海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ビッグバン★セオリー』シーズン9の最終話、第24話「The Convergence Convergence」では、レナードとペニーが家族を招いてもう一度結婚式をやり直そうとする一方、ハワードは自分たちの発明に空軍が興味を示したことで疑心暗鬼に陥っていきます。レナードの両親であるビバリーとアルフレッド、シェルドンの母メアリーまで一堂に会する食事会では、家族への率直な不満や、思いがけない好意を示す英語表現が入り乱れます。
あらすじ(ネタバレなし)
『ビッグバン★セオリー』S09E24では、レナードとペニーは、母親たちを含む家族のためにもう一度結婚式を開こうとします。家族間の緊張と、ハワードに届いた思わぬ連絡がシーズンを締めくくります。食事会の席では、これまで顔を合わせなかった両家の親たちが、思いがけない相性を見せ始めます。誰が誰の不安を代弁し、誰が誰の本音をそれとなく明かすのかを追いながら見ると、英語表現がそのまま家族関係の複雑さを映していることに気づきます。『ビッグバン★セオリー』シーズン9第24話は、家族への率直な言葉と控えめな好意の両方を、英語のニュアンスから読み解けるエピソードです。
このエピソードで学べる英語フレーズ
1. strike someone as
~という印象を与える
Sheldon: Because, despite his fame and fortune, he strikes me as a lonely man.
(ここでは「~という印象を与える」という意味です)
strike someone as は「~という印象を与える」という意味です。なぜルービックキューブの発明者まで結婚式に招くのかと聞かれたシェルドンが、彼は名声や富に反して孤独な人間に見えるのだと理由を語る場面のひと言です。招待客選びという軽い話題の中に、シェルドンなりの人物観察がのぞく場面です。
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2. fill up on
~を満腹になるまで食べる
Sheldon: They’re filling up on bread and ruining their meal.
(ここでは「~を満腹になるまで食べる」という意味です)
fill up on は「~を満腹になるまで食べる」という意味です。食事会でアルフレッドとメアリーがなかなか料理を頼まないのを見て、シェルドンがパンばかり食べて食事を台無しにしていると分析する場面のひと言です。二人の様子をただの世間話ではなく観察対象として語る、シェルドンらしい視点が表れています。
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3. out to get someone
人を陥れようとしている
Howard: The government’s out to get me.
(ここでは「人を陥れようとしている」という意味です)
out to get someone は「人を陥れようとしている」という意味です。空軍からの問い合わせ以来、誰かに尾行されている気がすると訴えるハワードが、政府が自分を狙っているのだと言い張る場面のひと言です。冗談めかした言い方の奥に、発明を取り上げられるかもしれないという本気の不安がにじんでいます。
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4. make a big deal about
~を大げさに扱う
Sheldon: If I’d known you were broke, I wouldn’t have made a big deal about the bread.
(ここでは「~を大げさに扱う」という意味です)
make a big deal about は「~を大げさに扱う」という意味です。レナードの父アルフレッドが経済的に苦しいと知ったシェルドンが、それを知っていればパンの食べすぎをあれほど問題視しなかったと振り返る場面のひと言です。悪気なく口にした皮肉が、本人にはあまり自覚のないまま相手を傷つけている点が見どころです。
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5. on one’s tail
人を尾行している
Howard: I’m not being ridiculous– he’s right on my tail.
(ここでは「人を尾行している」という意味です)
on one’s tail は「人を尾行している」という意味です。誰かに追われている気がすると怯えるハワードが、大げさに騒いでいるだけだとバーナデットにたしなめられても引き下がらない場面のひと言です。実際には無関係な車を疑っているだけという展開が、このあと明らかになります。
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6. in our defense
こちらの弁明としては
Leonard: Look, in our defense, it was kind of a spur of the moment thing, and also, we don’t like her.
(ここでは「こちらの弁明としては」という意味です)
in our defense は「こちらの弁明としては」という意味です。母親を最初の結婚式に招かなかった理由を問われたレナードが、とっさの判断だったことに加え、正直好きではないからだと本音を付け加える場面のひと言です。弁明のつもりが、かえって本音を強調してしまう言い方になっています。
7. get to a good place
よい関係に落ち着く
Penny: Uh, you know, it started a little rocky, but I think we got to a good place.
(ここでは「よい関係に落ち着く」という意味です)
get to a good place は「よい関係に落ち着く」という意味です。レナードの母を空港まで送った顛末を聞かれたペニーが、最初はぎこちなかったものの最終的にはうまくいったと報告する場面のひと言です。心配していたレナードに対し、結果だけを先に伝えて安心させる言い方になっています。
8. take over
引き継ぐ/支配する
Howard: The military is just gonna take over the whole project.
