海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン5エピソード21には、誰かの部屋を訪ねて話を切り出す場面と、気になる相手に声をかける場面が登場します。今回は、カムとスイーツ、ブースとブレナンのやりとりを起点に、相談を切り出すときの前置きと、相手の様子をうかがうときの英語を紹介します。
忙しそうな相手に話しかけるとき、いきなり本題に入るのは気が引けるものです。英語にも、相手の時間をもらうための決まった前置きがあります。
「Do you have a minute?」で相手の時間をもらう
FBI本部のスイーツの部屋に、ノックの音が響きます。訪ねてきたのはカムでした。打ち明けたいことがある彼女は、まずこう切り出します。
Cam: Hey. Sorry to bother you. Do you have a minute?
(ねえ、邪魔してごめんなさい。少しいいかしら?)Sweets: Yeah, sure.
(ええ、もちろん。)Sweets: How’s it going?
(調子はどうですか?)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
Sorry to bother you.は「お邪魔してすみません」、Do you have a minute?は「少し時間ある?」という前置きです。a minute は文字どおりの1分ではなく「ちょっとの時間」のこと。くだけた場面では Got a minute? や Got a sec? と短くすることもあります。
スイーツが部屋に招き入れ、How’s it going? と声をかけたところで、カムは本題に入ります。
Cam: I don’t know, actually. It’s why I’m here. I’m – I’m worried, Dr. Sweets. I – I – this case is taking its toll on everyone.
(それが、よく分からないの。だから来たのよ。心配なの、スイーツ先生。この件はみんなにこたえているわ。)Sweets: Including you?
(あなたも含めて?)Cam: Including me. Yes.
(私も含めて。ええ。)Sweets: It’s a very stressful situation, I mean, you’re not immune to that.
(とても重圧のかかる状況ですからね。あなただって例外じゃありません。)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
It’s why I’m here.は「それで来たの」と、訪ねてきた理由を自分から示す言い方です。take its toll on ~は「〜にこたえる」「〜をじわじわ消耗させる」という意味で、疲れや負担が積み重なっている様子を表します。
スイーツの返しも参考になります。Including you? と短く聞き返して本人の気持ちに焦点を当て、you’re not immune to that(あなたも例外ではない)と受け止めています。立場にかかわらず負担を感じるのは自然なことだと認める言い方です。
声をかける側の「You okay?」と「I’m just checking in.」
一方、話を切り出すのではなく、気になる相手に自分から声をかける場面もあります。法廷に向かう前の廊下で、ブースがブレナンに尋ねます。
Booth: You okay, Bones?
(大丈夫か、ボーンズ?)Brennan: Of course, why wouldn’t I be?
(もちろんよ。大丈夫じゃない理由がある?)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
ブースが気づかう理由を口にすると、ブレナンは逆にブースの様子を聞き返します。ブースはこう答えます。
Booth: Sure. Yeah. Yeah. I’m just checking in. Just wanted to make sure you’re okay and if you need anything, I’m –
(ああ、そうさ。様子を見に来ただけだ。君が大丈夫か確かめたくてさ。何か必要なら、俺が……)Brennan: It’s just another case, Booth.
(いつもの仕事の一つよ、ブース。)Booth: Right.
(そうだな。)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
You okay?は Are you okay? を縮めた、親しい間柄の気づかいのひと言です。I’m just checking in.は「様子を見に来ただけ」と、用件があるわけではないと伝えて相手の負担を軽くする言い方。強がるブレナンに深追いせず Right. と引き下がるブースの距離感も見どころです。
| 場面 | 英語 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 相手の時間をもらう | Sorry to bother you. Do you have a minute? | お邪魔してごめん、少しいい? |
| くだけた前置き | Got a sec? | ちょっといい? |
| 用件を示す | It’s why I’m here. | それで来たの |
| 様子をうかがう | You okay? | 大丈夫? |
| 気軽さを伝える | I’m just checking in. | 様子を見に来ただけ |
まとめ|前置きひとつで話しやすくなる
Sorry to bother you. Do you have a minute? で相手の時間をもらい、It’s why I’m here. で用件に入る。声をかける側なら You okay? や I’m just checking in. で気軽さを添える。こうした前置きを知っておくと、言い出しにくい話も切り出しやすくなります。
仲間を気づかう『BONES』の登場人物たちのやりとりを観ながら、声のかけ方の幅を広げていきましょう。
同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、この回の英語がより立体的に見えてきます。


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