海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回取り上げるのは、『CHUCK』シーズン5 第4話の終盤、家族と仲間が集まった席での会話です。エリーがその日の出来事を尋ねる一言から、デヴォン(オーサム)の思いがけない近況の発表まで、家族ならではの身近な報告のやり取りが続いていきます。
一日の話を聞き出す言い方、冗談を交えた答え方、改まった発表の切り出し方とその受け止め方を、場面の順に見ていきましょう。
「tell me about your day」で一日の話を聞き出す
家族と仲間が集まった席で、エリーが話を切り出します。
Ellie: So, tell me about your day. Fun parts only, please.
(それで、今日のことを聞かせて。楽しい話だけね。)Chuck: Mm. Fun parts only. Well, this week, I had to pose as Morgan Grimes.
(ん、楽しい話だけね。えっと、今週は、モーガン・グライムスになりすまさなきゃいけなかったんだ。)CHUCK Season5 Episode4 (Chuck Versus the Business Trip)
tell me about your day は、How was your day? よりも一歩踏み込んで、その日の中身を話してほしいと促す言い方です。続く Fun parts only, please. で「楽しい部分だけ」と条件をつけるのが面白いところです。チャックはその条件を Fun parts only. と繰り返してから話し始め、your day と聞かれたのに this week と範囲を広げて答えました。pose as〜 は「〜になりすます」という意味です。
笑いが起き、デヴォンの冗談をはさんだあと、チャックとサラが続けます。
Chuck: Okay, okay. Well, fortunately for me, my wife likes me baby smooth.
(はいはい。まあ、僕にとってはありがたいことに、奥さんはつるつるの僕が好きなんだよ。)Sarah: I do. My husband was the best human target a wife could ever ask for.
(そうよ。私の夫は、妻としてこれ以上望めないくらい最高の標的役だったの。)Ellie: Aw, this is fun. Talking openly about our days. It’s the best.
(まあ、楽しいわね。お互いの一日を隠さずに話せるなんて。最高だわ。)CHUCK Season5 Episode4 (Chuck Versus the Business Trip)
fortunately for me は「僕にとっては幸いなことに」と、自分の側の事情として語る前置きです。サラの the best〜 a wife could ever ask for は、最上級に could ever ask for を添えて「これ以上は望めない」と強める組み立てで、human target はチャックの仕事での役回りを冗談めかして呼んだものです。エリーの Talking openly about our days. は主語を置かない -ing の形で、会話そのものへの感想を短く添える一言です。
「I, too, have an announcement」で近況を発表する
その後、サラが乾杯の挨拶をしたのに続いて、デヴォンが口を開きます。
Devon: I, too, have an announcement. I’m going back to work.
(俺からも発表があるんだ。仕事に復帰するぜ。)Chuck: Well, what? Wait, seriously? I thought you were happy at home.
(え、何?ちょっと待って、本気?家にいて幸せなんだと思ってたよ。)CHUCK Season5 Episode4 (Chuck Versus the Business Trip)
I, too, have an announcement. の too は、直前のサラの挨拶を受けて「自分からも」とつなぐ働きです。announcement は、その場の全員に向けて伝える改まった知らせに使われる語です。チャックの Well, what? Wait, seriously? は驚きを3段階で重ねた反応で、I thought you were〜 で「〜だと思っていた」と、自分の思い込みとのずれを伝えています。
この回の冒頭で、デヴォンは育児休暇中の様子を見せていました。デヴォンは、家での毎日を楽しんでいるように見せていただけで実は参っていたと打ち明け、しばらくはエリーがクララの世話をすると説明します。それを受けて、エリーとデヴォンが言葉を交わします。
Ellie: Wow. Yes, well, it was too soon for me to go back, anyway. I missed her too much.
(まあ。ええ、そうね、私が戻るにはどのみち早すぎたのよ。あの子が恋しくてたまらなかったもの。)Devon: Yeah. She’s totally saving me. One more “Mommy and Me” class, I would’ve lost my mind.
(ああ。エリーには本当に救われてるよ。あと1回でも親子教室に出てたら、気が変になってたぜ。)CHUCK Season5 Episode4 (Chuck Versus the Business Trip)
too soon for me to〜 は「自分が〜するには早すぎる」、anyway は「どのみち」の意味で、発表をそのまま受け入れつつ自分の本音を添える応じ方です。デヴォンの One more〜, I would’ve〜 は if を省いた仮定の形で、「あと1回〜していたら、〜していただろう」と言い表します。
まとめ|尋ねる・答える・発表する英語
tell me about your day で話を促し、Fun parts only で条件をつけ、I, too, have an announcement で近況を伝える流れを見てきました。尋ね方と受け止め方がそろうと、家族の会話がぐっと身近になります。
家族が集まる場面の英語は、『CHUCK』を観ながら少しずつ集めていけます。
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