(ここでは「引き継ぐ/支配する」という意味です)
take over は「引き継ぐ/支配する」という意味です。空軍からの問い合わせを純粋な好意的関心とは受け取れないハワードが、自分たちの発明を軍がそのまま取り上げてしまうだろうと決めつける場面のひと言です。楽観的なラージとは対照的に、最悪の展開ばかりを想像してしまうハワードの不安が表れています。
9. right on one’s tail
すぐ後ろに迫って
Howard: I’m not being ridiculous– he’s right on my tail.
(ここでは「すぐ後ろに迫って」という意味です)
right on one’s tail は「すぐ後ろに迫って」という意味です。落ち着くようにと言われても納得しないハワードが、大げさではなく本当にすぐ後ろにいるのだと言い張る場面のひと言です。同じ状況を説明する中でも、on one’s tail よりも切迫感を強めた言い方になっています。
10. not a legal ceremony
法的な式ではない
Penny: Okay, so it’s not a legal ceremony, it’s just a chance for us to redo our vows so everyone can be part of it.
(ここでは「法的な式ではない」という意味です)
not a legal ceremony は「法的な式ではない」という意味です。やり直しの結婚式について尋ねられたペニーが、これは法的な効力を持つ式ではなく、皆に参加してもらうための誓いのやり直しにすぎないと説明する場面のひと言です。正式な手続きではないと前置きすることで、招待客たちの気軽な参加を促す言い方になっています。
このエピソードの英語学習ポイント
この回の会話を通して見えてくるのは、家族への率直な不満と、表には出しにくい好意や不安を、どちらも英語でどう扱うかという対比です。レナードは母を最初の結婚式に招かなかった理由を聞かれ、とっさの判断だったからというだけでなく、単純に好きではないからだと言い切ります。それでも母が傷ついたと知れば式をやり直すことに同意する態度には、率直な不満と家族への配慮が同居しています。並行して描かれるハワードの空軍とのやり取りでは、発明への純粋な関心かもしれないという楽観的な見方をラージが示す一方、ハワード自身は誰かに尾行されているとまで思い込み、不安を大げさな言葉でまき散らします。同じ出来事でも、それをどう言葉にするかで受け取られ方がまるで変わる点が、この回の会話の面白さです。食事会の終盤、これまで交わることのなかったレナードの父とシェルドンの母が意気投合していく様子は、誰も口には出さないまま、視聴者にだけ伝わる小さな伏線として描かれています。
キャラクター別|英語の特徴
ペニー|家族のために計画を提案する英語
ペニーの発話は、難しい説明を避けながらも、相手が何を問題にしているかをすぐ言葉にします。この回でペニーが担うのは、家族のために計画を提案する英語という役割です。母親を招かなかったことを気にしないレナードに対し、ペニーは「Hey, look, then forget about her, let’s do it for us.」(じゃあ彼女のことは置いておいて、自分たちのためにやろう、という意味です)と提案し、話の軸を相手の説得から二人自身の望みへとずらします。反対意見を押し切るのではなく、争点そのものを変えてしまう切り返し方が、ペニーらしい進め方です。
レナード|母親への不満を率直に述べる英語
相手を納得させたい気持ちと、自分の立場を守りたい気持ちが同時に表れるのがレナードの会話です。この回でレナードが担うのは、母親への不満を率直に述べる英語という役割です。なぜ母を式に招かなかったのかとペニーに問い詰められると、レナードは「I just said why, we don’t like her.」(理由はさっき言った、好きじゃないからだ、という意味です)と、取り繕わずに本音を口にします。遠回しな言い訳を重ねるのではなく、理由をすでに述べたと突き放す言い方に、レナードの苛立ちがそのまま表れています。
ハワード|予想外の任務を不安げに説明する英語
ハワードは大きな話を冗談に変えながら、実際には自分の不安や責任を伝えています。この回でハワードが担うのは、予想外の任務を不安げに説明する英語という役割です。空軍からの問い合わせを受けたハワードは、「The military is just gonna take over the whole project.」(軍がこのプロジェクトをそのまま乗っ取ってしまうだろう、という意味です)と決めつけ、楽観的なラージとは対照的な悲観論を展開します。技術的な成果を誇らしげに語っていたはずの発明が、一転して自分の手を離れる不安の種として語られる落差が、この回のハワードらしさです。
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