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家や車のような大きな買い物をするとき、最初にいくら用意すればいいのか、気になったことはありませんか。
そんな場面で欠かせない「down payment」を、『モダンファミリー』シーズン6第19話の中盤、頭金をめぐる話でミッチェルとフィルがクレアのことを話題に言葉を交わすシーンから、一緒に見ていきましょう。
「down payment」の意味とニュアンス
down payment
意味:頭金(住宅や車などを買うとき、最初に払うお金)
down payment は、高額なものを買うときに、最初にまとめて払う一部のお金を指す名詞です。down は「下へ」、payment は「支払い」という意味です。頭金は、購入代金のうち最初に払う一部を指します。残りの代金は、分割払いやローンで払っていくのが前提になります。
住宅の購入でいちばん耳にしやすい言葉ですが、車や高価な家具など、代金を分けて払う買い物全般で使えます。日本語の「頭金」とほぼ同じ場面で使う名詞、と考えて問題ありません。
「頭金を払う」と言いたいときは、make a down payment や pay a down payment のように、動詞と組み合わせます。何の頭金かを示したいときは、a down payment on a house のように前置詞 on を続けます。名詞としてひとまとまりで覚えたうえで、動詞や前置詞とセットで口に出せるようにしておくと便利です。買い物の相談や不動産の話題では、頭金の額を尋ねる場面があるので、質問の型も一緒に持っておくと安心です。
【ここがポイント!】
- 「down payment」の核は、買い物の最初に払う土台となる一部のお金
- 住宅・車・家具など、代金を分けて払う高額な買い物で幅広く使える
- 「頭金を払う」は make / pay、何の頭金かは on で示すのがコツ
『モダンファミリー』S06E19のシーンで見てみよう
意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。
ミッチェルが、頭金にまつわるお金の話を切り出します。聞いたフィルは驚いて聞き返し、ミッチェルがさらに話を重ねると、フィルは、自分が長い間ジェイに借りがあったのに、なぜ教えてくれなかったのかとクレアに問い返します。ミッチェルの最初のセリフの中に、down payment が登場します。
Mitchell: Dad gave you the same amount of money for your down payment.
(父さんは、そっちの頭金にも同じ額のお金を出したんだ。)Phil: What? Jay loaned us that money?
(え? ジェイが俺たちにあの金を貸してたのか?)Mitchell: Oh, my God. You don’t know. Yes. Yes. Makes you wonder what else she’s lied about, huh?
(うそだろ。知らなかったのか。そうだよ、そうなんだ。他にどんなうそをついてるのか、気になってくるよな?)Phil: Wait. I’ve owed Jay money for 20 years, and you never told me?
(待ってくれ。俺は20年もジェイに借りがあったのに、君は一度も教えてくれなかったのか?)Modern Family Season6 Episode19 (Grill, Interrupted)
シーン解説と心理考察
話の出だしで、ミッチェルは「父さん」がそっちの頭金にも同じ額のお金を出したと口にします。頭金という言葉が、この短い一言でやり取りのきっかけになっています。金額そのものではなく「同じ額」という言い方を選んでいるので、聞き手の関心は、お金の出どころへ一気に向かいます。
フィルは「ジェイが俺たちにあの金を貸してたのか?」と聞き返します。驚きが先に立っていて、話の中身をまだ受け止めきれていない様子がにじみます。ミッチェルは「知らなかったのか」と念を押し、そうなんだ、と繰り返します。相手が知らなかったと分かって驚いているのは、ミッチェルも同じです。
続くミッチェルの「他にどんなうそをついてるのか、気になってくるよな?」は、フィルに向けてクレアを皮肉る一言です。これを受けたフィルは、20年もジェイに借りがあったのに一度も教えてくれなかったのか、とクレアに問い返します。頭金という一つの話題から、家族の中でお金の話がどう共有されてきたかが表に出る場面で、フィルが驚きを飲み込めないまま言葉を継ぐ様子が伝わってきます。
『モダンファミリー』流・覚え方のコツ
down は「下へ」、payment は「支払い」なので、買い物の土台になる石を最初にどんと置く場面を思い浮かべてみましょう。家を建てるとき、最初に基礎の石を置きます。その上に残りの代金を分割で積み上げていく、という絵にすると、頭金の役割がつかめます。土台が大きいほど、積み上げる分が少なくて済む、と考えると、頭金の額を気にする理由も見えてきます。
ミッチェルとフィルのやり取りでは、その土台の石にあたるお金が、クレアの話も交えながら、思いがけず家族の会話の中心に出てきました。そんな場面と一緒に、「土台の石=down payment」と思い出せるようにしておくと、実際の会話でも頭金の話題にすっと反応できます。
例文で覚える「down payment」
暮らしの中で頭金が話題になる場面を、3つの例文で確認していきましょう。
We saved for three years to make a down payment on a house.
