「miss」と「make a mistake」はどう違う?「ミスした」を英語で言い分ける|『BONES』S07E13で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「miss」と「make a mistake」はどう違う?「ミスした」を英語で言い分ける|『BONES』S07E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン7エピソード13には、研究所での作業中に、見落としをめぐって短い言葉が交わされる場面があります。そこに出てくるのが missed と make mistakes です。日本語ではどちらも「ミス」と言いたくなりますが、英語では指しているものがまったく違います。今回は、この2つの使い分けを読み解きます。

「ミスした」のつもりで I missed. とだけ言うと、別の意味で受け取られることがある、というのが面白いところです。

目次

「miss」は「見落とす・見逃す」

研究所での作業中、見落としがあったことが話題になると、こんな言葉が続きます。

— It’s not like you.
(らしくないですね。)

— Why do you think you missed it?
(どうして見落としたんだと思います?)

— I don’t know.
(分かりません。)

BONES Season7 Episode13 (The Past in the Present)

ここでの miss は「見落とす」「見逃す」という意味です。辞書では「聞き逃す・見逃す・気づかない」という意味として説明されている使い方で、I missed it. なら「見落とした」「気づかなかった」になります。最初の It’s not like you. は「らしくない」と、いつもと違う様子に触れるひと言です。

miss のもとになっているのは「ねらったもの・あるはずのものに届かない」という意味とされ、そこから次のように使い道が広がります。

英文 意味
I missed the bus. バスに乗り遅れた
I missed your call. 電話に出られなかった
I missed class yesterday. 昨日は授業を休んだ
I missed the target. 的を外した
I miss you. 会えなくて寂しい

どの文にも「間違えた」という意味は入っていません。日本語の「ミスした」のつもりで I missed. とだけ言うと、「外した」「乗り遅れた」のように受け取られることがあります。

日本語の「ミスする」は「make a mistake」

しばらくやり取りが続いたあと、今度はこんな言葉がかけられます。

— Everyone should be able to make mistakes, even you.
(誰だって間違えてもいいはずです。あなたでもね。)

— Should we?
(そうでしょうか?)

BONES Season7 Episode13 (The Past in the Present)

日本語の「ミスする」「間違える」にあたるのが make a mistake です。動詞は make を使い、do a mistake とは言わないとされています。複数形の make mistakes は、「人は間違えるものだ」と一般論として話すときの形です。

should be able to は「〜できてしかるべき」という言い方で、「間違えることくらい許されていい」という励ましになっています。even you は「〜でさえ」と相手を指して添える言い方です。返ってくる Should we? は、相手の should をそのまま受けて問い返す形です。

同じ仲間の言い方には、次のようなものがあります。

  • I made a mistake.(間違えました)
  • My mistake.(こちらの間違いです。軽く認めるとき)
  • I did it by mistake.(うっかりやってしまった)
  • Everyone makes mistakes.(誰にでも間違いはある)

「見落とした」と「間違えた」を言い分けるコツ

2つの違いは、「気づかなかった」のか、「やり方や答えを誤った」のかにあります。言いたいことに合わせて、次のように選べます。

言いたいこと 英語
見落とした・気づかなかった I missed it. / I overlooked it.
間違えた I made a mistake.
うっかりの見落とし(名詞) an oversight
不注意な間違い a careless mistake
計算や入力の誤り an error

日本語の「ケアレスミス」は、英語では careless mistake になります。oversight は「見落とし」を表す名詞で、It was an oversight on my part.(こちらの見落としでした)のように、仕事で少しかしこまって認めるときに使われることが多いとされています。error は計算や機械の誤りのように、より客観的な間違いに使われる傾向があるとされています。

報告の場面なら、誤字に気づかなかったときは I missed a typo.、書類の内容を誤ったときは I made a mistake in the report. のように言い分けると、何が起きたのかが正確に伝わります。

まとめ|「見落とした」は miss、「間違えた」は make a mistake

今回は『BONES』シーズン7エピソード13から、見落としを表す miss と、間違いを表す make a mistake の違いを読み解きました。日本語ではどちらも「ミス」ですが、英語では言いたいことで言葉が変わります。careless mistake や oversight も押さえておくと、報告や謝罪の言い方が広がります。

研究所での短いやり取りを観返すと、2つの言葉の役割の違いが見えてきます。

同じエピソードの他のコラムでは、話を切り出すときのひと言や、「早く来たね」と言われたときの返し方も扱っています。

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