『ホワイトカラー』S04E10 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン4 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 4 Episode 10

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン4第10話では、FBIのカンファレンスで息の合ったパートナーを演じるニールとピーターの裏側で、二人の会話には温度差がにじみます。必要なことだけを一文で言い切るピーターの言葉と、質問をはぐらかしながら話題をずらしていくニールの言葉の対比が、この回の随所に表れています。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン4第10話は、FBIの大規模カンファレンスでパネル登壇を任されたニールとピーターの場面から始まる。会場ではハイテク機器を狙う正体不明の人物による事件が発生し、二人は捜査に乗り出すことになる。並行して、姿を消したサムとの接触を諦めきれないニールに、ピーターは複雑な思いを抱えながらも協力の道を探ろうとする。サムを守るため、ニールは独自の対策を講じていく。質問にまっすぐ答える人物と、答えをずらしながら話題を変えていく人物の違いに注目すると、この回の会話がより楽しめる。『ホワイトカラー』S04E10のあらすじを追うときは、二人の間合いの変化に目を向けてみてほしい。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. couldn’t resist

我慢できなかった、誘惑に負けたという意味です。

Neal: Oh, I passed a syphon-brew place on the way, couldn’t resist.
(ああ、来る途中でサイフォン式のコーヒー専門店の前を通ってさ、我慢できなかったんだ。)

カフェインを控えていたはずだとピーターに指摘され、専門店のコーヒーの誘惑に負けたことを打ち明ける場面です。Oh, I passedと軽い調子で切り出すところに、後ろめたさを深刻ぶらずに流してしまうニールらしさが表れています。

2. have the upper hand

優位に立つ、有利な立場にあるという意味です。

Mozzie: Might I remind you who has the upper hand in this situation?
(この状況で誰が主導権を握っているか、思い出させてやろうか?)

ニールの部屋で待っていたモジーが、忍び込んできたサムに名乗るよう迫り、自分が主導権を握っていると言い放つ場面です。Might I remind youという格式ばった疑問形に、脅し文句すら回りくどく飾ってしまうモジーらしい語り口が表れています。

3. ferret out

(隠れているものを)探り出す、あぶり出すという意味です。

Peter: That’s how we ferret out the imposter.
(それが、なりすまし犯をあぶり出す方法だ。)

カンファレンス会場に紛れ込んだなりすまし犯を見つけ出すため、ピーターがFBI捜査官のバッジを使う作戦を提案する場面です。That’s howと結論から入る言い方に、遠回しな説明を挟まないピーターの端的さが表れています。

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4. weak link in the chain

(組織や仕組みの中の)弱点、脆弱な部分という意味です。

Neal: No weak links in the chain.
(この手順に弱点はない。)

偽造書類を紛れ込ませる隙がないほど、書類の受け渡し手順に抜け穴がないことをニールが説明する場面です。No weak linksと言い切りながらも、その直後にはその隙のない手順を出し抜く算段を続けているところに、隙のなさを認めた上で裏をかこうとするニールの姿勢が表れています。

5. get someone started

(人)にその話をさせる、(人)のスイッチを入れるという意味です。

Neal: Don’t get him started.
(彼をその気にさせるなよ。)

ペットのネズミを溺愛するモジーの話を、これ以上引き出すなとニールが釘を刺す場面です。Don’t get him startedという忠告の形を借りながらも、モジーの話を軽くいなして本題からそらす、ニールらしい話の運び方が表れています。

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6. work like a charm

見事にうまくいくという意味です。

Neal: Worked like a charm.
(うまくいったよ。)

チーズを使ったおとり作戦がうまくいき、ペットのネズミが無事に持ち場へ戻ってきたことをニールが報告する場面です。Worked like a charmと結果だけを短く伝えるところに、作戦の中身よりもまず成果を先に見せたいニールの余裕が表れています。

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7. the last thing someone wants to hear

(人)が一番聞きたくないことという意味です。

Peter: I know the last thing you want to hear right now is that I looked into Sam again, but…
(今、お前が一番聞きたくないことだとわかってはいるが、俺はまたサムのことを調べたんだ。でも……)

ニールが望んでいないと知りながら、ピーターがサムについて調べ直したことを切り出す場面です。I knowと相手の気持ちを先に認めたうえで本題に入る言い方に、言いにくい話でも避けずに伝えようとするピーターの率直さが表れています。

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8. not do something justice

(実物の価値を)正しく言い表せていない、過小に伝えるという意味です。

Jones: Doesn’t do it justice.
(それじゃ言い表せてないな。)

研究施設を「施設」と呼ぶだけでは実態を表しきれないと、ジョーンズがその厳重さを言い換える場面です。Doesn’t do it justiceと短く言い切ったすぐ後に、より的確な言葉を重ねるところに、無駄のない実務的な報告スタイルが表れています。

9. bear hug

万力のような強い抱擁、締め付けるようなハグという意味です。

Peter: More like a Russian bear hug.
(ロシア式の熊の抱擁って感じだな。)

防弾ベストのおかげで銃撃を受けても無事だったピーターが、その衝撃をユーモラスに例える場面です。More like ~と相手の軽口を受けて言い換える言い方に、深刻な出来事も茶化して受け止めるピーターの余裕が表れています。

10. get a good look at

~をよく見るという意味です。

Peter: Did you get a good look at him?
(奴の顔をよく見たか?)

