「that was a close one」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S12E12で学ぶ英会話

「that was a close one」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

廊下の低い梁に頭をぶつけそうになって、すんでのところで避けられた、というような場面が日常にはあります。

そんな瞬間にぴったりの「that was a close one」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン12第12話の中盤、ザックたちのボートでくつろぐペニーたちが、船内の天井の低さについて話す場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「that was a close one」の意味とニュアンス

that was a close one
意味:危ないところだった、間一髪だった

that was a close oneは、事故や失敗にあと少しで至りそうだったものの、ぎりぎり回避できたときに使う口語表現です。closeはここでは「距離が近い」という意味ではなく、「危険や失敗にあと少しで触れるところだった」という状態を表しています。

oneは直前に起きた出来事全体を指す代名詞で、頭をぶつけそうになった、物を落としそうになった、締め切りにぎりぎり間に合ったなど、幅広いヒヤリとした場面で使われます。深刻な事故だけでなく、日常のちょっとしたハプニングにも気軽に使える点が特徴です。

出来事が起きた直後、間を置かずにぽつりとつぶやくのが自然な使い方で、長い説明を加えなくても、この一言だけで「危なかった」という気持ちが相手にしっかり伝わります。

【ここがポイント!】

  • 「that was a close one」の核は、危険にあと少しで触れかけたというイメージ
  • 深刻な事故から日常の些細なハプニングまで幅広く使える表現
  • 直後の一言として口をついて出てくるカジュアルな言い回し

『ビッグバン★セオリー』S12E12のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ザックたちのボートに招かれたペニーたちが、船内の天井の低さについて話している場面です。マリッサが夫の背の高さをからかい混じりに紹介した直後、まさにその話題どおりの出来事が起こります。会話の流れがそのまま現実になる、絶妙なタイミングにも注目です。

Marissa: Although, he’s so tall he bangs his head almost every time he goes downstairs.
(でも、彼は背が高すぎて、階段を下りるたびにほとんど毎回頭をぶつけるのよ。)

Zack: After the first couple, you don’t even feel it.
(最初の何回かを過ぎたら、痛みも感じなくなるよ。)

Marissa: Where are our manners? Zack, let’s get our guests something to drink.
(あら、失礼しちゃったわね。ザック、お客さんに何か飲み物を用意しましょう。)

Zack: Oh, you got it, babe.
(ああ、了解だよ、ハニー。)

Penny: I can’t believe that guy’s rich.
(あの人がお金持ちだなんて、信じられない。)

Marissa: Ooh, watch your head.
(あら、頭に気をつけて。)

Zack: That was a close one.
(危ないところだった。)

The Big Bang Theory Season12 Episode12 (The Propagation Proposition)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

マリッサが「彼は背が高すぎて、階段を下りるたびにほとんど毎回頭をぶつけるのよ」と笑いながら明かすと、ザックは「最初の何回かを過ぎたら、痛みも感じなくなるよ」と涼しい顔で切り返します。裕福な暮らしを手に入れた二人ですが、船内の天井に頭をぶつけるという庶民的な悩みを軽い調子で語る様子に、飾らない空気感が漂います。

マリッサが「あら、頭に気をつけて」と声をかけた直後、ザックが「危ないところだった」とつぶやく流れは、直前の会話そのままの出来事が実際に起きたという小さなオチになっています。ペニーが少し前に「あの人がお金持ちだなんて、信じられない」ともらしていたことと重ね合わせると、羽振りの良さと不釣り合いなハプニングのギャップが、この場面のユーモアを引き立てています。

高価な船を持ちながらも、天井の低さという地味な悩みを抱えているという対比自体が、この短いやり取りに軽妙な味わいを添えています。ザックの返しが深刻さのかけらもない一言で終わることも、この場面全体の軽やかさを支えています。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

すぐ目の前をかすめて飛んでいったボールが、あと数センチで顔に当たるところだった、という瞬間を思い浮かべてみましょう。危険がclose(近く)まで迫ったけれど、それをかろうじてかわせた、という距離感がこのフレーズの芯にあります。

