「Emily’s at Santa Cruz, right?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S05E12で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「Emily's at Santa Cruz, right?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S05E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第12話には、夜のあいさつから始まり、二人の名前を挙げた近況の確認へと進む短いやりとりがあります。確認した地名がその場で直される流れも含まれています。

言葉は短くても、あいさつ、詫びの前置き、近況を尋ねる問い、確認の付け足し、短い訂正がそろっています。場面で使われている順に、それぞれの言い方の働きを一つずつ見ていきます。

目次

「Good evening」と「I am sorry to bother you」夜のあいさつと詫びの前置き

やりとりは、夜のあいさつから始まります。

— Good evening, Agent Lisbon.
(こんばんは、リズボン捜査官。)
— I am sorry to bother you, Your Honor.
(お邪魔して申し訳ありません、裁判官殿。)
The Mentalist Season5 Episode12 (Little Red Corvette)

Good evening は夕方から夜にかけて使うあいさつです。Good morning や Good afternoon と同じく、時間帯を表す言葉をそのまま添えた形で、会った相手に向けて最初に置かれます。このあとに相手の肩書きを添えると、相手に直接声をかけているという響きになります。ここでは、役職を添えた一言が続いています。

次の一言に出てくる Your Honor は、裁判官に対して使う呼称として知られている言葉です。この呼称が添えられることで、正式な場に近い雰囲気が出ています。

sorry to bother you は「お邪魔して申し訳ない」という意味の詫びの前置きです。bother は「煩わせる」「手間をかける」といった意味で、相手の時間や手を取らせることへの気づかいを表します。I am と短縮せずに言っている点も、くだけた言い方よりかしこまった印象を与えます。

この二つの発言は、どちらも本題に入る前の一言です。あいさつで場を開き、詫びを添えて相手に時間をもらう、という順番になっています。あいさつと詫びを重ねると、用件がある訪問であることが相手にも伝わりやすくなります。短い二言でも、場の改まった空気を作る働きをしています。

「So how are Emily and Ruth?」二人の名前を挙げて近況を尋ねる

詫びの前置きのあと、「All right, let’s see it.」という一言を挟んで、近況を尋ねる言葉が出てきます。

— So how are Emily and Ruth?
(それで、エミリーとルースは元気ですか?)
— They’re good.
(元気ですよ。)
The Mentalist Season5 Episode12 (Little Red Corvette)

How are ~? は、相手や身の回りの人の様子を尋ねる基本の形です。ここでは二人の名前を挙げて、まとめて近況を尋ねています。文頭の So は、前の話題から次の話題へ移る合図として働いています。

返ってくる They’re good. は、They are good. の短縮形です。相手が複数なので、主語は They になっています。この good は「元気だ」「問題ない」という意味で、近況を聞かれたときに短く返す形です。詳しい様子を述べず、good の一語で受けているため、会話が軽く流れていきます。

名前を挙げて尋ねる形は、相手の身近な人のことを覚えているという印象を与えます。一方で、尋ねられた側は good と短く返すだけでも会話が成り立ちます。近況を聞く問いと、短く答える返しがセットになっている点が、このやりとりの特徴です。How are you? をそのまま人の名前に置き換えた形と考えると、身近な表現として応用しやすくなります。

「Emily’s at Santa Cruz, right?」付加疑問で確認し、短く訂正される

近況のやりとりは、確認の問いへと続きます。

— Emily’s at Santa Cruz, right?
(エミリーはサンタクルーズでしたよね?)
— Santa Clara.
(サンタクララです。)
The Mentalist Season5 Episode12 (Little Red Corvette)

文末の right? は、自分の理解を相手に確かめる付け足しです。「〜ですよね」と念押しするときに使われ、Isn’t she? のような付加疑問に近い働きをします。Emily’s は Emily is の短縮形で、Santa Cruz という地名を挙げて確かめています。自分の記憶を示したうえで、合っているかどうかを相手に委ねる形です。

これに対して返ってくる Santa Clara. は、地名だけの短い訂正です。No と言って否定したり、It’s と文にしたりせず、正しい地名を一言置いています。確認に対して、違う部分だけを差し替える言い方です。

Santa Cruz と Santa Clara は、前半の Santa が共通で、似た響きの地名です。確認した側の記憶が少しずれていて、そこを短く直された形になっています。直された側が詫びたり、言い訳を重ねたりしないまま、会話が先へ進む点も見て取れます。地名のような短い情報であれば、一言で差し替える直し方もあります。

このあとに続く Is this all you have? は、手元の材料を確かめる問いです。

— Is this all you have?
(これで全部ですか?)
The Mentalist Season5 Episode12 (Little Red Corvette)

Is this all ~? は「これで全部か」と範囲を確かめる形で、all you have は「持っているすべて」という意味です。近況の確認とは話題が変わり、話が本題に入ったことが伝わってきます。

まとめ|あいさつから確認、訂正までの言い方

Good evening と I am sorry to bother you で場を開き、how are ~? で近況を尋ね、right? で確かめ、Santa Clara. と短く直す。短いやりとりの中に、確認と訂正の流れがそろっています。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

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