海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
自分の発信に思いがけず反応が集まりはじめて、その勢いを誰かに伝えたくなったことはありませんか。
そんな気持ちにぴったりの「blowing up」を、『モダンファミリー』シーズン6第1話の前半、ヘイリーが自分のファッションブログの調子を語る場面から、一緒に見ていきましょう。
「blowing up」の意味とニュアンス
blowing up
意味:(ブログ・SNS・作品などが)急に注目を集めて人気が出ている
blow upは本来、「爆発する」「膨らむ」を表す動詞です。そこから、注目や反応がぐんと膨らんでいく様子を表す使い方が生まれています。今回のようにbe blowing upと進行形になると、人気が急に伸びている最中であることが伝わります。
主語になるのは、ブログ、動画、お店、バンドのように、人の目に触れるものが中心です。「〜が話題になっている」と言うよりも、反応がどんどん大きくなっていく勢いまで含めて伝えられるのが特徴です。
同じblow upでも、意味は主語と前後の文脈で決まります。怒りを爆発させる、写真や図を拡大する、といった意味もあるため、ブログや店が主語で、あとに登録者数や注文数のような数字が続いていれば、人気の話だと読み取れます。
日本語の「人気が伸びている」に近い場面で使えますが、blowing upは人気が増しているという事実そのものを述べる言い方で、良い評判かどうかまでは示しません。反応の大きさを伝える言葉として、数字や具体的な出来事と組み合わせると意味がはっきりします。
【ここがポイント!】
- 「blowing up」の核は、風船が膨らむように注目が一気に大きくなっていく勢い
- 進行形のbe blowing upは、人気が伸びている最中という今の状態を伝える形
- 主語がブログや店なら人気の話で、怒りや拡大の意味とは文脈で見分けるのがコツ
『モダンファミリー』S06E01のシーンで見てみよう
意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。
ヘイリーが、自分のファッションブログの近況を語る場面です。まずブログの勢いを一言で伝え、続けてライブのビデオチャットを始めたことと登録者の数を挙げ、髪の調子にまで話を広げていきます。最後に、髪の調子の良さを大げさに言い添える一言が来るところも、見どころです。
Haley: My fashion blog is blowing up.
(私のファッションブログ、めちゃくちゃ伸びてるの。)Haley: I started doing these live video chats, and now I have over 50,000 subscribers! Oh, plus, my hair has never looked better.
(ライブのビデオチャットを始めたら、登録者がもう5万人を超えたの! あと、髪の調子も今までで一番いいのよ。)Haley: I’m not a religious person but I just woke up.
(私、信心深いほうじゃないけど、ちょうど今、目が覚めたところなの。)Modern Family Season6 Episode1 (The Long Honeymoon)
シーン解説と心理考察
ヘイリーは最初の一言で、ブログの状態を「blowing up」と言い切ります。そのあとに続くのは形容ではなく、ライブのビデオチャットという具体的な取り組みと、登録者5万人超という数字です。勢いの中身を数字で裏づけていくところに、近況を報告する話し方の特徴が表れています。
注目したいのは、ビデオチャットを始めた結果として登録者が増えた、という流れが「始めたら、もうこんなに」という語り口に乗っている点です。I have over 50,000 subscribersと持っている数を並べるだけで、伸びの大きさが伝わります。
さらに話題は髪の調子へ移り、信心深いほうではないという前置きのあとに「ちょうど今起きたところ」と続けて、寝起きでもこの髪、と調子の良さを誇張して締めくくります。ブログの人気から自分の髪まで、良いことを次々に並べていく流れが、勢いのある語りとして響きます。
『モダンファミリー』流・覚え方のコツ
blowは息を吹き込む動きで、風船に空気を入れていく様子を思い浮かべてみましょう。息を入れるほど風船は大きくなり、ある瞬間から一気に膨らみます。blowing upは、その膨らんでいる最中を切り取った言い方です。
ヘイリーのブログも、ライブのビデオチャットという空気が入って、登録者が5万人を超えるところまで大きくなりました。風船がどんどん膨らんでいく絵と、登録者の数字が増えていく絵を重ねると、進行形のbe blowing upが今まさに伸びている最中を表すことが、すっと思い出せます。人気が上向いている話を聞いたら、風船の大きさを思い浮かべながらblowing upと口に出すのが、身につける近道です。
例文で覚える「blowing up」
ブログや動画、お店などの人気が伸びている場面で使えるblowing upを、3つの例文で確認していきましょう。
Her cooking channel has been blowing up since last month.
