「15 minutes out」と「going on in five」はどう違う?|『メンタリスト』S05E20で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「15 minutes out」と「going on in five」はどう違う?|『メンタリスト』S05E20で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第20話には、ラジオ番組の出番をめぐって、残り時間を知らせ合う場面があります。同じ「あと〜」でも、「15 minutes out」と「going on in five」では言葉の形が違い、使われる目的にも差があります。

この二つの違いを軸に、取りやめの知らせ、準備を頼む言い方、約30分後の予定を理由に席を外す切り出しまで、順に見ていきます。

目次

「15 minutes out」番組の段取りで、取りやめと残り時間を知らせる

ラジオ番組の出演の段取りをめぐる場面で、今夜の出演予定が取りやめになったという知らせが入ります。知らせの最後に添えられているのが、残り時間です。

— Tonight’s couple– Shayna and Michael– just canceled. 15 minutes out.
(今夜のカップル、シェイナさんとマイケルさんが、たった今キャンセルしました。あと15分です。)
— Well, there’s a young couple there in intake. They’re nice-looking kids.
(ええと、受付に若い二人組がいます。見た目のいい子たちですよ。)
— Can you prep them in time for the show?
(番組に間に合うように、準備してもらえますか?)
The Mentalist Season5 Episode20 (Red Velvet Cupcakes)

just canceled は、just + 過去形 で「ついさっき〜した」という直前の出来事を表します。15 minutes out は、数字と minutes のあとに out を置く形で、この場面では、番組の開始までの残りが15分だと知らせていると読めます。out は、基準となる時点から手前に離れた位置にいる、という感覚で使われているようです。

続く発言では、受付にいる若い二人組の存在を知らせる there’s ~ が出てきます。there’s ~ there in intake のように、存在を知らせる there is の構文で、いる場所を in intake で示しています。

最後の質問の prep は prepare を縮めた語で、in time for ~ は「〜に間に合うように」という意味です。Can you ~? で、できるかどうかを確かめる依頼の形になっています。

「going on in five」開始前の声かけと、「15 minutes out」との違い

質問を受けた側は、やるしかないという返事をします。少しあとで、出番の直前を知らせる声かけが出てきます。

— I’m gonna have to. Excuse me.
(やるしかないですね。失礼します。)
— Okay. Change of plans, guys. You’re going on in five.
(さあ、予定変更だ。あと5分で出番だよ。)
The Mentalist Season5 Episode20 (Red Velvet Cupcakes)

I’m gonna have to. は、I’m going to have to ~ の最後を省いた形で、前の質問の内容を受けて、やるしかないと応じています。have to のあとの動詞が言葉にされていないので、何をするのかは前の質問に頼る形です。Excuse me. は、やりとりを区切る一言として添えられています。

続く Change of plans, guys. は、予定が変わったことを知らせる切り出しです。guys は複数の人への呼びかけで、男女を問わず使われることがあります。going on は「出る」「始まる」といった意味で、ここでは出番に出ることを指しています。in five は、in five minutes から単位の語が省かれた形と読めます。

二つの形を比べると、違いが見えてきます。15 minutes out は、開始という基準の時点を置いて、そこまでの残りを知らせる形です。going on in five は、in + 数 で、いまから数えた先の時点を示しています。この場面では、前者は段取りを共有するための状況報告、後者は出番に立つ人へ向けた声かけとして使われています。どちらも残り時間を伝えていますが、基準にする時点と、話しかける相手が違っています。

「in about a half hour」予定を理由に席を外す

残り時間を伝える言い方は、別の場面にも出てきます。こちらは、自分の予定を理由に席を外したいと切り出す場面です。

— Buddy, we have a phone call with the publisher in about a half hour. So, if you all don’t need me…
(バディ、出版社との電話が、あと30分ほどであるんだ。それで、みんながわたしを必要としないなら……)
— Oh, by all means.
(ああ、どうぞどうぞ。)
The Mentalist Season5 Episode20 (Red Velvet Cupcakes)

we have a phone call は「電話の予定がある」という言い方で、with the publisher で相手を示しています。in about a half hour の about は「約」で、時間をおおまかに伝えます。a half hour は、half an hour と同じ30分を指す形です。

ここでも in + 時間 の形が使われていて、going on in five と同じ組み立てです。違うのは時間の長さと、使われる目的です。出番の直前に知らせる in five に対し、こちらは予定があることを理由に、席を外す切り出しを支えています。

So, if you all don’t need me… は、最後まで言い切らずに、席を外したい含みを残す言い方です。受ける側は Oh, by all means. で、どうぞ、と許しています。by all means は、相手の申し出を快く認めるときの返事です。

三つの表現を並べると、15 minutes out は状況報告、going on in five は声かけ、in about a half hour は予定の説明という役割に分かれています。

まとめ|「あと〜」を伝える三つの形

15 minutes out は開始までの残りを知らせ、going on in five は出番に向けた声かけになり、in about a half hour は予定を理由に席を外す切り出しを支えていました。同じ残り時間の話でも、言葉の形と目的がそれぞれ違っています。

次回も『メンタリスト』の世界を、英語とともにたどっていきましょう。

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