カードを引いて勝負を決めるときの、誘いに乗る・ルールを決める・判定でもめる英語|『フレンズ』S04E19で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: カードを引いて勝負を決めるときの、誘いに乗る・ルールを決める・判定でもめる英語|『フレンズ』S04E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン4第19話では、部屋を交換したあとの男性陣と女性陣が、バスケットボールの年間チケットと部屋をめぐって勝負をします。最後はトランプを1枚ずつ引いて決めることになります。

勝負の場面には、誘いに乗る一言、ルールを決める言い方、判定でもめたときのやりとりがそろっています。仲間内の賭けの流れに沿って、使われている英語を順に見ていきます。

目次

「I’m in.」賭けの誘いに乗る

男性陣が住む部屋に、モニカとレイチェルがやって来ます。チケットと部屋の交換を断るチャンドラーに、女性陣は、勝ったほうが部屋とチケットの両方を手にする賭けを持ちかけます。モニカに押されたチャンドラーが皮肉で返したあと、ジョーイが頼み込みます。

Joey: Come on, man! You know I’d do it for you. Because you’re my best friend.
(頼むよ! お前のためなら俺はやるって分かってるだろ。親友なんだから。)
Chandler: All right. But you can’t use that again for a whole year.
(分かったよ。でもその手は丸1年使えないからな。)
Chandler: I’m in.
(乗った。)
Friends Season4 Episode19(The One with All the Haste)

冒頭の Come on, man! は「頼むよ」と渋る相手を促す呼びかけで、頼みごとの前置きです。続く You know I’d do it for you. の would は、「逆の立場なら」という仮定を含んだ言い方です。「お前のためなら俺はやる」と言ったうえで、Because you’re my best friend. と理由を添えます。

チャンドラーの you can’t use that again の that は、直前の「親友だから」という頼み方を指します。同じ手を何度も使うなと、条件をつけて引き受ける形です。for a whole year は「まる1年」で、whole が期間の長さを強めています。最後の I’m in. は「乗った」「参加する」で、誘いや計画に加わると伝える短い一言です。反対に加わらないときは I’m out. と言う場合もあります。

「High card wins.」勝負の方法を決め直す

勝負の方法として、フィービーがゲームを思いつきます。木について質問して答えに点をつけるゲームです。答えたモニカに5点、ジョーイに3点がつきます。これにモニカが口をはさみます。

Monica: That’s not even a game.
(それ、ゲームですらないじゃない。)
Rachel: Shut up. We’re winning!
(黙ってて。勝ってるんだから!)
Monica: You want to finish this? We get a deck of cards. High card wins. What do you say?
(これで決着をつける? トランプを持ってきて、強いカードを引いたほうが勝ち。どう?)
Friends Season4 Episode19(The One with All the Haste)

not even は「〜ですらない」で、モニカは点数で勝っている側にいながら、そもそもゲームになっていないと指摘しています。同じ側のレイチェルは Shut up. と止め、We’re winning!(勝ってるんだから)と理由を添えます。

モニカの提案は短い文の連続です。You want to finish this? は「これで終わりにする?」と決着を持ちかける問いで、文頭の Do が省かれたくだけた形です。ここでの finish は、続いているゲームを終わらせて勝敗をはっきりさせることを指します。a deck of cards は「トランプひと組」、High card wins. は「強いカードを引いたほうが勝ち」というルールの宣言です。最後の What do you say? は「どう?」と相手の返事を求める一言で、賭けを持ちかけたときにもモニカが使っています。

「Ace is high!」「Ace is low!」判定でもめる

フィービーが出したトランプで勝負が始まり、モニカは4を引きます。続いてジョーイがカードを見ます。

Joey: Ace!
(エースだ!)
Chandler: Why are you hugging?
(なんで抱き合ってるんだ?)
Monica: Because we won our apartment back!
(部屋を取り戻したからよ!)
Joey: What? Ace is high! Jack, queen, king, ace!
(は? エースは強いだろ! ジャック、クイーン、キング、エース!)
Monica: No! Ace is low! Ace, two, three, four!
(違う! エースは弱いの! エース、2、3、4!)
Phoebe: I don’t know.
(分かんない。)
Friends Season4 Episode19(The One with All the Haste)

チャンドラーの Why are you ~ing? は、目の前で起きていることの理由を聞く形です。モニカの Because we won our apartment back! から、女性陣もエースを自分たちの勝ちと受け取っていたことが分かります。

カードの強さは high(強い)と low(弱い)で表します。ジョーイはジャックからエースへ、モニカはエースから4へと順番を数え上げ、自分の言い分の根拠にします。エースを一番強いとするか一番弱いとするかは、ゲームによって扱いが異なります。判断を求められたフィービーの答えは I don’t know. でした。

引き直しでは、レイチェルが クイーンを引いて I know queen is high! と言い、ジョーイが Not as high as… と言いかけてキングを引きます。チケットは男性陣のものになります。

Joey: Seriously, good game, though. Good game.
(いや、マジでいい勝負だったよ。いい勝負だった。)
Joey: What are they so mad about? They got the apartment back.
(あいつら、なんであんなに怒ってるんだ? 部屋は取り戻しただろ。)
Chandler: No, they didn’t.
(いや、取り戻してないよ。)
Friends Season4 Episode19(The One with All the Haste)

good game は勝負のあとに相手に向けて言う声かけで、though が「(結果はどうあれ)それでも」の響きを添えています。ジョーイの What are they so mad about? に、チャンドラーは No, they didn’t. と、直前の文を否定する短い形で答えます。

まとめ|カードの勝負で使う英語

I’m in. で誘いに乗り、High card wins. What do you say? でルールを決めて持ちかけ、Ace is high / low でカードの強さを言い合う流れを見てきました。仲間内のゲームで使える短い言い方が、ひと続きの場面に集まっています。

トランプ1枚に部屋とチケットがかかる勝負を観ながら、勝負の英語を追ってみるのも一つの楽しみ方です。

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