海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン4エピソード16では、被害者が車のセールスマンだったことから、ブースとブレナンが車の販売店を訪ね歩きます。今回は、販売店での売り込みや試乗の場面を起点に、アメリカの車選びにまつわる文化と、その場で飛び交う英語を紹介します。
店頭での売り込み文句から欠陥車の呼び名、試乗中の会話まで、車社会ならではの言葉が捜査の合間に次々と登場します。
店頭で始まる売り込みと「trade in」
最初に訪ねた販売店では、販売員のモーリーンが二人を客と勘違いして売り込みを始めます。ブレナンが「彼はもういい車を持っている」と返すと、話は一気にその車の自慢へ進みます。
Brennan: Actually, he has a very nice car.
(実は、彼はとてもいい車を持ってるの。)Maureen Perot: Ooh, I’ll say. That Sequoia’s a honey.
(あら、ほんとね。あのセコイア、最高じゃない。)Booth: Yeah, tell me about it.
(ああ、まったくだ。)Maureen Perot: Roomy enough, you could have a Super Bowl party back there. What is that, GPS, side air bags.
(後ろでスーパーボウルのパーティーが開けるくらい広いわよね。それにGPSとサイドエアバッグでしょ。)Brennan: We’re looking for…
(私たちが探しているのは……)Maureen Perot: Such great gas mileage for, you know, a can-do machine. Are you looking to trade in?
(頼れる車なのに燃費もすごくいいのよね。下取りに出すおつもり?)BONES Season4 Episode16 (The Bones That Foam)
trade inは、今の車を販売店に引き取ってもらい、その分を新しい車の代金に充てる「下取り」のことです。アメリカの販売店でも下取りは一般的とされ、売り込みの決まり文句として自然に出てきます。燃費のgas mileageは、1ガロンあたり何マイル走るかで表すのが一般的です。
ブースは最後に、こう言って売り込みを打ち切ります。
Booth: Right. And that’d be just great, Mighty Mo, if we were here to buy a car, but we’re not. You know, FBI.
(なるほど。車を買いに来たんならありがたい話なんだけどな、マイティ・モー、そうじゃないんだ。ほら、FBIだよ。)BONES Season4 Episode16 (The Bones That Foam)
欠陥車を指す「lemon」
向かいの販売店では、被害者ともめた客の話が出ます。
Brennan: Did Alex sell him a lemon?
(アレックスは彼に欠陥車を売ったの?)Hal Shaziri: No way. We are a class act.
(まさか。うちはまっとうな店ですよ。)Buddy Shaziri: Yeah, that’s simply not how we roll, man.
(そうそう、そういうのはうちのやり方じゃないって。)BONES Season4 Episode16 (The Bones That Foam)
その客本人は、取調べでlemonをこう説明しています。
Lemon Guy: A lemon is a car that craps out on you three months to a year after you buy it.
(欠陥車ってのは、買ってから3か月から1年でいかれちまう車のことだ。)BONES Season4 Episode16 (The Bones That Foam)
lemonは、買ってすぐに不具合が続く車を指す口語です。語源には諸説あるとされます。crap outは「(機械が)動かなくなる」という、かなりくだけた言い方です。アメリカでは、欠陥車をつかんだ購入者を保護する、いわゆる「レモン法」が州ごとに定められているとされ、条件や内容は州によって異なります。
試乗と「in the market」
その後、向かいの販売店を再び訪ねたブースは、購入を考える客を装ってバディに声をかけます。
Booth: Oh, no, but, you know, I might be in the market to buy one, Mr. Shirazi.
(いや、違うよ。ただ、一台買おうかと考えてるところでね。)Buddy Shaziri: Base price starts at $114,000, Agent Booth.
(本体価格は11万4,000ドルからですよ、ブース捜査官。)BONES Season4 Episode16 (The Bones That Foam)
be in the market for/to ~は「購入を検討中」、base priceはオプションを含まない本体価格です。続いて、試乗中の車内でのやりとりです。
Booth: Zero to 60?
(ゼロヒャクは?)Buddy Shaziri: 4.6 seconds, but, uh… please, not during the test drive.
(4.6秒です。でも、その……試乗中はやめてくださいね。)BONES Season4 Episode16 (The Bones That Foam)
Zero to 60は、時速0から60マイル(約97キロ)までの加速時間のことで、アメリカでは車の性能を語る定番の指標とされます。日本の「ゼロヒャク」にあたる言い方です。
まとめ|車選びの場面で飛び交う英語
下取りのtrade in、燃費のgas mileage、欠陥車のlemon、購入を検討中のin the market、試乗のtest drive。販売店を舞台にした捜査の場面からは、アメリカの車選びの流れと、それを支える言葉が見えてきます。
車社会の日常を映す場面にも注目しながら、『BONES』を観ていくと英語の幅が広がります。
フレーズ記事やほかのコラムとあわせて読むと、この回の英語をさまざまな角度から楽しめます。


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