なぜか避けられている気がしたら、英語でどう理由を聞く?|『モダンファミリー』S07E15で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: なぜか避けられている気がしたら、英語でどう理由を聞く?|『モダンファミリー』S07E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン7第15話では、ミッチェルとキャメロンが娘のリリーを連れて出席した結婚式で、なぜか周りから冷たくされます。二人は原因を探り始めますが、その答えは思わぬところにありました。

周りの態度がおかしいと感じたとき、理由をどう聞けばよいのか。この回には、疑いを口にする段階から本人に確かめる段階まで、形を変えた質問の英語が順に並んでいます。

目次

「Snubbed」――冷たくされていると口にする

結婚式の席で、キャメロンはミッチェルに向かってこう言います。

Cameron: Snubbed at this wedding, not invited to two others
(この結婚式では冷たくされて、ほかの2つには招待もされない)

Cameron: What could you have possibly done?
(いったい君は何をやらかしたんだ?)

Modern Family Season7 Episode15 (I Don’t Know How She Does It)

snub は「わざと無視する、冷たくあしらう」という動詞で、be snubbed で「冷遇される」を表します。主語と be 動詞を省いた形は、状況を短く並べる口語らしい言い方です。

What could you have possibly done? の could have done は過去の可能性を表し、possibly を加えると「いったい何をしたらそうなるのか」と驚きや疑いが強まります。理由を相手に求める問いかけですが、この時点ではまだ根拠のない推測です。

ミッチェルはその後、式を取り仕切る側にいるペッパーを呼び止めて尋ねようとします。

Mitchell: Oh, Pepper.
(あ、ペッパー。)

Mitchell: Pepper.
(ペッパー。)

Mitchell: Do you have any idea why
(なんでなのか、心当たりは)

Pepper: Oh, sorry.
(おっと、ごめん。)

Modern Family Season7 Episode15 (I Don’t Know How She Does It)

Do you have any idea why ~? は「なぜ〜なのか心当たりはある?」と、相手が事情を知っているかどうかを探る尋ね方です。Why ~? と直接聞くより一歩引いた形で、第三者に事情を尋ねるときに向いています。ここでは質問を言い終える前にペッパーが行ってしまい、答えは聞けずに終わります。

「why is almost everyone ~?」――理由を問いただす

キャメロンは、写真もほかのテーブルばかりで自分たちのテーブルは撮ってもらえないとこぼします。そしてペッパーが再び二人のところへ来たところで、ミッチェルははっきり理由を尋ねます。

Mitchell: Pepper, before you run off again, why is almost everyone here treating us like pariahs?
(ペッパー、また行っちゃう前に教えてくれ。なんでここにいるほぼ全員が僕たちをのけ者扱いするんだ?)

Pepper: Well, you didn’t help yourselves by the cold way you declined those last two wedding invitations.
(まあ、この前の2つの結婚式の招待をあんなに冷たく断ったのは、君たちのためにならなかったね。)

Cameron: We didn’t get those invitations.
(そんな招待状、届いてないよ。)

Pepper: I got the RSVPs myself to Adam and Michael and Felix and Jordan.
(アダムとマイケル、フェリックスとジョーダンの出欠の返事は、僕が自分で受け取ったんだ。)

Pepper: Just a big “X” in the “will not attend” box.
(「欠席」の欄に大きく「×」があるだけ。)

Pepper: No excuse, no gift.
(理由もなし、贈り物もなし。)

Modern Family Season7 Episode15 (I Don’t Know How She Does It)

before you run off again は「また走り去る前に」と、相手を引き止めてから質問に入る前置きです。treat ~ like pariahs は「〜を、のけ者のように扱う」で、pariah は仲間外れにされる人を指す少し硬い語です。why is almost everyone ~? と「ほぼ全員」を主語にすると、個人の問題ではなく場全体の空気を尋ねる質問になります。

ペッパーの you didn’t help yourselves by ~ は「〜したことで自分たちの立場を悪くした」と、原因を指摘する言い方です。それに対するキャメロンの We didn’t get those invitations. は、身に覚えがないことを事実で返す一言です。RSVP は招待への出欠の返事を指し、返信用のカードに出欠の欄が設けられていることが多いと言われます。

「did you ~ and not tell us?」――本人に確かめる

答えは家族の中にありました。ダンスに誘われたリリーは踊るのを嫌がり、恥ずかしいのは自分ではなく二人のダンスだと言います。リリーの言葉はさらに続きます。

Lily: You’re not good.
(下手だもん。)

Lily: That’s why I hate weddings.
(だから結婚式は嫌い。)

Mitchell: Wait, Lily, did you RSVP to some weddings and not tell us?
(待って、リリー、いくつかの結婚式に返事を出して、僕たちに黙ってたのか?)

Lily: Yes.
(うん。)

Lily: Punish me, ground me.
(罰を与えて。外出禁止にして。)

Lily: I just can’t watch it again.
(もうあれを見るのは無理なの。)

Mitchell: Oh, you’re gonna be punished.
(ああ、罰は受けてもらうぞ。)

Modern Family Season7 Episode15 (I Don’t Know How She Does It)

did you ~ and not tell us? は「〜したのに、私たちに言わなかったの?」と、行動と黙っていたことの両方を一度に確かめる聞き方です。リリーの短い Yes. と Punish me, ground me. は、言い訳をせずに認める返し方で、ground は子どもを外出禁止にする意味の口語です。Did you eat the last cookie and not tell me?(最後のクッキーを食べたのに、黙ってたの?)のように、日常の小さな確認にもそのまま使える形です。

欠席の返事を出していたのはリリーだったと、ここで分かります。

この後、キャメロンがミッチェルを止めて、リリーに直接問いかけます。

Cameron: Mitchell, wait.
(ミッチェル、待って。)

Cameron: I know how she feels.
(この子の気持ち、分かるよ。)

Cameron: Did we really embarrass you that bad?
(僕たち、本当にそんなに恥ずかしかった?)

Lily: Well, yeah.
(まあ、うん。)

Modern Family Season7 Episode15 (I Don’t Know How She Does It)

Did we really ~ that bad? は「本当にそんなにひどく〜した?」と、自分たちの側に原因があったかを相手に確かめる質問です。that bad は口語で「そんなにひどく」を表します。責める質問から、自分を振り返る質問へと変わっていく流れが読み取れます。

まとめ|理由を聞く質問の段階

What could you have possibly done? の疑い、Do you have any idea why ~? の探り、why is almost everyone ~? の問いただし、そして did you ~ and not tell us? と Did we really ~? の確認。質問の形で、相手との距離の取り方が変わることが分かります。

これからも『モダンファミリー』の家族の会話から、使える英語を拾い集めていきましょう。

クレアが秘密の手助けにブレーキをかける場面や、寝不足を語る言い方は同じ回のほかのコラムで、出席できない人をめぐる表現はフレーズ記事でも扱っています。

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