「take an interest in」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S02E13で学ぶ英会話

「take an interest in」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

仕事でも友人関係でも、「もっと相手のことに関心を持てばいいのに」と感じたり、逆に言われたりした経験はありませんか。

そんな場面でぴったりの「take an interest in」は、相手や物事に自分から関心を向けることを表す表現です。『ビッグバン★セオリー』シーズン2第13話の中盤、友達の作り方を理屈で攻略しようとするシェルドンに、レナードが「人と会って関心を持て」と助言するシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「take an interest in」の意味とニュアンス

take an interest in
意味:〜に関心を持つ、興味を示す

「take an interest in」は、ある人や物事に対して自分から関心を向ける、興味を示す、という意味です。よく似た「be interested in(〜に興味がある)」が「興味を持っている状態」を表すのに対して、「take an interest in」は「関心を持つという行為に踏み出す」能動的なニュアンスを持っています。

特に人に対して使うと、相手を気にかける、心を向けるという温かみのある意味になります。「take an interest in someone’s work(誰かの仕事に関心を持つ)」「take an interest in politics(政治に関心を持つ)」のように、後ろには関心の対象が続きます。an interest と冠詞がつくことで、「関心をひとつ起こす」という、動作として関心が生まれる感覚が出るのも特徴です。

【ここがポイント!】

  • 核は「自分から関心を取りにいく」という能動的な動作のイメージ
  • be interested in の「状態」に対して、こちらは関心を向ける「行為」を表す一言
  • 人に使うと「相手を気にかける」という温かみが出るのがポイント

『ビッグバン★セオリー』S02E13のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

シェルドンは友達作りを「純粋な知的作業」として攻略しようとし、独学で泳ぎを覚えた話まで持ち出します。それに呆れたレナードが、友達作りは机上の理論ではないと諭す場面。エピソード全体のテーマがこの一言に凝縮されています。

Leonard: No, my point is, if you want to learn how to make friends, then just go out to a coffee shop or a museum. Meet people. Talk to them. Take an interest in their lives.
(違う、僕が言いたいのはこうだ。友達を作りたいなら、カフェか博物館にでも行けばいい。人に会って、話して、相手の人生に関心を持つんだ。)

Sheldon: That’s insane on the face of it. Come on.
(そんなの、どう考えても正気じゃない。行くぞ。)

The Big Bang Theory Season2 Episode13(The Friendship Algorithm)

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シーン解説と心理考察

長年シェルドンと暮らすレナードは、彼が他者への関心を欠く人物だということを誰よりも知っています。だからこそ、ごく当たり前の助言を、噛んで含めるように一語ずつ区切って伝えているのが伝わってきます。「Meet people. Talk to them.」と短い命令文を畳みかけ、最後に「Take an interest in their lives」と置く構成からは、これが理屈ではなく実践なのだという静かな主張がにじむ場面です。

一方のシェルドンは、その助言を「on the face of it(一見して)正気じゃない」と即座に切り捨てます。相手に関心を向けるという行為そのものが、彼にとっては非合理に映っているところに、二人の友情観の根本的なズレが表れています。友達を「作る」のではなく「攻略する」対象として見ているシェルドンらしさが、この短いやり取りに凝縮されていると言えます。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

「take an interest in」は、自分の「関心」という小さな種を手に取って、相手の世界の中(in)にそっと植えるイメージで覚えると定着します。be interested in が「すでに興味がある状態でそこにいる」のに対して、take は「関心を手に取って動かす」動作。レナードがシェルドンに「相手の人生(their lives)に関心を持て」と説くあの場面を思い浮かべれば、関心を相手の生活の中へ向ける、という in の方向性がそのまま絵として残ります。動詞 take の「手に取る」感覚が、能動性のスイッチだと押さえておきましょう。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「take an interest in」

人にも物事にも使える表現なので、場面ごとの温度差を意識すると使い分けがしやすくなります。3つの例文で幅を確かめてみましょう。

She started to take an interest in classical music after the concert.
(彼女はそのコンサートのあと、クラシック音楽に関心を持ち始めた。)
何かのきっかけで新しい興味が芽生えた場面で使えます。start to と組み合わせると、「関心を持ち始めた」その入口を自然に表現できます。

Good managers take an interest in their team members’ growth.
(優れた上司は、チームメンバーの成長に関心を持つ。)
仕事で相手を気にかける姿勢を表す場面です。人に対して使うことで、単なる興味ではなく「配慮」のニュアンスが前に出ます。

A: You never ask about my job anymore.
B: I’m sorry. I’ll try to take more of an interest in what you do.
(A:最近、私の仕事のこと全然聞いてくれないよね。)
(B:ごめん。これからは君のしてることに、もっと関心を持つようにするよ。)
すれ違いを修復しようとする会話で使える表現です。take more of an interest と量を足すことで、「もっと気にかける」という歩み寄りの気持ちを伝えられます。

あわせて覚えたい関連表現

be interested in
(〜に興味がある)
最も基本的な「興味がある」を表す状態の表現です。take an interest in が「関心を向ける行為」なのに対し、こちらは「興味がある状態」を表し、相手への配慮のニュアンスはやや薄くなります。

pay attention to
(〜に注意を払う)
意識を向けて注目することを表します。take an interest in が「関心・興味」を中心とするのに対し、こちらは「注意」が中心で、より中立的・事務的に使われる場面が多い表現です。

care about
(〜を気にかける、大切に思う)
感情的な思い入れや心配が中心の表現です。take an interest in は「関心を向ける」ことに重心があり、必ずしも深い情緒を伴わない点で、care about より一歩手前の温度感だと言えます。

Note|take の「一回分の行為をとる」用法とフレーズの成り立ち

「take an interest in」を理解する鍵は、動詞 take の使い方にあります。

英語の take には、take a walk(散歩する)、take a break(休憩する)、take a look(ちょっと見る)のように、「抽象的な行為を一回分とる」という用法があります。これらはいずれも「歩く」「休む」「見る」という動作を、an をつけて「ひとつの行為」として手に取るイメージです。take an interest in もこの仲間で、「関心(interest)というひとつの行為を起こす=関心を向ける」と理解できます。冠詞 an がつくことで、漠然とした状態ではなく「関心がひとつ立ち上がる」という、動作としての輪郭がはっきりします。これが、状態を表す be interested in との決定的な違いを生んでいます。be interested in は「興味がある状態でそこにある」、take an interest in は「興味を一回分、自分の側から起こす」。同じ「興味」でも、後者には主体の積極的な一歩が含まれているのです。

レナードがシェルドンに求めたのは、まさにこの「自分から関心を起こす」一歩でした。友達作りを座学で済ませようとする相手に、関心は受け身で「ある」ものではなく、能動的に「とる」ものだと伝えていたわけです。

take ひとつで、関心の温度はこんなにも変わります。

まとめ|友達作りを理屈で攻略しようとするシェルドンから学ぶこと

「take an interest in」は、相手や物事に自分から関心を向ける、という能動的な一歩を表す表現です。「興味がある」という状態よりも一歩進んで、心を相手の側へ向ける動作だと捉えると、使いどころが見えてきます。

このフレーズを使えるようになると、「相手を気にかけている」という姿勢を、押しつけがましくなく自然に伝えられるようになります。仕事でも家族のあいだでも、関係をやわらかくつなぐ一言として働いてくれます。

友達作りすら数式で解こうとするシェルドンに、レナードがそっと差し出した助言として、会話のレパートリーに加えてみてください。

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