(私たちは家の頭金を用意するために、3年間貯金したんだ。)
住宅購入の準備を語る場面です。make a down payment on 〜 と on で対象を示す形が、そのまま確認できます。for three years と期間を添えると、頭金を用意するまでにかかった時間の長さも伝わります。
How much of a down payment do you need for a car loan?
(自動車ローンでは、頭金はいくら必要ですか?)
店で条件を尋ねる場面です。how much of a down payment と続けると、頭金の額を具体的に聞く質問の型になります。do you need と続けて、必要な額を確かめる聞き方です。
A: Have you found a place yet?
B: Yes, but we still need to save for the down payment.
(A:もう住む場所は見つかった?)
(B:うん、でも頭金がまだ貯まってないんだ。)
引っ越しの計画を話す会話です。the down payment と冠詞を付けて、すでに話題に出ている頭金を指す形が使われています。
あわせて覚えたい関連表現
deposit
(手付金、預け金、保証金)
deposit は、予約の確保や保証のために先に払うお金を広く指します。down payment は、購入代金の一部として先に払うお金を指す点が違いです。
installment
(分割払いの1回分)
installment は、分割で払っていく各回の支払いを指します。down payment は最初にまとめて払う支払いで、そのあとに installment が続く関係です。
mortgage
(住宅ローン)
mortgage は借りるお金そのもので、down payment は借りずに自分で先に払うお金です。住宅購入の話では、この2つがセットで登場します。
Note|何の頭金かを on で示す、down payment と動詞・前置詞の組み合わせ
down payment は、単独の名詞として覚えるよりも、動詞や前置詞とセットで覚えたほうが使いやすい表現です。
頭金を払うと言いたいときは、make a down payment、pay a down payment のほか、put down a down payment という言い方もあります。この put down は「頭金として払う」という意味で使われます。動詞を変えても、意味の中心は「最初に払う」ことにあります。
何の頭金かを示すときは、前置詞 on を使って a down payment on a house や a down payment on a car のように続けます。また、金額や割合を添えるときは、a 20 percent down payment、または put 20 percent down のように言えます。数字を入れると、頭金の大きさがひと目で伝わります。どちらも、名詞の前に数字を置く形と、動詞の後ろに down を置く形の両方が用意されている点が特徴です。
今回のシーンでミッチェルは、your down payment と所有の形でこの言葉を使っています。誰の頭金なのかを your で示す形もあわせて覚えておくと、会話の中で「そちらの頭金」「私たちの頭金」を言い分けるのに役立ちます。
頭金の話題に出会ったら、動詞と前置詞の形をまとめて確認してみましょう。
まとめ|最初に置く一部のお金を、一語で言う
down payment は、高額な買い物で最初に払う一部のお金を表す名詞です。残りを分割やローンで払う前提の、支払いの土台になる部分だと押さえておくと、意味がつかめます。
家や車の話になったときに、頭金の額や用意の仕方を尋ねる場面で活躍します。make や pay と組み合わせて「払う」、on で「何の」を示すと、伝えたい内容がはっきりします。
ミッチェルとフィルのやり取りは、頭金という言葉から家族の間のお金の話が浮かび上がる場面でした。フィルがクレアに向けて驚きを口にする様子が、この言葉の持つ重みを映していました。お金の話は、家族の間でも切り出しにくい話題のひとつです。頭金という具体的な一語が、そのやり取りの入口になっていました。


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