脱ぎっぱなしの服を注意し、言い訳に切り返すときの英語|『BONES』S04E12で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 脱ぎっぱなしの服を注意し、言い訳に切り返すときの英語|『BONES』S04E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

BONESシーズン4 第12話では、ブースとブレナンが捜査のために芸人夫婦を装い、巡業サーカスの一座に加わります。寝泊まりするのは一台の小さなトレーラーで、狭い空間ならではの小さな衝突も描かれます。

服を床に置きっぱなしにされたとき、英語でどう注意し、言い訳されたらどう返すか。今回は、研究所とのビデオ通話の最中に交わされる短いやり取りから、その言い回しをたどります。

目次

「今やっていること」をそのまま指摘する

トレーラーの中から、ブレナンはカムやホッジンスと捜査の情報を共有しています。話の途中で、ブースがブレナンの服の上に座っていることに気づくと、すぐにこう指摘します。

Brennan: So one of the girls had a boyfriend. Booth you’re sitting in my clothes.
(つまり、姉妹の一人には恋人がいたのね。ブース、私の服の上に座ってるわよ。)
Booth: I’m sorry but it’s kind of tight in here.
(悪い。でもここ、ちょっと狭いんだよ。)

BONES Season4 Episode12 (Double Trouble in the Panhandle)

注目したいのは、ブレナンが「やめて」とも「どいて」とも言っていない点です。you’re sitting in my clothesと、相手が今まさにしていることを現在進行形で述べるだけで、十分に注意として伝わっています。英語では、このように事実を指摘する形が、命令形よりも角の立ちにくい注意として使われることがよくあります。劇中ではinが使われていますが、「~の上に座る」は一般的にはsit onで表すことが多いので、自分で使うときはonを選ぶと自然です。

一方のブースは、I’m sorry butで謝りながら、すぐに理由を添えています。kind ofは「ちょっと」「なんというか」と表現をぼかす言い方で、tightはここでは「(空間が)狭い、窮屈な」という意味です。謝罪の言葉を先に置きつつ、責任の半分を狭さに預ける、いかにも言い訳らしい返し方だと言えます。

日常で使うなら、次のような言い方も応用できます。

You’re standing on my bag.(私のかばん、踏んでるよ。)
Could you not sit on that?(そこに座らないでもらえる?)

「だから」と返し、言い訳を封じる

狭さを持ち出したブースに対し、ブレナンはその言い分を逆手に取ります。

Brennan: Which is why you shouldn’t throw your underwear on the floor.
(だからこそ、下着を床に放り投げておくべきじゃないのよ。)
Booth: it fell.
(落ちたんだよ。)
Brennan: Don’t blame gravity for a lack of tidiness.
(片付けができないのを、重力のせいにしないで。)

BONES Season4 Episode12 (Double Trouble in the Panhandle)

Which is why ~は、相手の直前の発言を受けて「だからこそ~なのよ」とつなぐ言い方です。ブースが言い訳に使った「狭い」という事実を、そのまま「だから散らかすべきではない」という結論の根拠に変えているのが見どころです。throw ~ on the floorは「~を床に放り投げる」で、脱ぎ散らかした様子を具体的に描いています。

Which is whyは、日常でも次のように相手の言葉を受けて使えます。

“I’m so tired.” “Which is why you should go to bed early.”(「すごく疲れた」「だから早く寝たほうがいいのよ」)

ブースのit fellは、主語を物にして「自分が置いたのではなく、勝手に落ちた」と責任をぼかす言い訳です。英語ではIt broke.(壊れちゃった)のように、物を主語にして自分の関与を薄める言い方がよく使われます。

それに対するブレナンの返しが、Don’t blame A for B(BをAのせいにしないで)です。落ちたのなら原因は重力だ、という理屈をそのまま受けて、重力に責任を押しつけるなと切り返しています。科学者らしい理屈で冗談を返すところに、ブレナンらしさが表れています。

表現 働き 場面での使われ方
you’re sitting in my clothes 事実の指摘で注意する ブレナンの最初の一言
I’m sorry but ~ 謝りながら理由を添える ブースの弁解
Which is why ~ 相手の言い分を根拠に返す ブレナンの切り返し
Don’t blame A for B 責任転嫁を封じる 言い訳への最後の一言

まとめ|指摘と切り返しは短い一言で

相手の行動をそのまま述べるyou’re sitting in my clothes、相手の言い分を受けて返すWhich is why、そして責任転嫁を止めるDon’t blame A for B。どれも短い一文ですが、狭い共同生活の小さなもめごとを、角を立てずにユーモアで乗り切る英語として役立ちます。

『BONES』の二人のテンポのいい掛け合いは、こうした日常の会話表現の宝庫と言えます。

このエピソードの英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事、エピソードまとめでも扱っています。

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