「come between people」の意味と使い方|『モダンファミリー』S02E14で学ぶ英会話

「come between people」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

外部からの出来事がきっかけで、パートナーとの関係をあらためて見つめ直したことはありませんか。

そんな瞬間にぴったりの「come between people」を、『モダンファミリー』シーズン2第14話の後半、助手ブロデリックが残したメッセージを読み上げるミッチェルとキャメロンのやり取りから、一緒に見ていきましょう。

目次

「come between people」の意味とニュアンス

come between people
意味:二人の関係を損なう形で間に入る

come betweenは、二者の関係(恋愛・友情・家族など)に割り込み、その絆を損なう存在や出来事を表す表現です。文字どおりには「人々の間に来る」という意味ですが、そこから「関係の間に割り込んで、それを壊す」という意味に発展しています。人だけでなく、お金や誤解といった出来事にも使われる懐の広い表現です。

三角関係や友人同士の対立、優先順位をめぐる衝突など、何かが二人の関係に水を差す場面でよく登場します。誰が、あるいは何が間に入ったのかをbetween以下の目的語で示すのが基本の形です。

let something come betweenのように使役動詞letと組み合わせると、「割り込ませてしまう」ことへの警戒心を表せます。逆にnever letと否定すれば、大切な関係を守り抜く強い意志を伝えられる、応用の利く表現でもあります。

【ここがポイント!】

  • 「come between」の核は、二者の間に割り込んで絆を損なうイメージ
  • 割り込む側は人にも出来事にも使える幅の広さを持つ
  • between以下に「対象となる二者」を置く形が基本

『モダンファミリー』S02E14のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ミッチェルの助手ブロデリックから届いたメッセージを、ミッチェルがキャメロンに読み聞かせる場面です。辞職を申し出るブロデリックの言葉を通じて、二人が自分たちの関係を見つめ直していきます。

Mitchell: While I meant every word I said, I realize how unprofessional I was. Please accept my resignation. What you have with Cam is very special and I would never forgive myself if I came between you. Treasure each other. Sincerely, Broderick.
(「言ったことは全部本気でしたが、自分がどれだけプロ意識に欠けていたか分かりました。辞表を受け取ってください。あなたとキャムの関係はとても特別なものです。もし僕が二人の間に入ってしまったら、自分を決して許せません。お互いを大切にしてください。敬具、ブロデリック」)

Cameron: Wow.
(うわあ。)

Mitchell: Oh, Cam. What are we doing here?
(ああ、キャム。僕らは一体何をしてるんだろう?)

Cameron: I don’t know.
(分からないよ。)

Modern Family Season2 Episode14 (Bixby’s Back)

シーン解説と心理考察

ミッチェルが読み上げるブロデリックのメッセージは、「言ったことは全部本気でしたが、自分がどれだけプロ意識に欠けていたか分かりました。辞表を受け取ってください。」と続き、「あなたとキャムの関係はとても特別なものです。もし僕が二人の間に入ってしまったら、自分を決して許せません。お互いを大切にしてください。」と締めくくられます。誰への好意だったのかを最後まで明かさないまま身を引くブロデリックの言葉には、誠実さと切なさが同居しています。

ミッチェルが読み終えた直後のキャメロンの「うわあ。」という短い一言には、想定外の展開への驚きがそのまま表れています。続けてミッチェルが「ああ、キャム。僕らは一体何をしてるんだろう?」と問いかけると、キャメロンは「分からないよ。」と静かに答えます。助手の好意という外部からの出来事がきっかけとなって、二人が自分たちの関係を見つめ直す流れになっており、come betweenという表現が「二人の間に割り込む」という原義どおりの重みを持って使われています。

はっきりした答えを持ち合わせないまま、二人がそろって立ち止まっている様子からは、誰かに指摘されて初めて気づく関係の機微が浮かび上がります。外部の出来事が引き金になって、当たり前だと思っていた日常を見つめ直す瞬間の静けさが、この短いやり取りにはよく表れています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

come(来る)とbetween(間に)を組み合わせたイメージで考えてみましょう。二人が並んで立っているところに、何かがすっと割り込んでくる。その物理的な光景が、そのまま「関係を壊す」という意味につながっています。

