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『メンタリスト』シーズン5第2話には、宝石職人の仕事ぶりを語るやりとりがあります。感想を一言で受ける Sounds romantic. と、それに短く応じる It is. のように、ごく短い言葉が会話をつないでいます。期間を聞く問いや、聞き返しの一言も含めて、短い形が並ぶ場面です。
期間を聞く問いと答え、感想と肯定、聞き返しの順に、台詞の使われ方を確かめます。
「How long did you work for him?」期間を尋ね、短く答える
宝石職人について語るやりとりは、働いていた期間を尋ねる問いがあります。
— How long did you work for him, Julian?
(彼のもとでどのくらい働いていたのですか、ジュリアン?)
— Four years.
(4年です。)
— Who’s going to teach me now? There is no one like Viktor.
(これから誰が教えてくれるのだろう。ヴィクトルのような人はいない。)
The Mentalist Season5 Episode2 (Devil’s Cherry)
How long did you work for him? は、how long(どのくらいの期間)で期間を尋ね、work for ~(〜のもとで働く)で雇われていた関係を示す形です。文末に Julian と呼びかけの名前が付いています。him は、続く台詞に名前の出る職人を指しています。How many years ~? のように年数で尋ねる言い方もありますが、how long は期間の長さを広く尋ねる形です。
返事の Four years. は、数と単位だけの短い答えです。for four years と前置詞まで言わなくても、期間を尋ねられた流れであれば意味が通ります。続く There is no one like Viktor. は no one like ~(〜のような人はいない)の形で、亡くなった職人を惜しむ言い方です。Who’s going to teach me now? の be going to ~ は、これから先の見込みを述べる形で、教わる相手がいなくなったことが語られています。
「Sounds romantic.」と「It is.」感想を受けて短く肯定する
同じやりとりの少しあとに、最後に会った日を尋ねる問いと Yesterday. という答えが続きます。そのあと、窓の説明をめぐって次のように話が進みます。
— We spent the whole day in the workshop together. He was showing me how to open a window.
(丸一日、作業場で一緒に過ごしました。窓の開け方を教わっていたんです。)
— A window?
(窓?)
— Before making the first cut, Viktor would spend weeks getting to know a rare gem.
(最初のカットを入れる前に、ヴィクトルは何週間もかけて希少な宝石を知ろうとしていました。)
— You have to, uh, polish a window in the cloudy surface of the stone so that you can peer into its heart.
(えーと、石の曇った表面に窓を磨いて、その中心をのぞけるようにしないといけないんです。)
— Sounds romantic.
(ロマンチックな話ですね。)
— It is.
(そうなんです。)
The Mentalist Season5 Episode2 (Devil’s Cherry)
最初の発言の was showing me ~ は過去進行形で、教わっていた最中という進行中の様子を表します。how to open a window の how to + 動詞 は「〜のしかた」を示す形です。台詞では、石の曇った表面を磨いて内側をのぞけるようにすることが、a window という言葉で説明されています。so that you can ~ は「〜できるように」という目的を表します。
そのあとの Sounds romantic. は、That sounds romantic. から主語が落ちた形です。sound + 形容詞 で、聞いた内容から受ける印象を述べます。主語を省いた短い形は、話し言葉でよく見られます。
この感想に続く返しが It is. です。romantic を繰り返さず、is だけで肯定を受けています。It は直前の話を指し、is の後ろに続くはずの romantic は省かれています。質問や感想の中の語を言い直さずに、be 動詞だけで受ける形は、短く応じたいときの使える型です。
「A window?」と「A careless cut can shatter your treasure.」聞き返しと、can で示す可能性
先ほどの引用には、ほかにも短い形が含まれています。A window? は、相手の言った語をそのまま繰り返し、語尾を上げて確かめる聞き返しです。長い質問を作らなくても、分からなかった語だけを返せば、説明の続きを促せます。窓の開け方という言葉に対して、この一言が入ったあとで、石の磨き方の説明が続きます。
窓の説明が一区切りしたところで、次の発言が続きます。
— A careless cut can shatter your treasure.
(不注意なカットは、大切な宝を砕いてしまうこともあります。)
The Mentalist Season5 Episode2 (Devil’s Cherry)
A careless cut can shatter your treasure. は、can を使って「〜しかねない」という可能性を述べた文です。careless(不注意な)が cut にかかり、shatter(粉々に砕く)が結果を示しています。your treasure の your は特定の相手ではなく、一般的な「持ち主」を指す使い方と読めます。確定した出来事ではなく、起こりうる結果として語る言い方です。
窓の説明からこの can の文までは、一つの話題の中で続いています。感想、肯定、注意が、短い言葉で重ねられていく流れです。can は「〜することがある」という可能性の言い方なので、実際に起きたと述べているのではない点にも注意が必要です。
まとめ|短い言葉で受ける英語
期間を聞く How long ~? と Four years.、感想を受ける Sounds romantic. と It is.、聞き返しの A window? は、どれも短い形で会話を進めていました。can を使った最後の一文も、起こりうる結果を一息で述べています。
次回も『メンタリスト』と一緒に、場面ごとの英語を見ていきましょう。
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