(彼女の料理チャンネルは、先月から急に人気が出ています。)
知り合いの配信活動の近況を話す場面です。has been blowing upと現在完了進行形にすると、先月から今まで勢いが続いているという流れが伝わります。
That new café is blowing up on social media.
(あの新しいカフェは、SNSで話題になっています。)
流行りの店を友人に教える場面です。on social mediaを添えると、どこで注目が集まっているのかがはっきりします。
A: How’s your online shop going?
B: It’s blowing up! I can hardly keep up with the orders.
(A:ネットショップの調子はどう?)
(B:すごい勢いだよ! 注文が多すぎて追いつかないくらい。)
副業の近況を報告し合う会話です。あとにI can hardly keep up with the ordersと具体的な状況を足すと、忙しくなるほどの勢いが伝わります。
あわせて覚えたい関連表現
go viral
((投稿・動画などが)爆発的に拡散される)
blowing upが人気全体の膨らみを表すのに対し、go viralは一つの投稿や動画が一気に広まる出来事を指します。
take off
((事業・活動などが)軌道に乗る)
take offは「離陸する」という文字どおりの意味から、順調に上向きはじめる場面に使います。blowing upのほうが、勢いの急さが前に出ます。
become popular
(人気になる)
become popularは勢いや速さを含まない、中立的な言い方です。blowing upと比べると、急に盛り上がっている様子までは伝わりません。
Note|blowing upとgo viral・take offの使い分け
急に注目が集まる様子を表す言い方はいくつかあります。ここでは、blowing up、go viral、take offの3つを、何が広がっているのか、勢いがどう進むのかという点から比べます。
go viralは、一つの投稿や動画が短い間に多くの人へ広まる出来事を指します。たとえば、あるダンス動画が一晩で大きな話題になったときは、The video went viral.のように、その動画そのものが主語になります。一方のtake offは、店や副業、ブログのような活動全体が順調に軌道へ乗り、右肩上がりになっていく段階を表します。離陸する飛行機のように、地面を離れて上昇していく変化が中心です。
blowing upはその中間にあたる使い方です。一つの投稿にも活動全体にも使えて、しかも「反応が今もどんどん膨らんでいる」という進行中の勢いを前に出せます。ヘイリーがMy fashion blog is blowing up.と言ったのも、ブログという活動全体について、登録者が増え続けている今の状態を伝えるためでした。
ここで見ておきたいのは、3つの表現が「何を主語にするか」で自然に分かれる点です。主語が一つの動画や投稿ならgo viral、店や副業のような活動ならtake off、ブログやチャンネルのように反応が積み上がっていくものならblowing up、と主語から選べば、場面に合った言い方が決まります。
まとめ|数字で語るヘイリーの勢い
blowing upは、ブログやSNS、お店などが急に注目を集めて人気が出ている様子を、風船が膨らむような勢いで伝える表現です。進行形のbe blowing upにすると、伸びている最中という今の状態が伝わります。
自分の活動や友人の近況を話すときに、「急に人気が出ている」を一言で言い切れる表現です。go viralやtake offとの違いも押さえておくと、話題の中身に合わせて選べます。
ヘイリーは、ライブのビデオチャットや登録者5万人超という数字を並べて、ブログの勢いを語っていました。人気が膨らんでいる話をする場面は、この一言から切り出せます。


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