、勝ち目がある)
競争や勝負で「勝てる見込み」を表す、やや硬めの表現です。恋愛よりも、勝ち負けのかかった文脈で使われます。

ask someone out
(〜をデートに誘う)
可能性を確かめた先の「実際に誘う」行動を表します。have a shot with で見込みを探り、ask out で一歩踏み出す、という流れで覚えると関係がつかめます。

Note|with と at で変わる have a shot

have a shot は、後ろに続く前置詞ひとつで意味が切り替わる、ちょっとした観察ポイントを持っています。

have a shot with someone は、シーンのラージのように「その人とうまくいく見込み」を表し、もっぱら恋愛の文脈で使われます。一方、have a shot at something になると「その物事に挑戦して成功するチャンス」という意味になり、have a shot at the job(その仕事に就けるチャンス)、have a shot at the title(タイトルを狙えるチャンス)のように使います。同じ shot でも、with の後ろには「向き合う相手(人)」が、at の後ろには「狙う標的(物事)」が来る、と整理すると混乱しません。さらに give it a shot(試しにやってみる)という言い回しもあり、ここでも shot は「一回の試み」という核の意味を保っています。

シーンの have a shot with Penny は、まさに「ペニーという相手に向けて一発狙えるか」を尋ねる形です。with か at かを意識するだけで、恋の話か挑戦の話かを正しく聞き分けられるようになります。

前置詞ひとつで世界が変わるのは、英語の面白いところですね。

まとめ|ラージの照れ隠しから学ぶ「見込み」の一言

have a shot with は、「その相手とうまくいくチャンスがある」を、軽やかに前向きに伝える恋愛の定番表現です。

この一言が使えると、重くなりがちな「付き合えると思う?」を、肩の力を抜いて尋ねられます。with を at に替えれば仕事や挑戦のチャンスにも応用でき、表現の幅がぐっと広がります。

気になる相手や挑戦したい目標を思い浮かべながら、会話のレパートリーに加えてみてください。

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