「You’re finally gonna be in with the cool kids.」に見る、学校の人気グループと評判をめぐる英語表現|『モダンファミリー』S04E05で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「You're finally gonna be in with the cool kids.」に見る、学校の人気グループと評判をめぐる英語表現|『モダンファミリー』S04E05で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン4第5話では、マニーが火災報知器の一件をきっかけに、同じ学校のダーカスから集まりに誘われます。誘いに乗るよう勧めるルークと、反対するルーベンの言葉が対照的で、同じ誘いの受け止め方がはっきり分かれます。

今回は、評判や人気グループをめぐる語彙に加えて、呼び方を改める一言や、同意の形で皮肉を返す言い方を、場面の順に見ていきます。学校や友人関係の話題でそのまま使える言い回しが並びます。

目次

「You don’t need to call me that anymore」で距離を縮める

発端は火災報知器です。マニーは、鳴ってしまったいきさつをこう説明します。

Manny: And my umbrella accidentally snagged the fire alarm.
(それで、僕の傘がたまたま火災報知器に引っかかってしまったんだ。)

Modern Family Season4 Episode5 (Open House of Horrors)

この説明のすぐ後には、校長はわざとテストを避けるために鳴らしたと思った、という言葉も続きます。その火災報知器の件を、ダーカスは別の受け止め方で持ち出します。

Durkas: Heard you pulled the fire alarm today and got us out of that test.
(今日、火災報知器を鳴らしてテストをなくしてくれたんだってな。)

Durkas: Good job.
(よくやった。)

Manny: Thanks, Mr. Durkas.
(ありがとうございます、ダーカスさん。)

Durkas: You know what? You don’t need to call me that anymore.
(あのさ、もうその呼び方はしなくていいよ。)

Durkas: Anyway, we’re all meeting at the playground at 8:00 and heading out, if you want to join.
(とにかく、8時に遊び場でみんなと集まって出かけるんだ。来たければ来いよ。)

Modern Family Season4 Episode5 (Open House of Horrors)

Heard you ~ は I を省いた口語で、「〜したって聞いたよ」とうわさを話題にするときの切り出し方です。get someone out of ~ は「人を〜から免れさせる」で、ここではテストがなくなったことを指します。マニー本人は「たまたま」と言っていた件が、ダーカスには pulled(引いて鳴らした)として伝わっている点に、受け止め方のずれが見て取れます。

マニーは同じテストを受けるはずだった相手を Mr. と名字で呼び、ダーカスは You don’t need to call me that anymore. と返します。改まった呼び方をやめさせて、距離を縮めるときに使える一言です。最後の if you want to join は、来るかどうかを相手に任せる軽い誘い方と言えます。

  • A: Mr. Brown, thanks for your help.
    (ブラウンさん、手伝ってくれてありがとう。)
  • B: You don’t need to call me that. Just call me Tom.
    (そんな呼び方しなくていいよ。トムでいいから。)

「ruin your reputation」と「be in with the cool kids」

ダーカスの誘いを受けて、同じ場にいたルークとルーベンの意見は分かれます。

Luke: You’re totally going to that.
(それ、絶対行くでしょ。)

Reuben: Yeah, if you want to ruin your reputation.
(そうだね、評判を台無しにしたいならね。)

Luke: You’re finally gonna be in with the cool kids.
(ついに人気者の仲間入りじゃん。)

Reuben: You need to talk at the school assembly on Monday and apologize to all the teachers.
(月曜の全校集会で話して、先生たち全員に謝らなきゃ。)

Modern Family Season4 Episode5 (Open House of Horrors)

be in with ~ は「〜と親しい、〜の仲間に入っている」という意味で、cool kids は学校で目立つ人気者たちを指すくだけた言い方です。finally が加わることで、ようやく輪に入れるという期待がにじみます。totally は「絶対に、当然」と気持ちを強める口語です。

一方のルーベンは Yeah, if you want to ruin your reputation. と、同意の形を取りながら反対しています。ruin one’s reputation は「評判を台無しにする」で、if you want to ~ を添えると「〜したいなら、どうぞ」という皮肉になります。先生たちへの謝罪を勧める次の発言とあわせると、ルーベンの言う評判はまじめな生徒としての評判だと読み取れます。同じ誘いが、ルークには人気者の輪に入る機会、ルーベンには評判を落とす危険に見えているという場面です。

  • A: I’m going to skip practice and go to the party.
    (練習をさぼってパーティーに行くつもり。)
  • B: Sure, if you want to ruin your reputation with the coach.
    (いいんじゃない、コーチからの評判を台無しにしたいならね。)

「hang out with」と、同意の形で返す皮肉

後の場面で、ルーベンとマニーはこんなやり取りをします。

Reuben: This is why I never hang out with cool kids.
(だから僕は人気者とはつるまないんだ。)

Manny: Yeah, you rejected them, shortly after you and your mom roller danced at the talent show.
(そうだね、君のほうが彼らを拒んだんだよね。タレントショーでお母さんとローラーダンスを踊った、すぐ後にさ。)

Modern Family Season4 Episode5 (Open House of Horrors)

hang out with ~ は「〜とつるむ、一緒に過ごす」という日常的な言い方で、This is why ~ は「だから〜なんだ」と、目の前の出来事を自分の考えの根拠として示す形です。物事の結果を見て、自分の方針が正しかったと言いたいときに添えられることの多い言い回しです。

マニーの Yeah, you rejected them は、Yeah で受けて相手の言い分に乗ったように見せながら、実際にはその逆をほのめかす皮肉です。shortly after ~ で具体的な出来事を添えることで、「避けたのではなく、避けられたのでは」という含みがよりはっきりします。ルーベンの Yeah, if you want to ~ と同じく、同意の言葉で反論する形が、この回の子どもたちの会話に2度出てくるのが面白いところです。

表現 場面での働き
Heard you ~ うわさを話題にして切り出す
You don’t need to call me that anymore. 改まった呼び方をやめさせる
be in with the cool kids 人気者の輪に入る
ruin one’s reputation 評判を台無しにする
Yeah, you rejected them 同意の形で皮肉を返す

まとめ|人気グループと評判をめぐる言葉

Heard you ~ や You don’t need to call me that anymore.、be in with the cool kids と ruin your reputation、そして同意の形で返す Yeah, ~ の皮肉。人気者の輪をめぐる子どもたちの会話から、評判や付き合いを表す英語がまとめて見えてきます。

次回も『モダンファミリー』を観ながら、登場人物の言葉を一緒に拾っていきましょう。

フィルの営業トークやハロウィンの飾りつけをめぐる英語は、同じ回のほかのコラムで扱っています。

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