「Where else am I gonna go?」に見る、他に選択肢がないと突き放し気味に認める言い方|『ホワイトカラー』S01E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ホワイトカラー』シーズン1 第1話に登場する、他に選択肢がないと突き放し気味に認める表現です。事件が解決し休暇に出る間際、正式な決定が出たかと尋ねるニールにピーターが答え、留守中の在り方をあらためて確認し合う締めくくりの会話が描かれています。

条件を伝えて同意を軽く確かめる言い方と、それに反語で応じる言い方を、順番に見ていきます。

目次

「もしあの決断をしていなかったら」を、口語でさらりと表す言い方

正式な決定が出たかとニールに尋ねられ、ピーターはこれまでの経緯を踏まえて答えます。

Peter: Figured if we didn’t, you’d end up making one of these on your own.
(もし俺たちがそうしなかったら、お前は自分でこういうのを作る羽目になってただろうと思ってな。)

White Collar Season1 Episode1 (Pilot)

Figured if we didn’t, ~ の if we didn’t, you’d end up ~ の部分は、現在の事実に反する仮定を表す仮定法過去の通常の形です。省略されているのは文頭の主語 I だけで、本来 I figured (that) if we didn’t, you’d end up ~ となるところを、口語らしく主語を落として述べています。

end up ~ing は「結局〜する羽目になる」という意味で、望んだわけではない結果に落ち着くことを表す表現です。ここでは「正式な手続きを用意しなかったら、ニールは同じものを自分の手で作り出していただろう」という含みが込められており、皮肉交じりに相手の才覚を認める言い回しにもなっています。ニールが「正式に認められた」と応じると、ピーターは今回の契約条件を伝えます。

Peter: You’re a consultant, and I own you for four years. You okay with that?
(お前はコンサルタントだ、四年間は俺のものだ。それでいいか?)

White Collar Season1 Episode1 (Pilot)

You okay with that? は Are you okay with that? の be動詞を省いた口語形で、条件を伝えたうえで相手の同意を軽く確かめる言い方です。I own you for four years. 自体はかなり踏み込んだ表現ですが、直後に You okay with that? と続けることで、一方的な通告ではなく相手の意思を確認する形に収まっているのが分かります。

他に選択肢がないと、突き放し気味に認める言い方

休暇に出る前、ピーターは最後にもう一つ、留守中のことを尋ねます。

Peter: You’ll be here when I get back?
(俺が戻る時、お前はここにいるよな?)

White Collar Season1 Episode1 (Pilot)

You’ll be here when I get back? は、未来を表す助動詞 will を使いながら、文末を疑問符だけで上げ調子にする口語形の確認の仕方です。Will you be here ~? と語順を入れ替えなくても、話し言葉ではイントネーションだけで疑問文だと伝わります。

念を押すような問いに対し、ニールはこう答えます。

Neal: Where else am I gonna go?
(他にどこへ行くって言うんだよ。)

White Collar Season1 Episode1 (Pilot)

Where else am I gonna go? は「他にどこへ行くというのか」と、他に選択肢がないことを反語で表す言い方です。素直に I’ll be here.(ここにいるよ)と答えるのではなく、あえて疑問文の形を借りて突き放し気味に認めているのが特徴です。Where else ~? の形は、「ほかにどこ」と選択肢の有無そのものを問うことで、実質的には「ここ以外にない」という答えを暗に示す組み立てになっています。

断定を避けながらも、行き場のなさを逆手に取って答えを示すこの受け答えには、二人の距離感がそのまま表れています。

まとめ|条件の確認と、突き放し気味な同意の言い方

条件を伝えて相手の同意を軽く確かめる言い方と、他に選択肢がないと反語で認める言い方を見てきました。畏まらない言葉のやり取りの中に、二人の関係の在り方が読み取れます。

次回も『ホワイトカラー』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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