「PhD」や「minor」とは?アメリカの大学の学位と専攻の文化と英語|『BONES』S08E17で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「PhD」や「minor」とは?アメリカの大学の学位と専攻の文化と英語|『BONES』S08E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン8エピソード17では、新しいインターンのウェルズの経歴が紹介され、博士号・修士号・単位といった大学の言葉が次々に出てきます。今回は PhD や minor を手がかりに、アメリカの大学の学位と専攻の呼び方を読み解きます。

学位の名前は日本の制度と似ているようで、呼び方や数え方に違いがあります。英語のプロフィールや経歴紹介を読むときにも役立つ知識です。

目次

「PhD」「master’s」「credits」で読む経歴

ウェルズの経歴は、こんなひと言で紹介されます。

— Dr. Wells has a PhD in physics, a masters in both astronomy and wildlife ecology, and he’s two credits short of a masters in forensic anthropology.
(ウェルズ博士は物理学の博士号と、天文学と野生生物生態学の修士号を持っていて、法医人類学の修士号もあと2単位で取れるところです。)

BONES Season8 Episode17 (The Fact in the Fiction)

アメリカの大学の学位は、一般に次のような段階で呼ばれます。

英語 日本語 目安
bachelor’s (degree) 学士 4年制大学の卒業で得る学位
master’s (degree) 修士 大学院の修士課程で得る学位
PhD 博士 研究を重ねて得る学位

PhD は Doctor of Philosophy の略で、哲学に限らず、物理学でも生物学でも研究で得る博士号をこう呼びます。博士号を持つ人は、作中の Dr. Wells のように Dr. を付けて呼ばれることがあります。英文の masters は、一般には master’s と書くのが標準とされています。

credits は「単位」です。アメリカの大学では授業ごとに単位が決まっていて、学士の卒業には120単位前後が目安とされています。two credits short of ~ は「〜まであと2単位足りない」という意味で、be short of ~(〜に足りない)の形は、お金や人手が足りないときにも使えます。

「pass the bar」は法律家への関門

経歴の紹介は、さらに続きます。

— He’s also passed the bar.
(司法試験にも受かっています。)

— It’s like getting five interns for the price of one.
(インターン1人分の値段で、5人を雇うようなものです。)

BONES Season8 Episode17 (The Fact in the Fiction)

the bar は、ここでは「法曹(弁護士などの法律家)の世界」を指し、pass the bar は、その資格を得るための試験 bar exam に受かることを表します。アメリカの司法試験は国全体で1つではなく、州ごとに行われます。多くの州では、ロースクールを修了してから受験し、合格したうえで人柄などの審査を経て登録する流れとされています。

for the price of one は「1つ分の値段で」という言い方で、お店の「1つの値段で2つ」のような宣伝でもおなじみです。ここでは、いくつもの分野の学位を持つ人を1人迎えたことを、5人分の働きにたとえています。

「minor」と「a degree in ~」で専攻を言う

学部の専攻は major(主専攻)と呼ばれ、それに加えて別の分野を minor(副専攻)として学ぶ仕組みがあります。作中にも、副専攻に触れたひと言が出てきます。

— If my minor in economics is worth anything, yes.
(経済学の副専攻が少しでも役に立つなら、そうです。)

BONES Season8 Episode17 (The Fact in the Fiction)

minor は主専攻より少ない単位で取れることが多く、必須ではないとされています。major in ~ / minor in ~ と動詞でも使え、I majored in history and minored in French.(歴史学を専攻し、フランス語を副専攻にした)のように言えます。

終盤には、ある学位を持っている前提で話を向けられて、こんなやり取りもあります。

— I, uh…
(いや、その……)

— I don’t have a degree in complicated systems.
(複雑系の学位は持っていません。)

— Oh, well, we all have our areas of weakness.
(まあ、誰にでも弱い分野はあるものです。)

BONES Season8 Episode17 (The Fact in the Fiction)

a degree in + 分野 は「〜の学位」で、She has a degree in chemistry.(化学の学位を持っている)のように使います。経歴の話題では、学位の段階と分野をセットで言えると伝わりやすくなります。

まとめ|学位の段階と専攻の呼び方

今回は『BONES』シーズン8エピソード17から、学位の段階を表す bachelor’s・master’s・PhD、単位の credits、司法試験に受かる pass the bar、副専攻の minor、分野を添える a degree in ~ を読み解きました。経歴紹介の英語は、学位の段階と分野の組み合わせで読むと整理しやすくなります。

ひとりの新人の経歴紹介から、アメリカの大学の仕組みの一端が見えてきます。

このエピソードの英語は、「覚える」を言い分ける learn と commit to memory や、「もしも過去に戻れたら」への答え方のコラムでも扱っています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次