海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン5エピソード21では、大きな裁判を控えたブースたちが、それぞれの持ち場で手がかりを探し続けます。今回は、探しものの結果を伝えるときに使うcome up withとcome up emptyの違いを、劇中の come up with と came up dry のやりとりを起点に紹介します。
どちらも come up から始まるのに、意味は「見つかった」と「見つからなかった」で正反対です。成果を報告する場面で迷わないよう、セットで整理しておくと便利です。
「何か見つけてくれる」の come up with
食堂でキャロラインから資料の箱を受け取ったブースは、裁判の見通しの厳しさを冗談めかす彼女に、ラボの仲間への信頼を口にします。
Booth: Well, they’re gonna come up with something. They always do. Right?
(なあに、あいつらが何か見つけてくれるさ。いつもそうだろ?)Caroline: Do you really believe that, Cherie?
(本気でそう思ってるの、シェリー?)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
come up with ~は「〜を見つけ出す」「〜を思いつく」という意味です。何もないところから答えや手がかりを生み出すイメージで、come up with an idea(アイデアを思いつく)、come up with a plan(計画を立てる)のように幅広く使われます。ブースの台詞では something と組み合わさり、中身はまだ分からなくても何かしらの成果を出してくれる、という期待が込められています。
続くThey always do.は「いつだってそうしてきた」と、これまでの実績を根拠にする言い方です。最後に Right? を添えて同意を求めているところに、ブースらしい楽観が表れています。
ブースがラボの仲間のこれまでの働きぶりを挙げると、キャロラインもひとまず折れます。
Caroline: Well, I’ll give you that one.
(まあ、それは認めてあげるわ。)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
I’ll give you that one.は「その点はあなたの言うとおり」と、相手の主張の一部を認めるときの決まり文句です。全面的に賛成するわけではないものの、一本取られたと認める軽やかさが伝わってきます。
「何も出なかった」の come up dry と come up empty
一方で、思うような成果が出ない場面もあります。ラボのアンジェラの部屋に入ってきたホッジンスが、数字の分析を任されていた彼女に結果を尋ねます。
Hodgins: What happened to the numbers?
(数字のほうはどうなった?)Angela: Well, I came up dry.
(それがね、空振りだったの。)BONES Season5 Episode21 (The Boy with the Answer)
come up dryは「探したけれど何も出てこなかった」という意味です。dry(乾いた)という語から、掘っても何も出てこない様子が浮かぶ言い方と言えます。同じ意味でよく使われるのがcome up emptyで、こちらは「空っぽのまま戻ってくる」イメージです。come up empty-handed(手ぶらに終わる)という形でも耳にします。
アンジェラの返事を聞いたホッジンスは、別の作業についてもany luck?(何か成果は?)と重ねて尋ねます。結果を聞く側の短い決まり文句として、あわせて覚えておくと会話がつながります。
ここで押さえておきたいのは、文の形の違いです。come up with はあとに「何を」見つけたかが続きますが、come up dry や come up empty は「どういう結果で終わったか」を表すので、あとに目的語を取りません。
| 言い方 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| come up with something | 何かを見つけ出す・思いつく | 成果を期待する、成果を報告する |
| come up dry | 何も出てこない | 調べた結果が空振りだったとき |
| come up empty | 空振りに終わる | 探し続けても見つからないとき |
| come up empty-handed | 手ぶらで終わる | 成果なしで戻ってきたとき |
| Any luck? | 何か成果は? | 相手に結果を尋ねるとき |
進み具合を聞かれたら、I came up with a few ideas.(いくつか案を思いつきました)と成果を伝えることも、I came up empty this time.(今回は空振りでした)と正直に伝えることもできます。
まとめ|成果を伝える come up のふたつの顔
成果を生み出す come up with と、空振りに終わる come up dry と come up empty。同じ come up でも、目的語を取るかどうかで意味が正反対になるのがポイントです。Any luck? や I’ll give you that one. もあわせて押さえると、進み具合をめぐるやりとりがぐっと自然になります。
次回も『BONES』と一緒に、英語を学んでいきましょう。
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