「at the end of the hallway」と「I’ll show you」はどう違う?|『メンタリスト』S06E10で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「at the end of the hallway」と「I'll show you」はどう違う?|『メンタリスト』S06E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン6第10話には、人や場所の居場所を伝える台詞と、案内を申し出る台詞が出てきます。どちらも短い一言ですが、相手が自分で向かうのか、連れて行ってもらうのかで、言い方の形が変わります。

場所を言葉で教える形と、自分が案内すると申し出る形を、台詞に沿って順に見ていきます。三つの台詞を並べると、働きの違いがはっきりします。

目次

「waiting upstairs」居場所を一言で伝える形

最初の台詞は、待っている人の居場所を、一文で伝えるものです。

— Liaison with the New York office is waiting upstairs.
(ニューヨークのオフィスとの連絡担当が、上の階で待っています。)
The Mentalist Season6 Episode10 (Green Thumb)

この台詞は、「誰が」「どこで」「何をしている」を、ひと続きの文にまとめています。liaison は、組織どうしをつなぐ連絡役を指す語で、with ~ を添えると、どこの組織との連絡役かが分かります。ここでは with the New York office がその役を果たしています。長めの名詞句がそのまま主語になっていますが、動詞が is waiting と短いため、文全体は読みやすい形です。

動詞は is waiting で、現在進行形です。「いま待っている」という状態を表し、相手がすでにそこにいることが伝わります。

場所を示す upstairs は、「上の階で」「上の階へ」を表す副詞です。in や at のような前置詞は付かず、動詞のあとにそのまま置けます。He’s upstairs. のように、居場所だけを短く伝える使い方もあります。

名詞で場所を言うのではなく、副詞一語で上下の位置を伝えられる点が、この台詞の形の特徴です。どの階のどの部屋かといった細かい情報は添えず、居場所だけを短く伝えています。

「That’s this way. I’ll show you.」方向を示して案内を申し出る形

少しあとのやりとりには、場所を教えるのではなく、案内を申し出る台詞が出てきます。

— That’s this way. I’ll show you.
(こっちです。案内します。)
The Mentalist Season6 Episode10 (Green Thumb)

That’s this way. の this way は、「こちらの方向」を表します。That’s の that が何を指すかは、この台詞だけでは分かりませんが、行き先がある方向を示していることは読み取れます。

続く I’ll show you. は、show に「見せる」のほか「案内する」の意味がある点を使った言い方です。I’ll は I will の短縮形で、その場で申し出る響きがあります。

show のあとには you だけが置かれ、行き先は言葉にされていません。方向は this way で示し、案内するのは自分だと I’ll show you で伝える、二段の組み立てになっています。

居場所を言葉で説明するのではなく、自分が連れて行く形なので、聞き手は行き方を覚えなくても向かえます。相手が行き方を知らない場面や、説明するより一緒に行くほうが早い場面に向いた形と言えます。

「at the end of the hallway」行き方を言葉で教える形

さらにあとのやりとりでは、見たい場所を伝える側と、行き方を教える側が出てきます。

— I’d like to take a look at this roof.
(この屋上を見せてもらいたいのですが。)
— It’s the stairs at the end of the hallway.
(廊下の突き当たりの階段です。)
The Mentalist Season6 Episode10 (Green Thumb)

I’d like to ~ は、I would like to ~ の短縮形で、「〜したい」を丁寧に伝える表現です。take a look at ~ は「〜を見てみる」を表し、this roof という具体的な場所に向けて使われています。

返答の It’s the stairs at the end of the hallway. は、It’s のあとに名詞の the stairs を置き、場所の説明を at the end of ~ でつなぐ形です。at the end of ~ は「〜の端・突き当たり」を表し、hallway は「廊下」です。

the stairs と at the end of the hallway の間に動詞はなく、名詞に場所を示す句を後ろから足す形です。the book on the table のように、ほかの名詞にも同じ組み立てが使えます。

この返答は、屋上そのものの説明ではなく、屋上へ向かう入口の場所を伝えています。聞き手は、廊下の突き当たりまで行けば階段がある、と分かります。

三つの台詞を並べると、働きの違いが見えてきます。

台詞 働き 聞き手の動き
is waiting upstairs 居場所を伝える 居場所を知る
at the end of the hallway 行き方を言葉で教える 自分で向かう
I’ll show you 案内を申し出る 連れて行ってもらう

場所を言葉で教える形は、聞き手が自分で向かう前提です。案内を申し出る形は、話し手が一緒に動く前提になります。どちらが丁寧かではなく、相手が自分で向かえるかどうかで、言い方が分かれています。

まとめ|場所を教える言い方と、案内する言い方

waiting upstairs は居場所を一言で伝え、at the end of the hallway は行き方を言葉で教えます。I’ll show you は、話し手が連れて行く形です。聞き手が自分で向かうか、案内を受けるかで、言い方が変わります。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

ほかのコラムやフレーズ記事とあわせて読むと、この回の英語が場面ごとに見えてきます。

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