「the show must go on」本番を前に引き下がらない英語|『BONES』S04E12で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「the show must go on」本番を前に引き下がらない英語|『BONES』S04E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

BONESシーズン4 第12話で、ブースとブレナンは捜査のためにナイフ投げの芸人として巡業サーカスの舞台に立つことになります。潜入のための仮の姿のはずが、ブレナンはいつの間にか本番そのものに夢中になっていきます。

今回は、そんなブレナンの「the show must go on」を中心に、本番・出番・舞台の出来を語る英語表現を見ていきます。仕事やイベントの場面にもそのまま使える言い回しがそろっています。

目次

「the show must go on」何があっても幕は上げる

ブレナンの本番への熱意は、出番の前から表れています。研究所との通話中、ブースがこれから聞き込みに出かけようと言い出すと、ブレナンは即座に反対します。

Brennan: No!!! Not in this thing and we have a show, we can’t be late.
(だめ! これで出かけるなんて無理よ。それにショーがあるの、遅れられないわ。)

BONES Season4 Episode12 (Double Trouble in the Panhandle)

ここでのshowは「公演、出番」の意味です。聞き込みの帰り道でも、ブレナンはWe’ll miss the show.(ショーに間に合わなくなる)とブースをせかしています。

そして出番の直前、準備中のちょっとしたアクシデントでブレナンが目を痛めてしまいます。ブースが中止を口にすると、ブレナンはこう言い返します。

Booth: We can’t do the show now.
(これじゃショーは無理だ。)
Brennan: What? No! the show must go on
(何? だめよ! ショーは続けなきゃ。)
Booth: Says who?
(誰が決めたんだよ?)

BONES Season4 Episode12 (Double Trouble in the Panhandle)

the show must go onは「何があってもショーは続けなければならない」という慣用句です。もとは興行の世界の言葉とされ、出演者にトラブルがあっても観客の前では予定どおり幕を開ける、という心構えを表します。日常では舞台に限らず、Even if the boss is away, the show must go on.(上司が不在でも、予定どおり進めないと)のように、仕事やイベントを止めずに続けるときに使われます。

ブースのSays who?は「誰がそう言った?」が直訳で、「そんなの誰が決めたんだ」と相手の決めつけに反論するくだけた返しです。捜査官として冷静に中止を考えるブースと、芸人としての心構えを口にするブレナンの温度差が伝わってきます。

「keep things fresh」と「a little flair」舞台の出来を語る英語

本番前、衣装を着た二人がぎこちなく褒め合う様子を見て、先乗り係のラヴェルが笑いながら声をかけます。

Lavelle: You act like this is the first time you’ve done this.
(まるで初めてやるみたいな態度だな。)
Booth: Well, we like to keep things fresh.
(まあ、いつも新鮮な気持ちでいたいんでね。)

BONES Season4 Episode12 (Double Trouble in the Panhandle)

keep things freshは「物事を新鮮に保つ、マンネリにしない」という意味です。長く続く関係や仕事についてWe try to keep things fresh.のように使われることが多い表現で、ブースは慣れていない様子を「わざと新鮮さを保っている」と言い繕っています。

無事に本番を終えたあと、研究所とのビデオ通話で、カムは二人の公演をみんなで楽しんだと伝え、ブースの腕前も褒めます。一方のブレナンは、ブースの演目には想像力が足りないと注文をつけます。想像力と無謀は別物だと渋るブースに、ブレナンはこう返します。

Brennan: I’m just asking for a little flair.
(ちょっと華がほしいって言ってるだけよ。)
Booth: Flair? You want flair?
(華? 華がほしいってのか?)

BONES Season4 Episode12 (Double Trouble in the Panhandle)

flairは「華やかさ、センス、ひらめき」を表す名詞で、a little flairで「ちょっとした華、遊び心」という意味になります。She has a flair for languages.(彼女は語学の才能がある)のように、a flair for ~で「~の才能、センス」を表す使い方もあります。I’m just asking for ~は「~を求めているだけ」と、要求が大げさではないことを強調する言い方です。

表現 意味 場面
the show must go on 何があっても予定どおり続ける 目を痛めたブレナンの一言
Says who? 誰が決めたんだ ブースの反論
keep things fresh 新鮮さを保つ 慣れない様子のごまかし
a little flair ちょっとした華 演目への注文

まとめ|本番と舞台をめぐる英語

ブレナンのthe show must go onを中心に、本番を表すshow、反論のSays who?、新鮮さを保つkeep things fresh、華を表すflairを見てきました。もとは興行の世界の言葉とされるthe show must go onが、仕事や日常の「予定どおりやり切る」場面にも使われていることが分かります。

次回も『BONES』の会話から、日常で使える英語表現を追いかけていきましょう。

同じエピソードの他の2本のコラムでは、サーカスの隠語やトレーラーでのやり取りを扱っており、あわせて読むと舞台裏の英語がより立体的に見えてきます。

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