「I’ll take care of you, what do you need?」看病の申し出と線引きの英語|『ビッグバン★セオリー』S01E11で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「I’ll take care of you, what do you need?」看病の申し出と線引きの英語|『ビッグバン★セオリー』S01E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、ビッグバン★セオリー シーズン1 第11話に登場する、看病を巡る一連のやりとりです。風邪で寝込んだシェルドンを渋々引き受けることになったペニーが、迎えの依頼から線引きの申し出、そして甘えた頼み込みまで付き合わされる展開が続きます。

シットコムらしいテンポの応酬の中に、看病の場面で使える実用的な言い回しが詰まっています。迎えを頼む言い方から、申し出と線引き、頼み込みの言い方まで順番に見ていきます。

目次

「Can you please come get him?」――迎えを頼む言い方

チーズケーキファクトリーでシェルドンに居座られて困ったペニーが、電話でレナードに助けを求める場面です。

Penny: He won’t leave, he says he’s afraid he’ll pass out on the bus and someone will harvest his organs.
(帰ろうとしないの。バスの中で気を失って、誰かに臓器を抜かれるんじゃないかって怖がってるのよ。)

Leonard: He’s paranoid, and he’s established a nest.
(あいつは被害妄想を起こして、巣まで作ってる。)

Penny: Can you please come get him?
(迎えに来てくれない?)

TBBT Season1 Episode11 (The Pancake Batter Anomaly)

Can you please 〜? は、丁寧に頼みごとをするときの基本の型です。ペニーはシェルドンの様子を説明したうえでこの一言を口にしており、状況の深刻さを伝えてから頼みごとをするという順序が、頼みを聞いてもらいやすくする工夫として働いています。

「I’ll take care of you, what do you need?」と「ground rules」――申し出と線引き

結局シェルドンを家まで送り届けることになったペニーが、看病を引き受ける場面です。

Penny: Okay, sweetie, I’ll take care of you, what do you need?
(わかった、いい子だから。私が看てあげる、何が必要?)

Sheldon: Well, my mom used to give me sponge baths.
(そうだな、母はよく僕を清拭してくれたものだ。)

Penny: Okay, ground rules, no sponge baths, and definitely no enemas.
(わかった、ルールを決めましょう。清拭はなし、浣腸なんて絶対なしだから。)

Sheldon: Agreed.
(了解した。)

TBBT Season1 Episode11 (The Pancake Batter Anomaly)

I’ll take care of you, what do you need? は、看病を申し出るときの定番の一言です。ペニーはこの申し出のすぐあとにground rules(あらかじめ決めておく線引き)という言葉を使い、してほしくないことを先に断っています。sponge baths(清拭)やenemas(浣腸)は体のケアに関わる具体的な行為を指す語で、申し出と同時に境界線を示す組み立てが、この場面の会話の型になっています。

「Will you please…」と「please」連発――子どものような頼み込み

看病を引き受けたペニーに対し、シェルドンがさらに要求を重ねる場面です。

Sheldon: Wait. Will you please rub this on my chest.
(待ってくれ。これを胸に塗ってもらえないか。)

Penny: Oh, Sheldon, can’t you do that yourself?
(もう、シェルドン、自分でできないの?)

Sheldon: Vaporub makes my hands smell funny.
(軟膏をつけると手が変なにおいになるんだ。)

Penny: But Sheldon….
(でも、シェルドン……)

Sheldon: Please, please, please, please, please, please, please.
(頼む、頼む、頼む、頼む、頼む、頼む、頼む。)

TBBT Season1 Episode11 (The Pancake Batter Anomaly)

Will you please 〜 は依頼の丁寧な型ですが、pleaseを何度も重ねる言い方になると、丁寧さよりも子どものように駄々をこねる印象が強くなります。一方のcan’t you do that yourself? は、頼みごとをやんわり突き返すときに使える言い方です。この場面ではその切り返しも、pleaseの連発の前にあっさり押し切られています。

まとめ|看病の言葉は、申し出と線引きのセット

迎えを頼むCan you please、看病を申し出るI’ll take care of you, what do you need、線引きを示すground rules。看病を巡るやりとりには、相手を助ける言葉と、自分の限界を示す言葉が組み合わさって出てきます。

看病という日常の一場面を通して、ビッグバン★セオリーのキャラクターたちの距離感がまた少し違って見えてきます。

場面の続きは、同じエピソードのフレーズ記事やエピソードまとめでも読める形になっています。

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