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『BONES』シーズン8エピソード17では、タイムトラベルが話題になり、「過去に戻れるとしたら、いつに戻る?」という会話が何度か交わされます。今回は If you could go back, what moment would you choose? という質問を中心に、過去のどの瞬間に戻りたいかを聞かれたときの答え方を読み解きます。
この種の質問は、打ち解けた雑談のきっかけとして使われることがあります。答え方の型をいくつか知っておくと、とっさに聞かれても言葉に詰まりにくくなります。
「I would go back to ~」と時点で答える
いちばん素直な答え方は、戻りたい日付や出来事をそのまま挙げる方法です。作中では、ある会話の中でこんな答えが出てきます。
— I would go back to April 19, 2004.
(2004年4月19日に戻りたい。)— The moment I first met you.
(初めて会った、あの瞬間に。)— You had a rubber band on your wrist, and a spider on your shoulder.
(手首に輪ゴムをつけていて、肩にクモがいた。)BONES Season8 Episode17 (The Fact in the Fiction)
I would go back to + 日付 で時点を示し、The moment I first met you. と、それが何の瞬間なのかを補っています。続く言葉では、その日の相手の様子まで具体的に語られていて、その瞬間がしっかり記憶に残っていることが伝わってきます。
このやり取りの流れで、タイトルの質問が出てきます。
— If you could go back, what moment would you choose?
(もし戻れるとしたら、どの瞬間を選ぶ?)— I would choose that one.
(あの瞬間を選ぶ。)— I would choose that…
(選ぶのは……)— I would choose that same moment.
(同じ瞬間を選ぶ。)BONES Season8 Episode17 (The Fact in the Fiction)
If you could ~, what would you ~? は、実際にはできないことを仮定して聞く形です。答えるときも I would ~ や短縮形の I’d ~ を使うのが基本です。先に出た答えと同じなら、the same moment のように「同じ」と言えば十分に通じます。
「I would not go back」と前提を断って答える
「戻らない」と答える返し方もあります。作業の合間の雑談では、こんなやり取りがあります。
— Which explains your hope that time travel exists, because that would not be boring.
(だからタイムトラベルがあってほしいわけか。退屈しないもんね。)— Yeah, well, I would not go back, though.
(まあね。でも、過去には戻らないかな。)— I’d keep my past in the past.
(過去は過去のままにしておく。)— Whoa, it’s like you’re hiding something.
(おっと、何か隠してるみたい。)— No, it’s just, what’s done is done.
(いや、ただ、済んだことは済んだことってだけ。)BONES Season8 Episode17 (The Fact in the Fiction)
I would not go back, though. の though は「でも」と軽く添える言葉で、相手の言葉の前提をやんわり断っています。keep A in the past は「Aを過去のものにしておく」、what’s done is done は「済んだことは済んだこと」という決まった言い方です。「何か隠してるみたい」と突っ込まれても、No, it’s just ~.(いや、ただ〜なだけ)と理由を添えれば、角を立てずに打ち消せるのが分かります。
「I’m already there.」と今を選んで答える
終盤、ブースとブレナンの2人が話す場面では、こんな問いかけが出てきます。
— All right, what about you? If you could travel through time, where would you go?
(じゃあ、そっちは?タイムトラベルができるなら、どこへ行く?)— I’m already there.
(もう着いてる。)— Here.
(ここに。)BONES Season8 Episode17 (The Fact in the Fiction)
聞き返しをはさんで、こう続きます。
— The difference between past and future is nowhere to be found in the laws of physics.
(過去と未来の違いなんて、物理の法則のどこにも見当たらない。)— Everything I want or need is here.
(欲しいものも必要なものも、全部ここにある。)— Right now.
(まさに今。)BONES Season8 Episode17 (The Fact in the Fiction)
I’m already there. は「もうそこにいる」、つまり行きたい場所はすでに今ここだ、という答えです。どこかへ戻るのではなく、Everything I want or need is here. と今を選んでいます。過去のどこかを挙げる代わりに、今の満ち足りた気持ちを伝える返し方と言えます。
まとめ|時点で答える、断る、今を選ぶ
今回は『BONES』シーズン8エピソード17から、I would go back to ~ や The moment I ~ で時点を挙げる答え方、I would not go back や what’s done is done で前提を断る答え方、I’m already there で今を選ぶ答え方を読み解きました。答えの型がいくつかあると、同じ質問にも自分らしく返せます。
何気ない雑談の質問から、登場人物それぞれの答え方の違いが見えてきます。
同じエピソードの他のコラムでは、「覚える」を言い分ける learn と commit to memory の違いや、アメリカの大学の学位と専攻の言い方も読み解いています。


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