ブロデリックのメッセージにあった「もし僕が二人の間に入ってしまったら」という一節も、まさにこの割り込みのイメージそのものです。二人の間にすき間ができて、そこに何かが入り込んでくる光景を思い浮かべておくと、似た状況に出会ったときにすっと言葉が浮かんできます。

例文で覚える「come between people」

come between peopleは、友情から家族関係まで、大切な絆に何かが割り込む場面で使われます。3つの例文で確認していきましょう。

I would never let money come between us.
(お金のことで私たちの仲が壊れるようなことは絶対にさせない。)
友情や信頼について話す場面です。letと組み合わせることで、「割り込ませない」という意志の強さを表せます。

A: Are you worried about the new coworker?
B: A little—I hope he doesn’t come between me and my best friend.
(A:新しい同僚のことが心配なの?)
(B:少しね。彼のせいで親友との仲が壊れないといいけど。)
人間関係の心配を話す会話です。between以下に「自分と親友」という二者を置くことで、誰の関係が脅かされているのかが明確になります。

The disagreement over the inheritance came between the two brothers.
(遺産をめぐる意見の対立が、二人の兄弟の仲を裂いた。)
家族間のトラブルを説明する場面です。主語を出来事にすることで、人ではなく出来事そのものが関係を裂いたという意味を表せます。

あわせて覚えたい関連表現

drive a wedge between people
(人々の間にくさびを打ち込む、仲を裂く)
come betweenよりも意図的・積極的に関係を裂こうとするニュアンスが強い表現です。くさびを打ち込むという具体的な動作のイメージが加わります。

get in the way of something
(何かの邪魔をする)
人間関係に限らず、計画や目標の妨げになることにも幅広く使われる表現です。come betweenほど、二者の絆そのものへの言及は強くありません。

cause a rift between people
(人々の間に亀裂を生じさせる)
rift(亀裂)という結果に焦点があり、より深刻・決定的な対立を含意することが多い表現です。

Note|come between / third wheel / meddle、三者三様の「間に入る」表現

「二人の関係に何かが入り込む」という状況を表す英語表現は、come between以外にもいくつかあります。

たとえば、恋人同士や仲の良い二人組の間に、意図せず居合わせてしまった第三者を指すthird wheelという表現があります。third wheelは「間に入る」動作そのものではなく、間に挟まれてしまった立場の人を名詞として指す言い方で、悪気なく居合わせただけの状況にも使われます。一方、meddle in someone’s relationshipは、当事者ではない人物が他人の関係に口や手を出す行為を指し、多くの場合、余計なお世話というニュアンスを伴います。come betweenがこれらと違うのは、割り込む主体が人にも出来事にも使え、しかも「関係を損なう」という結果まで含めて表している点です。誰が間に入ったのかという立場の違いよりも、関係そのものがどう変化したかに焦点を当てたいときに選びたい表現だと言えます。

ブロデリックが自らを「間に入りかねない」存在として位置づけたのも、単に居合わせただけの第三者ではなく、関係に影響を与えかねない立場を自覚していたからこその言葉選びだったと捉えられます。

同じ「間に入る」状況でも、どの表現を選ぶかで立場や意図の伝わり方が変わってきます。

まとめ|メッセージの余韻が教えてくれること

come between peopleは、二人の関係を損なう形で間に入ることを表す表現です。割り込む主体は人にも出来事にも使え、大切な絆に水を差す状況を幅広くカバーします。

友情や家族関係、恋愛関係など、さまざまな人間関係の場面でそのまま使える表現でもあります。

助手の好意という外部からの出来事をきっかけに、自分たちの関係をあらためて見つめ直したミッチェルとキャメロンの静かなやり取りには、何気ない一通のメッセージが二人の間に残した余韻がにじんでいました。

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