サムを襲った男の正体を探るため、ピーターがニールに顔を目撃できたか尋ねる場面です。Did you ~?と用件だけを短く尋ねる聞き方に、遠回しな探りを入れないピーターの単刀直入さが表れています。

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このエピソードの英語学習ポイント

ピーターと交わす何気ないやり取りにも、ニールのはぐらかし方の型が表れています。Thought you were cutting down.とカフェインを控えていたはずのことを指摘されたニールは、Oh, I passed a syphon-brew place on the way, couldn’t resist.と、専門店の誘惑のせいだという軽い言い訳で切り返します。サムを襲った相手についてDid you get a good look at him?と尋ねられた場面でも、I didn’t see his face, but I saw his tattoo.と、顔ではなく入れ墨という部分的な手がかりだけを答えにとどめています。直接尋ねられた用件に正面から向き合わず、軽い言い訳や部分的な情報へ答えをすり替えるところに、ニールらしい受け流し方が繰り返し表れています。

対照的に、ピーターとジョーンズの言葉には迂回がありません。That’s how we ferret out the imposter.と、なりすまし犯を見つけ出す作戦をピーターは短い一文で言い切ります。研究施設の防備についても、ジョーンズはDoesn’t do it justice. More like a stronghold.と、婉曲な言い方を挟まず端的に言い換えます。必要な情報を一文で完結させる話し方が、この二人には共通しています。

聞き取りの際は、質問にまっすぐ答える一文と、答えを軽い言い訳やあいまいな情報にすり替える一文の切り替わりに注目してみてください。ドラマをもう一度見るときは、字幕で意味を確認したあと、字幕を外して、はぐらかす言葉の軽さと、言い切る言葉の短さの違いを聞き比べてみましょう。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|答えをずらしながら話題を渡り歩く話術

カフェインを控えていたはずだとピーターに指摘され、Oh, I passed a syphon-brew place on the way, couldn’t resist.と誘惑に負けたことを認めるニールは、この回を通じて、直接的な追及をやんわりかわす話し方を見せます。台本では、ニールの発話としてI didn’t see his face, but I saw his tattoo.も確認できます。サムを襲った相手の顔を見たかという質問に、入れ墨という部分的な手がかりだけを答えて済ませるところに、質問に正面から留まらず答えをやんわりとかわそうとするニールの癖が表れています。

書類の受け渡し手順をNo weak links in the chain.と評しながら、その直後には偽造書類を紛れ込ませる算段を語る場面でも、隙のなさを認めた上で裏をかこうとする姿勢が見て取れます。答えることと話題を変えることを同時にこなしてしまう、この回りくどさのない軽やかさが、ニールの話し方の一貫した特徴です。

ピーター|要点だけを一文で言い切る話し方

なりすまし犯対策をThat’s how we ferret out the imposter.と一文で言い切るピーターは、この回を通じて、遠回しな説明を挟まない話し方を見せます。台本では、ピーターの発話としてI know the last thing you want to hear right now is that I looked into Sam again, but…も確認できます。言いにくい内容だとあらかじめ認めたうえで、それでも話を先延ばしにせず切り出すところに、必要なことは避けずに伝えるピーターの姿勢が表れています。

防弾ベストのおかげで撃たれても無事だった際にもMore like a Russian bear hug.と即座に言い返す身軽さを見せる一方、事件の核心についてはDid you get a good look at him?と要件だけを尋ねる直球の聞き方を崩しません。軽口と本題の切り替えがはっきりしているところに、ピーターらしいめりはりが表れています。

ジョーンズ|多くを語らず一言で現場を言い換える話し方

研究施設の実態をDoesn’t do it justice.と一言で言い換えるジョーンズは、この回を通じて、無駄のない実務的な報告スタイルを一貫して見せます。台本では、なりすまし犯対策の場面でバッジの所持を尋ねられたジョーンズが、多くを語らずに簡潔な受け答えで応じる様子も確認できます。

派手な言い回しを重ねず、伝えるべき事実だけを短く差し出すジョーンズの話し方は、はぐらかして話題をずらすニールとも、軽口を挟みながら要点に戻るピーターとも違う、実務に徹した現場報告の型を示しています。三人の言葉を並べると、同じ「必要なことを伝える」場面でも、はぐらかす人、めりはりをつける人、淡々と言い切る人という三通りの向き合い方があることが見えてきます。

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