ザックが天井に頭をぶつけそうになった場面も、まさにその「あと少し」の距離感がそのまま言葉になったものでした。危険がすぐそばまで来て、ぎりぎりで通り過ぎていく感覚とセットで覚えておくと、似た場面でとっさに口にできるようになります。

胸をなでおろすような一瞬の安堵感まで一緒にイメージしておくと、口をついて出てくるタイミングも自然につかめるようになります。

例文で覚える「that was a close one」

ヒヤリとした瞬間の直後に使われるthat was a close oneを、3つの例文で確認していきましょう。

The car almost hit the dog. That was a close one.
(車が犬にぶつかりそうになった。危ないところだった。)
交通事故になりかけた出来事を振り返る場面です。almostという言葉が、間一髪で回避できたことを強調しています。ヒヤリとした瞬間を振り返るときに、almostとセットで使われることが多い組み合わせです。

I almost sent that email to the wrong client. That was a close one.
(あのメール、間違ったクライアントに送りそうになった。危なかった。)
仕事でのヒヤリハットを語るビジネスの場面です。送信ミスという具体的な内容が、緊張感を伝えています。誰にでも起こりうる操作ミスだからこそ、共感を呼びやすい例文です。

A: Did you see that? I almost dropped the cake!
B: Yeah, that was a close one.
(A:今の見た? ケーキ落としそうになった!)
(B:うん、危なかったね。)
料理や配膳中のハプニングを語り合う会話です。相手の反応にthat was a close oneと短く相槌を打つ使い方もよく見られます。

あわせて覚えたい関連表現

close call
(間一髪、危機一髪)
close callは名詞句としてIt was a close call.のように使われることが多い表現です。that was a close oneは、より会話的・即興的な相槌として使われる傾向があります。

a narrow escape
(間一髪の脱出)
a narrow escapeは事故や災難など、より深刻な危険から逃れた場合に使われることが多い表現です。that was a close oneは、日常の些細なヒヤリとした出来事にも幅広く使えます。

phew, that was close
(ふう、危なかった)
phew, that was closeは感嘆詞を伴う即時のリアクション表現です。that was a close oneはoneを使うことで、出来事全体をひとつの「こと」として振り返るニュアンスが加わります。とっさに口をついて出るか、少し落ち着いてから振り返るかで、自然と選ぶ表現も変わってきます。

Note|closeの発音が語る「近い」と「閉じる」の境界線

closeという単語には、実は発音によって意味が変わる面白さがあります。

that was a close oneのcloseは形容詞で、語尾が濁らない音になります。一方で「ドアを閉める」という意味の動詞closeは、語尾が濁る音になり、綴りは同じでも音がはっきり変わります。close call(間一髪)のcloseも同じく形容詞の発音です。英語学習の初期段階では見落としがちな違いですが、耳で聞き分けられるようになると、リスニングの際に「近い」の意味なのか「閉じる」の意味なのかを瞬時に判断しやすくなります。

that was a close oneを実際に音読してみると、濁らない軽やかな響きが、間一髪で危険をすり抜けたという安堵の気分ともよく合っていることに気づきます。同じ単語でも品詞によって音が変わるという性質は、closeに限らず英語にはいくつも存在し、読み方に迷ったときに品詞を意識してみると手がかりになります。close callというフレーズも合わせて覚えておくと、「危ない」を表す語感をより立体的につかめます。

同じ綴りでも、音の違いひとつで表情が変わるのが英語の面白さです。発音の違いに一度気づいてしまうと、次からは自然と聞き分けられるようになるものです。

まとめ|ヒヤリとした瞬間を、ひとことで言うなら

that was a close oneは、危険や失敗にあと少しで至りそうだったものの、ぎりぎり回避できたときに使う口語表現です。

頭をぶつけそうになった、締め切りに間に合った、事故を避けられたなど、日常のちょっとしたヒヤリハットを語るときに、そのまま口にできる一言です。

天井に頭をぶつけそうになったザックの様子のように、深刻になりすぎずに安堵の気持ちを伝えたいときには、会話のレパートリーに加えてみてください。短い一言だからこそ、とっさの場面でもすっと口から出てきやすいはずです。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「that was a close one」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

that was a close one

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次