「Nobody tells me how to do my job.」に見る、口出しをはねつけて取引を打ち切る言い方|『ホワイトカラー』S04E07で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「Nobody tells me how to do my job.」に見る、口出しをはねつけて取引を打ち切る言い方|『ホワイトカラー』S04E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン4 第7話の後半から、”フィクサー”と呼ばれるシェパードが、依頼人デランシーの口出しをはねつけて契約を打ち切る場面を取り上げます。前半でサムがニールとの話を切り上げる場面とあわせて読むと、主導権を握る側がどんな短い言い切りを使うのかが見えてきます。

条件の示し方から、口出しの退け方、関係の終わらせ方まで、順に見ていきます。

目次

先に条件を示し、「maxed out」で打ち切る

前半、ニールはサムと会って話をします。サムは質問を始める前に、自分の条件を言い渡します。

Sam: Here are my terms. I ask the questions. I don’t like the answers, I get back in that car, and I drive away.
(条件はこうだ。質問するのは俺だ。答えが気に入らなければ、あの車に戻って走り去る。)

White Collar Season4 Episode7 (Compromising Positions)

Here are my terms. は、条件を切り出すときの定番です。terms は複数形で「条件、取り決め」を表します。後半の I don’t like the answers, I get back in that car は、if を使わずに二つの文を並べて「〜なら、〜する」を表す口語的な形で、現在形が「そう決めている」という取り決めの響きを帯びています。

ある証拠の在りかをニールが知らないと分かると、サムはこの条件を持ち出して話を切り上げます。

Sam: Sorry, Caffrey. You’ve already maxed out on your quota of answers I don’t like.
(悪いな、キャフリー。気に入らない答えは、もう割り当てを使い切った。)
Neal: So that’s it? You’re leaving?
(それで終わり? 行っちゃうの?)

White Collar Season4 Episode7 (Compromising Positions)

max out は「上限まで使い切る」、quota は「割り当て」です。最初に示した条件を数量にたとえることで、打ち切りの理由を一言で示しています。

「That’s none of your concern.」と「Nobody tells me how to do my job.」

中盤、サラはシェパードについて、やり方を問いただしたり尋ねたりしただけで仕事を打ち切る人物だと説明していました。後半、自宅軟禁中のデランシーは、手に入れた写真を使うようシェパードに求めます。

Shepard: These photos will not see the light of day.
(この写真が日の目を見ることはないわ。)
Delancy: Why not?
(なぜだ?)
Shepard: That’s none of your concern.
(あなたが気にすることじゃないわ。)
Delancy: Hey. You work for me.
(おい。俺が雇ってるんだぞ。)

White Collar Season4 Episode7 (Compromising Positions)

see the light of day は「日の目を見る、世に出る」という言い回しです。none of your concern は none of your business と同じく「あなたには関係ない」を表し、concern のほうが硬く事務的に響きます。

デランシーが、バークに嗅ぎ回るのをやめさせろと重ねて迫ると、シェパードはこう言い切ります。

Shepard: Nobody tells me how to do my job.
(私の仕事のやり方に指図できる人はいないわ。)

White Collar Season4 Episode7 (Compromising Positions)

Nobody を主語にすると、動詞は肯定形のままで「誰も〜しない」という否定になります。現在形なので、この場限りではなく「いつもそうだ」という原則として響きます。tell ~ how to … は「〜に…の仕方を指図する」という形です。

「We’re done.」と「That was our deal.」

やらないなら自分がやると返すデランシーに、シェパードは契約の打ち切りを告げます。

Shepard: Goodbye, Delancy. We’re done. You’re on your own.
(さようなら、デランシー。これで終わりよ。あとはご自分でどうぞ。)
Delancy: Hey. What? We had a deal, right?
(おい、何だよ。取引しただろう?)
Shepard: I make the rules. You don’t question them. That was our deal.
(ルールを決めるのは私。あなたはそれに口を挟まない。それが私たちの取引だった。)

White Collar Season4 Episode7 (Compromising Positions)

We’re done. は「もう終わり」と関係ややり取りを打ち切る一言で、You’re on your own. は「ここからは自力で」と支えを外す言い方です。デランシーの We had a deal, right? は、文末の right? で相手に同意を迫る形です。

シェパードは同じ deal の語を受けて、取引の中身を言い直して返します。That was our deal. の was は、最初に結んだ取り決めを指しています。サムの場面と同じく、先に決めた条件を根拠に話を打ち切っている点が共通しています。

まとめ|条件を示し、口出しを退け、関係を打ち切る

Here are my terms で条件を示す形、none of your concern と Nobody tells me ~ で口出しを退ける形、We’re done. と You’re on your own. で打ち切る形を見てきました。短い文ほど、主導権の所在がはっきりします。

次回も『ホワイトカラー』とともに、駆け引きの英語を見ていきましょう。

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